韓国で50万部の超ロングセラー、韓国で社会現象を巻き起こした『勉強が面白くなる瞬間』。この本を読んで、中高生の98.4%が「勉強をしたくなった」と証言! なぜ、勉強をしなかった人たちが勉強に夢中になるのか。10代~70代の世代を超えて多くの人が共感。そこにノウハウは一切ありません。ただ、この本を読んだ人にはわかることでしょう。いま、再燃している『勉強が面白くなる瞬間』から、その驚くべき内容を紹介する。
今回は、本書と、最新刊『たった一度でもすべてをかけたことがあるか』の共通点を紐解きながら、勉強で人生の活路を見出した2人の成功者からの学びを抽出します。今話題の本の魅力に迫る!(構成/ダイヤモンド社武井康一郎)
風邪になったときの健康管理
勉強の大敵は何か?――このような問いに対し、「競争相手」と答えるようではまだまだ、本の理解が深まったとは言えません。「自分」と答えた人がいると思いますが、それは平常時です。勉強は長期戦。常日頃から最高のパフォーマンスを発揮するには「健康管理」は欠かせない視点です。
まずは、「体力」です。日々、勉強をこなしていくうえで、「集中力」も大事な要素です。その集中力を支えるためにも、体力をつける必要があると、『たった一度でもすべてをかけたことがあるか』にあります。
「運動は意志力を鍛える最高の方法」と言う著者は、運動を毎日1時間続けたため、多くの人が苦しむ長いスランプに陥ることはなかったそうです。
「脳にしてみれば、体が動かないなら学習する必要もないと感じる」「運動したグループは運動をまったくしなかったグループより成績が上がった」など、豊富なエビデンスが後押ししてくれます。
一方、『勉強が面白くなる瞬間』では体力そのものを奪う「風邪」の予防において、「手洗い」と「体温管理」という基礎的な2つのことをすすめています。ただ、風邪をひかない人はいません。著者は、風邪を治療するのではなく、風邪を「軽くする方法」を考えるべきと言います。そのために、次の3つを掲げています。
1.たんぱく質とビタミンを多く摂取する
たんぱく質は白血球や酵素などの免疫システムを構成する原料物質となり、ビタミンは戦いによって傷ついた組織を迅速に再建する役割を担います。
2.水をたくさん飲む
風邪ウイルスと戦うと体から熱が出て、水分が不足します。なので手元に水を置き、時々飲んで水分を補給してください。
3.よく寝る
風邪は体から送られる疲労のサインです。どうしても忙しければ、ふだんより1時間だけでもいいから早く寝ましょう。
勉強で成果を出す人は、健康管理にも気を使います。健康の維持は1日や2日の短期決戦ではないので、体調を崩す前からのコンディション管理に重点を置いていきましょう。