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決算発表シーズンにコンセンサス情報が重要な理由。
ネット証券での情報入手法&使い方を紹介!

2014年7月31日公開(2018年4月24日更新)
久保田正伸
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先週から国内企業の2015年3月期第1四半期決算発表が本格化している。発表のピークは8月8日。決算や企業業績を見ていく上で役に立つのが「コンセンサス情報」だ。身近なネット証券を利用し、その入手法と使い方を紹介しよう。

 2015年3月期初の会社業績予想は全般的に保守的だった。そこで、着眼点のひとつが「今期業績の会社予想と市場予想の乖離が大きい」こと。企業予想よりもプロのアナリストの平均的な味方である「コンセンサス」が上回っていれば、決算発表時期や、将来的に上方修正が出る可能性もある。

コンセンサス予想が見られる決算発表スケジュール

SMBC日興証券で日々配信される「Daily Outlook」(7月18日、会員向け)で、2015年3月期第1四半期決算発表スケジュール(7月22日~8月1日)が掲載された【図表1】。

【図表1】SMBC日興証券の資料では、コンセンサス情報が銘柄選択の参考になるだろう
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 この表のポイントは、通期の経常利益について、会社予想とコンセンサス予想が併記されていること。たとえば、日産自動車(7201)オムロン(6645)ホンダ(7267)三菱電機(6503)ほか、コンセンサス予想が会社予想を上回る銘柄が多数見つかる。

最新コンセンサス情報を加工して有望銘柄を探す

マネックス証券では、「決算&業績予想(IFIS)」で、さまざまな決算情報が見られる。経常利益の会社予想やコンセンサス予想が見られるだけでなく、データをCSV形式でダウンロードできるため、表計算ソフトを使って簡単にデータを加工できる。

 【図表2】は、「経常利益予想コンセンサス上昇ランキング」を表計算ソフトで加工したものだ。1週間以内に経常利益予想コンセンサスが上昇した銘柄について、【図表2】では、増益率の「コンセンサス-会社予想」を計算し、数値が大きいもの順に並び替えた。

【図表2】増益率の予想差が大きい銘柄
  会社名(コード) 増益率:
Cons-会社予想(%)
増益率_Cons.(%) 増益率_会社予想(%) レーティング
1 mixi(1332) 1263.82 4966.1 3702.28 2
2 Jディスプレイ(6740) 84.33 149.49 65.16 4.5
3 日本航空電子工業(6807) 32.66 36.2 3.54 3.88
4 テレビ東京H(9413) 28.75 -2.8 -31.55 3.25
5 パイオニア(6773) 28.51 75.25 46.74 3.2
6 富士通(6702) 27.82 27.82 4.13
7 中部電力(9502) 25.22 146.81 121.59 3.17
8 東芝(6502) 21.55 59.72 38.17 4.39
9 ローム(6963) 21.16 -7.84 -29 3.5
10 バンダイナムコH(7832) 18.06 12.88 -5.18 4.14
11 マブチモーター(6592) 17.54 -5.68 -23.22 3.91
12 NEC(6701) 15.72 45.87 30.15 3.91
13 大成建設(1801) 15.31 -17.74 -33.05 3.83
14 ディスコ(6146) 13.1 22.57 9.47 47.15
15 大日本住友製薬(4506) 11.91 -41.33 -53.24 2.11
16 スズキ(7269) 11.54 11.62 0.08 3.71
17 東京精密(7729) 11.49 15.66 4.17 4
18 東京電力(9501) 10.75 10.75 1
19 三菱瓦斯化学(4182) 9.8 23.68 13.88 3.89
20 三菱電機(6503) 9.56 13.98 4.42 3.38
21 トヨタ紡織(3116) 9.47 -18.56 -28.03 1.8
22 ニチコン(6996) 9.46 -9.73 -19.19 3.4
23 スギH(7649) 8.92 4.96 -3.96 3.13
24 ヤマハ発動機(7272) 8.9 37.04 28.14 3.18
25 三井化学(4183) 8.55 46.19 37.64 3.13
26 前田建設工業(1824) 8.13 10.06 1.93 4.17
27 セリア(2782) 7.32 7.89 0.57 3
28 大林組(1802) 6.85 4.02 -2.83 3.75
29 オリンパス(7733) 6.66 44.15 37.49 4.29
30 コスモス薬品(3349) 6.41 7 0.59 2.5
31 日揮(1963) 5.87 -23.62 -29.49 3.71
32 高島屋(8233) 5.8 7.75 1.95 2.64
33 ヤオコー(8279) 5.58 6.93 1.35 4.5
34 三菱重工業(7011) 5.51 31.08 25.57 4.4
35 ミスミG(9962) 5.39 12.34 6.95 4.67
36 シスメックス(6869) 5.33 11.9 6.57 3.79
37 エフピコ(7947) 5 15.4 10.4 3.4
38 テレビ朝日H(9409) 4.58 -0.23 -4.81 3.88
39 ダイキン工業(6367) 4.44 12.16 7.72 3.75
40 T&DH(8795) 4.24 -15.75 -19.99 3.8
41 ファンケル(4921) 3.52 -2.63 -6.15 3.5
42 日本ケミコン(6997) 3.49 15.01 11.52 3.4
43 大塚商会(4768) 3.41 15.33 11.92 3.56
44 セブン&アイH(3382) 2.59 6.99 4.4 4.47
45 キヤノン(7751) 2.13 8.57 6.44 3.19
46 ツルハH(3391) 1.98 16.11 14.13 5
47 イビデン(4062) 1.64 -13.86 -15.5 3.29
48 ニトリH(9843) 1.3 5.28 3.98 3.62
 「経常利益予想コンセンサス上昇ランキング」(7月18日時点)。「増益率:Cons-会社予想(%)」の項目を加え、数値の高い順に並び替えた

 

 市場の期待が大きく、会社予想が保守的な銘柄が見つかると考えられる。アナリストのレーティングも見られる。

 たとえば、ディスコ(6146)前田建設工業(1824などは、レーティングが4以上と高い銘柄だ(いずれも決算発表は8月7日)。

 なお、マネックス証券の「決算&業績予想(IFIS)」は、口座を開設していれば、無料で利用できる。自分でアクセスしてチェックすれば、最新情報を入手可能だ。 

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アナリストと会社予想の乖離に注目したレポート

楽天証券のホームページに掲載されたレポートで、「第1四半期決算発表で注目する銘柄」が紹介されている(窪田真之「3分でわかる今日の投資戦略」 7月16日掲載分)。

 一覧表の内容は、今期業績の会社予想と市場予想の乖離が大きい20銘柄。住友金属鉱山(5713)トヨタ(7203)スズキ(7269)など、これから決算発表がある銘柄ばかりなので、要チェックだ。

 窪田氏は、「第1四半期の業績がアナリスト想定に近ければ、10月ごろには会社予想が上方修正される期待が高まります」としている。 

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 なお、アナリストによる利益予想の上方修正が行われ、かつ経常利益のコンセンサス予想が会社予想を上回る銘柄について、マネックス証券のレポート(ここにきて利益予想の上方修正が目立つ銘柄は - 金山敏之「投資のヒント」7月10日、会員向け)で紹介されている。こちらも要チェックだ。

※本記事は、ネット証券の情報やツールを紹介する趣旨で執筆しており、個別の銘柄を推奨するものではありません。

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