節約の達人が伝授!ゼロから貯める節約術

食費の節約で目指すのは、世帯月収の15%以内!
予算の決め方、使い方から買い物に行く前の準備まで
簡単に実行できる、具体的な食費節約のコツを伝授!

【第9回】 2015年10月26日公開(2019年10月4日更新)
風呂内亜矢
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 秋と言えば「食欲の秋」。食欲が細りがちな夏場と比較すると、食費がかさみがちなシーズンでもあります。そこで、今回から2回にわたり、食費を節約するコツを紹介していきます。

 まず、最初に考えていきたいのが、「毎月の食費の予算はどう決めたらいいのか?」という問題です。そもそも食費の予算を決める必要があるかといえば、必ずしも「YES」とは言えません。世の中、予算を決めなくても食費を節約できている人は大勢いるからです。

 例えば、以前貯金上手な人に話を聞いたところ、「そもそも必要でないものはほしくならない」と話していました。こうした人の場合、予算を決めなくても、食費で無駄遣いをしてしまう可能性は低いです。しかし、あればあるだけお金を使うタイプの人だと、予算を決めなければ食費を使いすぎるリスクが高いでしょう。

 浪費家でなくとも、共働きなどで忙しい人は食費が増えやすい傾向にあります。お惣菜を買うなどして、たまにラクするのは悪いことではありません。しかし、度が過ぎると家計が崩壊してしまうので、注意が必要です。このような場合も、やはり毎月の食費の予算を決めておいたほうが無難です。

月々の食費の予算は「手取りの15%」以内に!
子どもがいる家庭は「最低4万円」は超えてもOK

 それでは、食費の予算はどれくらいに設定すればいいのでしょうか? 目安として私がよくお話しするのは、「世帯の手取り合計金額の15%以内に収める」という基準です。

 もし、夫だけ働いていて手取りが20万円の家庭なら、その15%ですから「食費の予算=3万円」ということになります。夫婦合算で手取り40万円の家庭なら「食費の予算=6万円」です。15%はあくまで上限なので、「夫婦2人で6万円は多い」と感じるなら、できる範囲でもっと減らしていいでしょう。

 手取り20万円でも、子どもがいる家庭だと、毎月3万円の食費を維持するのは難しいかもしれません。そのため、目安の15%を超えてしまいますが、子どもがいる家庭のみ「最高4万円」という基準を適用してもOKです。「実家が農家で、米や野菜にほとんどお金がかからない」などの場合を除き、子どものいる家庭では、節約しても月4万円くらい食費がかかるのは仕方ないことだからです。

 なお、この場合「外食」は「食費」に含みません。食費とは、自炊のための食材や、どこかコンビニなどで昼ごはんやお菓子を買った場合の支出のみを指すこととします。外食は「交際費」という費目で、別に管理しましょう。

 食費の予算を決めたなら、次はそれをどう管理するかを決めましょう。給料日に現金で引き出して、「食費専用の財布」をつくって管理するのがオーソドックスなやり方です。この方法なら、他のお金と食費の予算がゴチャゴチャになることはありません。なおかつ、残金を気にしながら買い物することができます。

 あるいは、電子マネーが利用できるスーパーで主に買い物するのであれば、その電子マネーに1カ月分の予算をチャージし、買い物のたびに残金を確認しながら使うというのも手です。

 イオンやマックスバリュでは「WAON」、イトーヨーカドーでは「nanaco」など、大手スーパーではたいてい電子マネーが使えるようになっていますし、ポイントもつくので活用しやすいのではないでしょうか。

一部の「デビットカード」を利用すれば
どんどんポイントが貯まって現金決済より得!

 「食材もクレジットカードで買って、ポイントを貯めたほうが得なのでは?」と考える人も多いはずです。確かにそのとおりで、ポイントが貯まる上に、クレジットカードで買えば利用明細が出るので、家計簿をつけなくても何にいくら使ったか管理できるというメリットがあります。

 ただ、クレジットカード払いはどうしても「ついつい使いすぎてしまう」というリスクが高いため、普段から浪費傾向にある人にはおすすめできません。現金決済がイヤなら先ほどの電子マネーを使うか、あるいは「Visaデビットカード」で食費を管理するのもいいでしょう。

「Visaデビットカード」とは、クレジットカードの「Visa」の加盟店であれば、原則としてどこでも使えるカードです(※稀に例外もあります)。クレジットカードと違い、使うとすぐに銀行口座からお金が引き落とされます。そのため、銀行口座にお金がないと使えないので、クレジットカードのように使いすぎる心配がありません。

 この「Visaデビットカード」の口座に1カ月分の食費を入れておき、「Visaデビットカード」で食材を買うようにすれば、簡単に食費を管理できます。

「Visaデビットカード」は銀行口座からお金を引き落とすわけですから、「Visaデビットカード」を発行している銀行に口座を持っていなければ作れません。口座を持ってさえいれば、発行は簡単です。「Visa」とついてはいますが、クレジットカードではないので、特段の審査もなく発行してもらえます。ただ、銀行によっては発行手数料や年会費がかかることもあります。

「Visaデビットカード」は発行している銀行が限られるのですが、なかには「Visaデビットカード」を使うたびに、ポイントを貯められる設定にしている銀行もあります。

「Tポイント支店」のトップページ「Tポイント支店」のトップページ。本人確認資料を画像にして送付する方式で、簡単に口座開設の申し込みをすることができる。

 例えば、地方銀行でありながら、ネットバンキングに力を入れていて、さまざまな特色あるネット支店を展開しているスルガ銀行には、「Tポイント支店」というのがあります。

 スルガ銀行の「Tポイント支店」に口座を開くと、「VisaデビットTカード」を発行してもらえます。「VisaデビットTカード」は、その名のとおり、「Visaデビットカード」として使える上に、Tカード加盟店では提示だけでもポイントが貯まり、さらにキャッシュカードの機能も備えています。

 この「VisaデビットTカード」で買い物をすると、200円につき1ポイント(還元率0.5%)で「Tポイント」が貯まります。また、預金をしたり、給与振込口座に指定したりするだけでも「Tポイント」が貯まっていくので、普段から「Tポイント」を貯めている人にはおすすめです。

楽天銀行デビットカード(Visa)「VISAデビットカード」の知名度は上がりつつあるが、「JCBデビットカード」の普及はまだこれから。還元率1%はかなり大きな魅力。

 また、楽天銀行も「楽天銀行デビットカード(Visa)」のほか、まだ珍しいJCBのデビットカード「楽天銀行デビットカード(JCB)」も発行しています。どちらを選択するのも自由ですが、特に注目したいのは年会費が無料の「楽天銀行デビットカード(JCB)」です(Visaは有料)。しかも、還元率1%で「楽天スーパーポイント」が貯まります。

 クレジットカードでも還元率1%ならいいほうですが、デビットカードの場合は還元率0.2~0.5%程度が一般的で、還元率1%というのは「楽天銀行デビットカード(JCB)」以外に類を見ません。しかし「楽天銀行デビットカード(JCB)」は、それを実現しています。

 つまり、「楽天銀行デビットカード(JCB)」で支払ったほうが現金払いより断然お得になるので、利用を検討してみるといいと思います。すでに楽天銀行の口座を持っていて、デビットカードを持っていない人の場合、ネット上で簡単に発行してもらうことができます。

楽天銀行
コンビニATM出金手数料(税抜) 振込手数料(税抜)
セブン-
イレブン
ローソン ファミリー
マート

(E-net)
ミニストップ
(イオン銀行)
月0~7回まで無料
(※)、以降は200円
月0~7回まで無料(※)、以降は250円 月0~7回まで無料(※)、以降は200円  同行あて:無料
 他行あて:月0~3回まで無料
(※) 、以降は152~238円
【楽天銀行のメリット】
「楽天証券」との口座連動サービス「マネーブリッジ」を利用すれば、普通預金金利がメガバンクの100倍の0.10%に大幅アップ! さらに「ハッピープログラム」に無料エントリーすると、ステージに応じてATM出金手数料が最大で月7回まで無料に! 楽天証券の申し込みページから「楽天証券の口座+楽天銀行の口座」を同時に開設も簡単にできる。
※「ハッピープログラム」のステージにより決定。
【関連記事】【楽天銀行の金利・手数料・メリットは?】楽天証券との口座連動により普通預金金利が5倍に!振込などの取引で「楽天スーパーポイント」も貯まる
楽天証券+楽天銀行の同時口座開設はこちら(公式サイト)楽天銀行の口座開設はこちら(公式サイト)


 ここまで、予算管理の仕方についてお話ししていきました。続いては、より実践的な食費節約ワザについて考えていきましょう。

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