クレジットカードの達人!ゴールド&プラチナカード比較
【第29回】 2016年8月3日公開(2018年10月31日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
岩田昭男 [消費生活評論家]

「dカード」は「dポイント」を貯める最強カード!
ドコモ利用者以外は年会費実質無料の「dカード」、
ドコモ利用者は「dカード GOLD」がおすすめ!

前回の記事では、共通ポイントである「dポイント」とはどんなものなのか。特徴、メリット、デメリットなどを紹介しました。
(※参考記事はこちら⇒ドコモの「dポイント」はドコモ利用者以外も得する共通ポイント!ローソン、マックのほか、ネットでもお得な「dポイント」のメリット・デメリットを解説

 念のために復習しておくと、「dポイント」の特徴は以下のとおりです。

【dポイントの主な特徴】
①ドコモ回線を所有していない人でも、「dアカウント」を発行すれば、「dポイントクラブ」に加入できる。
②ドコモ回線を所有していない人でも、「dカード」「dカード GOLD」「dポイントカード」のいずれかを保有していれば、街中の「dポイント加盟店」やネットの「dケータイ払いプラス加盟店」で、原則1%の還元率で貯められ、使うことも可能。
③「dポイント」が貯まる「dカード」「dカード GOLD」などで決済すると、ローソンなどで割引が受けられる。
④ドコモユーザーなら、携帯電話料金を支払うだけで自動的に毎月貯まる。
⑤ドコモユーザーなら携帯電話料金の支払いにも「dポイント」を使える。
⑥ドコモユーザーなら「Ponta」や「JALマイル」などと相互交換ができる。


 今回は、そんな「dポイント」を効率的に貯められるクレジットカード、「dカード」と「dカード GOLD」について解説したいと思います。

dカード
還元率 1.0%
dカードフェイス
発行元 NTTドコモ
国際ブランド VISA、Master
年会費(税抜) 初年度無料、2年目以降1250円
(ただし、年1回でも利用すれば、次年度以降も年会費無料)
家族カード あり(年会費初年度無料、2年目以降400円+税。ただし、年1回でも利用すれば、次年度以降も年会費無料
ポイント付与対象の
電子マネー
iD
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dカード GOLD
還元率 1.0%
dカード GOLDカードフェイス
発行元 NTTドコモ
国際ブランド VISA、Master
年会費(税抜) 1万円
家族カード あり
(1枚目無料、2枚目以降1000円+税)
ポイント付与対象の
電子マネー
iD
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「dカード」は年会費“実質”無料ながら高還元なうえ、
ローソンでの3%割引や各種クーポン券など特典満載!

  最初に、一般カードである「dカード」について説明します。「dカード」は、ドコモ利用者以外でも得する高還元クレジットカードです(一方、のちほど詳しく解説しますが、「dカード GOLD」はドコモ利用者にとってはとてもお得なゴールドカードであるものの、ドコモ利用者以外には「dカード」のメリットとあまり変わりません)。

dカード」は、初年度年会費無料。次年度以降も前年に1回でもクレジットカードを利用していれば年会費無料になるので、実質的には年会費無料のクレジットカードと言えます。もし、前年に1回も利用しなければ、翌年は年会費1250円(税抜)がかかります。

dカード」の主な特徴をまとめると、次のようになります。

【dカードの特徴】
①ポイント還元率1%(特約店では2~5%にアップ)
②ローソンで利用すると、3%割引に
③「dカードケータイ補償」が1万円分付帯


 特徴①にあるように、「dカード」はどこで利用しても還元率1%で、「dポイント」が貯まる高還元クレジットカードです。

 また、「dポイント」の加盟店であるローソンをよく利用する人は、特に「dカード」を持っておいたほうがいいでしょう。ローソンでは「dポイントカード」や「dカード」などを提示するだけでも、1%のポイント還元が受けられます(※ちなみに、2016年8月下旬から、ローソンと同じように高島屋でも「dポイントカード」や「dカード」などの提示だけで、1%のポイント還元が受けられるようになる予定です)。

 無審査・無料で持てる「dポイントカード」を利用しても悪くはないのですが、「dカード」のほうがお得度はさらに高くなります。というのは、特徴②にあるように、「dカード」をローソンで利用(決済)すると、提示による1%のポイント還元に加えて、さらに3%の割引も受けられるからです。「dカード」(及び「dカード GOLD」)には特約店があって、その特約店であるローソンなどではポイント還元率が通常より高くなり、ローソンは特約店の一つなのです。

 よって、ローソンで「dカード」を利用すると、通常の提示による1%のポイント還元に加えて、3%の割引+1%のポイント還元が上乗せとなり、実質5%分も還元されることになるのです(なお、2016年7月末まではキャンペーン中につき、最大7%還元されるので、この機会に「dカード」に加入してローソンで買い物をすると、非常にお得です)。

 ローソン以外の特約店は、下の図表のとおりです。

◆「dカード」で得する主な「dカード特約店」
   店舗名・サービス名  通常時より上乗せされる
 ポイント付与の詳細(還元率)
 対象の
 決済方法
 コンビニ  ローソン  100円で5ポイント(5%)  dカード
 百貨店  髙島屋  100円で1ポイント(1%)  dカード
 伊勢丹  100円で1ポイント(1%)  dカード
 三越  100円で1ポイント(1%)  dカード
 ファッション  紳士服のコナカ  100円で2ポイント(2%)  dカード、
 iD
 紳士服のフタタ  100円で2ポイント(2%)  dカード、
 iD
 THE SUIT COMPANY  100円で1ポイント(1%)  iD
 ジーンズメイト  100円で1ポイント(1%)  iD
 洋服の青山  100円で1ポイント(1%)  iD
 飲食店  スターバックス  100円で3ポイント(3%)
 ※スターバックスカードへのチャージに限る
 dカード
 伊達の牛たん本舗  100円で2ポイント(2%)  dカード、
 iD
 ジェイアンドジェイグループ
(さかな市場、十徳や、魚や十兵衛など)
 100円で3ポイント(3%)  iD
 タクシー  チェッカーキャブ  100円で1ポイント(1%)  dカード、
 iD
 東京無線タクシー  100円で1ポイント(1%)  dカード、
 iD
 さわやか無線タクシー  100円で1ポイント(1%)  iD
 千歳昭和交通  100円で1ポイント(1%)  iD
 本・CD・DVD  紀伊國屋書店  100円で1ポイント(1%)  iD
 タワーレコード  100円で1ポイント(1%)
 ※携帯サイトでの購入は100円で3ポイント(3%)
 iD
 カーライフ  ENEOS  100円で1ポイント(1%)  dカード、
 iD
 オリックスレンタカー  100円で3ポイント(3%)  iD
 旅行  クラブメッド  100円で3ポイント(3%)
 +旅行代金がいつでも5%割引
 dカード
 JTB  100円で2ポイント(2%)  dカード
 JAL  100円で1ポイント(1%)  dカード
 JALパック  100円で1ポイント(1%)  dカード
 レジャー  ビッグエコー  100円で2ポイント(2%)  iD
 ネット通販  ショップジャパン  100円で1ポイント(1%)  dカード
 リンベル  100円で4ポイント(4%)  dカード
 その他  中部電力  100円で1ポイント(1%)  dカード
 第一園芸  100円で1ポイント(1%)  dカード、
 iD
 サカイ引越センター  100円で3ポイント(3%)  dカード


 例えば、100円につき1ポイントの上乗せがある特約店の場合、通常の還元率(1%)に上乗せされてもう1%分貯まることになるので、還元率2%で「dポイント」を獲得できることになります。これらの店やサービスをよく利用する人は、より「dカード」を保有するメリットが大きくなります。

 例えば「中部電力」では、電気料金を「dカード」で支払うと、毎月2%という高還元率で「dポイント」を貯められます。中部電力と契約している人なら、「dカード」を活用することで毎月コンスタントに「dポイント」を獲得できるでしょう。ドコモの利用者であればなおさら貯まるので、「dカード」を保有することをおすすめします。

 なお、後でも触れますが、「dカード GOLD」のポイント還元率は基本的には「dカード」と同じ1%、特約店で利用した場合の還元率も上記と同じですが、ドコモの料金に限っては還元率が10%となります。

dカード
還元率 1.0%
dカードフェイス
発行元 NTTドコモ
国際ブランド VISA、Master
年会費(税抜) 初年度無料、2年目以降1250円
(ただし、年1回でも利用すれば、次年度以降も年会費無料)
家族カード あり(年会費初年度無料、2年目以降400円+税。ただし、年1回でも利用すれば、次年度以降も年会費無料
ポイント付与対象の
電子マネー
iD
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ドコモ利用者は、料金の支払いで1%ポイント還元と
故障した際の補償が1万円分ついてくる

 ここまでに紹介した「dカード」の特徴①~③は、ドコモユーザー以外にも関係する内容でした。

 ドコモの携帯電話を利用している人なら、さらにお得なポイントもあります。それは、最後の「dカード」の特徴③「『dカードケータイ補償』が1万円分付帯」という点です。

dカード」の「dカードケータイ補償」とは、携帯電話端末が購入から1年以内に偶然の事故により紛失・盗難または修理不能(水濡れ・全損など)となったとき、「dカード」で購入し直すと、購入費用の一部をサポートしてもらえるサービス。「dカード」ユーザーには1万円分の補償が自動で付帯されるので、安心感があります。

dカード
還元率 1.0%
dカードフェイス
発行元 NTTドコモ
国際ブランド VISA、Master
年会費(税抜) 初年度無料、2年目以降1250円
(ただし、年1回でも利用すれば、次年度以降も年会費無料)
家族カード あり(年会費初年度無料、2年目以降400円+税。ただし、年1回でも利用すれば、次年度以降も年会費無料
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電子マネー
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「dカード GOLD」のほうがドコモ利用者にはメリット大
利用料金の支払いで10%還元、補償も充実

  続いて、「dカード GOLD」に話を移しましょう。「dカード GOLD」は年会費1万円(税抜)かかる「dカード」のゴールドカードです。

dカード GOLD」の主な特徴は次のとおりです。

【dカード GOLDの特徴】
①ポイント還元率1%(特約店では2~5%にアップ)
②ローソンで利用すると3%割引に
③ドコモ携帯電話料金の支払いで「dポイント」10%還元
④dカードケータイ補償が10万円分付帯
⑤海外旅行で最大1億円、国内旅行で最大5000万円の旅行保険付帯


dカード GOLD」の基本的な仕組みは「dカード」と共通しており、特徴の①と②は「dカード」と同じです。

 ただ、「dカード」と決定的に異なるのは、特徴③の「ドコモ携帯電話料金が『dポイント』10%還元」という点です。「dカード」だと、毎月の携帯電話料金は1%しか「dポイント」が還元されませんが、「dカード GOLD」だと10倍の還元が受けられます。仮に、毎月ドコモのスマホに8000円支払っていたとしたら、800円分も「dポイント」で戻ってくるわけです。

dカード GOLD
還元率 1.0%
dカード GOLDカードフェイス
発行元 NTTドコモ
国際ブランド VISA、Master
年会費(税抜) 1万円
家族カード あり
(1枚目無料、2枚目以降1000円+税)
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 これは、ドコモ利用者にとって非常に魅力的です。なぜなら、毎月ドコモに8000~1万円前後の料金を支払っている人の場合、この「10%還元」だけで年会費のモトが取れてしまうからです。簡単に年会費のモトが取れるゴールドカードのうえに、後述する海外旅行障害保険などの充実した付帯サービスを受けられるのは大きなメリットでしょう。さらに、「dカードケータイ補償」が10万円分(「dカード」は1万円分)付帯されているメリットもあります。

 貯まった「dポイント」はドコモの携帯電話料金の支払いにも充当できるため、「dカード GOLD」でポイントをザクザク貯めて、携帯電話料金をどんどん安くする、といった利用法もおすすめです。

 これらの点を踏まえると、ドコモ利用者の場合、「dカード」よりも「dカード GOLD」のほうが、よりお得になると言えるでしょう。

 もちろん、「ドコモを利用しているけど、毎月の利用料金は5000円くらいだから、10%分のポイント還元だけでは年会費分のモトはとれない」というような人もいるはずです。

 ただ、「dカード GOLD」はゴールドカードにふさわしく、旅行保険も充実しています。国内旅行傷害保険は最大5000万円。海外旅行傷害保険は最大1億円(自動付帯分は最大5000万円)で、かつ同行する家族も対象となる「家族特約」つきと、プラチナカード並みの充実度です。ドコモの料金が10%還元になドコモ利用者なら、この付帯サービスを実質無料、もしくは格安で受けられるので、毎年何度か家族で旅行に行くならとてもお得だと言えるでしょう。このように「dカード GOLD」には「dカード」にはないお得な特徴があるので、フル活用すれば年会費以上に得することが可能なのです。ドコモ利用者以外でも、それは同じです。

ドコモ利用者以外や月々の携帯料金が安い人は「dカード」、
ドコモ利用者で携帯料金が高い人なら「dカード GOLD」がお得!

 さて、以上を総合すると、特にドコモのユーザーにとって、「dカード GOLD」は非常にお得という結論になります。やはり、毎月のドコモ携帯電話料金が10%も還元される点は非常に魅力的だからです。

 一方、ドコモを利用していない人や、ドコモ利用者でもそれほど携帯料金が高くない人はどうかといえば、「dカード」で十分かもしれません。「dカード」のほうが「dポイントカード」よりもお得度が高く、さらに年会費も実質無料なので、「dポイントカード」のかわりに「dポイント」を貯められるツールとして保有する価値があるでしょう。

 どちらにしても、今後、ドコモが運営する共通ポイント「dポイント」は「Tポイント」や「Ponta」のように街中でもっと使える範囲が拡大していくはずです。さまざまなシーンでポイントを取り逃さないためにも、「dカード」の保有を検討すべきタイミングかもしれません。

(取材・構成/元山夏香)

dカード
還元率 1.0%
dカードフェイス
発行元 NTTドコモ
国際ブランド VISA、Master
年会費(税抜) 初年度無料、2年目以降1250円
(ただし、年1回でも利用すれば、次年度以降も年会費無料)
家族カード あり(年会費初年度無料、2年目以降400円+税。ただし、年1回でも利用すれば、次年度以降も年会費無料
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