「コストコ」は家電を買ってもお得だった! 話題の
有機ELテレビやダイソン、高性能ミキサーなど、
コストコなら低価格で手に入るおすすめ家電を紹介!
それほどお金をかけなくても優雅な生活を送る技術、それが「格安セレブ術」だ。
会員制の倉庫型ホールセールクラブ「コストコ」を利用することは、格安セレブ生活を送るために大切な習慣といえる。なにしろコストコの年間利益は、主に会員からの年会費によって成り立っている。つまり、コストコでは商品を原価ギリギリで販売しており、会費を払ってくれている会員に「安さ」で還元しているのだ。こんなお得なコストコを、格安セレブ生活を送るのに使わない手はない。
コストコの普段使いは、食品や日用品がメインになることが多い。しかし、実は「家電」もコストコなら、お得に高性能な商品を購入することができる。そこで今回は、家電に関するコストコ活用術をまとめてみよう。
【※食品や日用品のコストコ活用術はこちら!】
⇒「コストコ」のお得な利用法&おすすめ商品を解説! 二人暮らしでも絶対得する冷凍・保存食品の活用術、買わなきゃ損するコストコのおすすめの商品を紹介!
アイテム数は少ないけれど、とても低価格!
年会費4400円で得られる「コストコ」の魅力をおさらい
さて、家電のコストコ活用術を紹介する前に、そもそもコストコがどういうお店か、簡単に基本を振り返ってみたい。
コストコは年会費4400円(税抜、個人会員の場合。自営業など法人の場合は3850円)を支払って利用する会員制のホールセールクラブだ。最大の魅力は、「世の中で売れ筋の商品を、大きなパッケージで、一年中お買い得な価格で販売する」という点にある。
コストコは「非常に価格が安い」という点ではディスカウントストアに近いが、商品点数はコンビニと同じくらい少ない。売れ筋の商品から厳選して販売するアイテム数を絞り、それを大量に仕入れることで、会員にお買い得な価格で提供できるというのがコストコの特徴だからだ。
なので、「たくさんの商品ラインの中から、自分が欲しいものを選ぶという買い方はできない」というデメリットはあるが、それは一方で「一番売れ筋の商品を優れた目利き屋さんであるコストコが選んでくれている」というメリットでもある。
とにかく面倒くさい商品の選定は“目利き”にまかせて、自分は良い商品を買うことに専念したいという人にとって、コストコはとてもおすすめなのだ。
コストコなら、有機ELの64インチテレビが
価格.comの最安値よりも3万8000円もお得!
では、具体的な商品を見て行くことにしよう。まず最近、私が考えているのはテレビの買い替えだ。4K放送が2018年12月以降にいよいよ始まることから4K対応テレビに買い替えたいのだが、どうせなら圧倒的画質の有機EL液晶テレビに買い替えたいと思っている。
有機EL液晶テレビは、最近ではソニー、パナソニック、東芝などからも販売されるようになってきたものの、圧倒的に先行しているのはLG電子だ。だから、コストコの有機EL液晶テレビのラインナップはほぼLG電子中心になる。
リビングで大画面テレビを堪能しようと思ったら65インチ以上が望ましい。その観点から価格.comで最安値の商品を探すと、LG電子のスタンダードモデルである「OLED65B6P」という機種の商品が見つかる。ちなみに、この商品の最安値は33万6787円(税込)だった。
私はこの商品に目をつけたのだが、実は同じ商品がコストコでも売られていることがわかった。そこで以下では、私が取材目的でコストコを訪問した2018年3月25日の情報をもとに商品を紹介しよう。

この日のコストコでは、旧価格では38万8000円(税込)だった「OLED65B6P」が値引きされて29万8000円(税込)で販売されていた。つまり、価格.comの最安値よりも3万8787円お得ということになる。そもそもこの商品を探している人なら、その目的だけのために年会費4400円(税抜)を支払ってコストコの会員になったとしても、かなり得をする計算になる。
ただし、コストコでは必ず価格.comの最安値より安い価格で販売されている、というわけではない。有機EL液晶の大画面テレビで、スタンダードモデルよりも品質が高いモデルを探すと、同じLG電子で「OLED55B7P」という商品がコストコで売られている。こちらは価格.comの最安値が20万4800円(税込)だが、コストコでは21万8000円(税込)。つまり、コストコのほうが1万円以上も高いということになる。だから、本当にお得に商品をゲットしたいと思ったら、スマホで価格情報をチェックしながら買い物をしたほうがいいかもしれない。
ところで、こんな65インチのテレビのような大きな商品を購入してどうやって持ち帰ればいいのだろうか、と不安に思っている方もいるかもしれない。でも、安心して欲しい。現在では、大型家電に関してコストコは決められた近隣地域内であれば、基本的に無料で配送してくれる。
そしてさらに安心できるのは、商品の長期保証をしてくれる「SOMPOワランティ」の5年間保証がレジで購入できることだ。5年間保証のバーコードがついたパッケージ(これも家電売り場で販売されている)を商品と一緒にレジに持ち込めば、それで商品の5年保証が完了だ。ちなみに有機EL液晶テレビのように20万円を超える商品の延長保証料金は8000円と、大手家電量販店のように商品本体価格の一律5%になっているのと比べてちょっとだけ安い。
骨伝導型ヘッドホン、ドローン、ワイヤレスIPカメラなど
ユニークな商品も、厳選されて低価格で販売!
さて、テレビ以外の商品に目を向けてみよう。コストコの家電売り場を歩いていると、目利きのバイヤーが仕入れてきた、思わぬ商品も発見できて面白い。
その1つが「骨伝導型のヘッドホン」だ。そういう商品があるということは、以前から噂で聞いていた。最近、音楽を聴きながら屋外でランニングをする人などに人気らしい。音質がいい一方で、ヘッドホンなのに耳をふさがない構造で外部の音も同時に聞こえるため、道路を走っていて後ろから車が近づいてきても、ちゃんと車の音が聞こえて安全というわけだ。

この骨伝導型ヘッドホンの人気ブランドである「トレックスタイタニウム」が、コストコでは9800円で販売されていた。これは海外のブランドらしく、国内の他の販売店ではどこをみてもほぼ同じ1万3910円で販売されている商品であるから、購入するならコストコが圧倒的にお得である。
コストコの売り場では、実際に商品を試すこともできる。そこで、「トレックスタイタニウム」を試聴してみると、確かに音質がすばらしかった。このように、商品の存在は知っていたが特に欲しいとは思っていなかったこういう商品も、コストコに行くと試せる上に低価格なので急に欲しくなったりするわけだ。
そのほかに目新しい商品としては、室内に置いて留守宅を外から監視できるワイヤレスIPカメラや、人気のドローン、いつかは買い替えたいと思っていたBOSEのスピーカーなどが並んでいる。こうした普段は買うつもりのない最新家電についても、コストコに行くと急に商品知識が豊富になってほしくなってしまう。
これらの商品をコストコで買うメリットは、なによりバイヤーが最初から商品を選びぬいてくれていることだ。とにかく「買うならこれ!」という感じでその価格帯のおすすめ商品をひとつだけ選んでくれているから、消費者の側からすれば「あとは買うか買わないか」を決めるだけ。商品を選択する必要がなく、とても楽に買い物ができる。
「ダイソン」や高性能ミキサー「ブレンドテック」など、
海外の生活家電が充実しているのも魅力!
さて、最後に紹介したい意外とおすすめな商品が「海外の生活家電」だ。コストコで売っている欧米製の生活家電は、いつの間にか私の自宅でかなりの部分を占めるようになってきている。
我が家の場合、掃除機はコストコで買った「ダイソン」と、これもハワイのコストコでみつけてわざわざ買って帰った「iRobotのルンバ」の二機種が活躍している。
朝食では、スムージーや野菜ジュースを作る際に、高性能のミキサーである“ブレンダー”が役立っている。コストコでは「ブレンドテック」と「バイタミックス」という2つの人気ブランドのブレンダ―が販売されているが、我が家で活躍しているのは「ブレンドテックのトータルブレンダー」だ。

そして、なにげに便利だと思うのが「コーヒーメーカー」だ。コストコでは「ネスプレッソマシン」も販売されているが、私の事務所で活用しているのが「クイジナートのコーヒーメーカー」。12カップ分のコーヒーを一度に抽出するモデルなのだが、普通に市販されているコーヒーメーカーは保温プレートの上にガラスのカラフェ(ポット)を置いて保温するタイプなので、2時間も置いておくと煮詰まってしまう。
一方の「クイジナート」はこのカラフェの部分がステンレスの二層構造になっていて、魔法瓶と同じ原理で保温するから、おいしい状態が長く続く。半日事務所にこもって原稿執筆をする間、何度もコーヒーを飲むようなワークスタイルの私には、このアメリカ製のコーヒーメーカーがなかなかにしっくりくるのである。
さて、そろそろ新しい家電製品を買いに出かけたいと思われている方、一度、コストコを覗いてみてはどうだろうか。
ちなみにコストコを訪れるのが初めてという方にお伝えしたいのだが、以前のように一日特別招待券でコストコ体験をする方法は、最近ではあまり機会がないようだ。
ただ、とても簡単に体験できる方法がある。一度、年会費を払ってコストコを利用したうえで「あまり私にはメリットがない」と思ったらその日のうちに退会すればいい。コストコには会員規約があって、体験入会したが満足できなかった人に対して、年会費を全額返金するサービスがあるからだ。ただしその場合、以後12ヵ月間は新規会員になることが出来ないので、その点だけはご注意を。
※この記事は、2018年3月25日時点の情報を元に作成しています。