株データブックWeb「記者が斬る!」
【第16回】 2012年7月2日 ザイ・オンライン編集部

公募価格の3倍になったモブキャストに続けるか!?
2012年7月に新規公開する3銘柄の初値を大予想!

IPO特集第1弾 「IPOで騰がる株」の3条件とは?

12年上半期は17戦13勝4敗

 2012年に入ってIPO(新規株式公開)が好調だ。まずは下の表1を見てほしい。

 12年1月~6月に新規上場したのは17銘柄。そのうち、上場後の初値が公募価格を上回ったのは13銘柄もある

 騰落率が最も高かったのは、この6月26日にデビューしたばかりのモブキャスト3664)で、800円の公募価格に対して初日は買い気配のまま初値がつかず翌27日に付いた初値は2301円で、公募価格の2.87倍、約3倍にもなった。

 2位になったのは4月4日、新年度に入ったばかりに上場したエイチーム3662)でこちらも初値は公募価格のほぼ3倍となった。以下、アイスタイル3660)、エムアップ3661)と続く。

 一方、初値が公募価格を下回ったのは、大阪工機3173)、ウチヤマホールディングス6059)など4社にとどまった。つまり、12年上半期のIPO市場は、公募価格vs初値ということでいえば初値の17戦13勝4敗となった。

 ちなみに、昨年(2011年)は36銘柄が新規上場。初値が公募価格を上回ったのは19銘柄で、同価格が3銘柄、初値が公募価格を下回ったのが14銘柄。初値の勝率は今年上半期のほうが断然いい。

 次ページでは今年上半期のIPO市場の特徴について調べてみる。そこで得られた共通項をもとに7月に公開を予定している3銘柄の初値について考えてみたい。