「お宝銘柄」発掘術!
2019年10月24日 村瀬 智一

「宇宙ビジネス」関連で、株価上昇が期待できる5銘柄
を紹介! 政府が「国際宇宙探査計画」参画を発表し、
“国策”になった「宇宙ビジネス」の成長は間違いなし!

 内閣府の宇宙開発戦略本部は、10月18日、米国が提案する火星探査を視野に入れ、月周回有人拠点(ゲートウェイ)の整備を含む国際宇宙探査計画に参画する方針を発表しました。

 そこで今回は、「宇宙ビジネス」の関連銘柄に焦点を当てたいと思います。

「ゲートウェイへの補給」や「月面での移動手段の開発」など
日本は幅広い分野で国際宇宙探査計画に参画!

 発表によると、宇宙開発戦略本部は、火星などのさらなる深宇宙探査を視野に入れつつ、当面はゲートウェイを含む月探査に直接貢献する以下の4点を協力項目として挙げています。

(1)第1段階ゲートウェイに対し、日本が強みを持つ技術・機器の提供
⇒技術の補完により期限内の建設に貢献

(2)新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)やH3ロケットによるゲートウェイへの物資・燃料補給
⇒有人月面着陸の前倒しにともなう補給ニーズ増への対応に貢献

(3)着陸地点の選定などに資する月面の各種データや技術の共有
⇒有人月面着陸候補地点の選定などに貢献

(4)月面探査を支える移動手段の開発
⇒持続的な月面活動へ貢献

 また、日本の科学探査を含む国際宇宙探査全体のあり方を検討し、翌年以降の「宇宙基本計画工程表」に反映させるとしています。

 こうした発表内容を見ると、日本の宇宙ビジネスが今後ますます盛り上がってくることが期待できます。

JAXAの認定部品メーカーなど、
「宇宙ビジネス」を展開している有望企業をピックアップ!

 では、具体的な「宇宙ビジネス」関連銘柄を探っていきましょう。

 「宇宙ビジネス」の拡大にともない業績アップが期待できる銘柄として、まずはJAXA(宇宙航空研究開発機構)の認定部品メーカーが注目されるでしょう。主な企業は、以下の通りです。

【主なJAXA認定部品メーカー】
三菱重工業(7011)
カネカ(4118)
宇部興産(4208)
日立金属(5486)
富士電機(6504)
沖電気工業(6703)
シャープ(6753)
タムラ製作所(6768)
日本電波工業(6779)
日本航空電子工業(6807)
双信電機(6938)
日本アビオニクス(6946)
松尾電機(6969)
村田製作所(6981)
北陸電気工業(6989)

 また、こうしたJAXAの認定部品メーカー以外にも、「宇宙ビジネス」を展開している企業は数多くあります。そうした企業の中から、25日線を上回っての強いトレンドや25日線との攻防でシグナル転換が見込まれるなど、株価位置を考慮して、5つの注目銘柄を独自に選んでみました。

【三菱重工業(7011)】
JAXAと共同で次世代の主力大型ロケット「H3」を開発中

  三菱重工業(7011)は、JAXAと共同で次世代の主力大型ロケット「H3」の開発を進めています。昨年12月には、移動体衛星通信サービスの大手企業である英国インマルサット社が、H3ロケットによる衛星打上げで、民間企業として初めて受注することを決定しています。なお、今回は取り上げませんでしたが、IHI(7013)もJAXAや三菱重工業に協力して「H3」の新型固体ブースターなどの開発に参画しています。

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三菱重工業(7011)チャート/日足・6カ月三菱重工業(7011)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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【日本航空電子工業(6807)】
横加速度継続装置と慣性センサーユニットで実績

 日本航空電子工業(6807)は、将来の航空・宇宙産業の発展を見据えて創立された企業です。これまでに、ロケットの姿勢制御や誘導制御用センサーとして、横加速度継続装置と慣性センサユニットの開発実績があります。また、軌道上の無重力環境における各種実験プログラムなど、宇宙実験用機材も手掛けています。

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日本航空電子工業(6807)チャート/日足・6カ月日本航空電子工業(6807)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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【北陸電気工業(6989)】
耐サージ性に優れているチップ形皮膜抵抗器を手掛ける

 北陸電気工業(6989)は、抵抗器をはじめ、機構部品、回路基板、センサー、圧電部品、モジュール製品を手掛けています。耐熱性、耐候性に優れているほか、一般のチップ抵抗器に比べ、耐サージ性(回路に瞬間的に加わる大きな電圧による破損)に優れているチップ形皮膜抵抗器のほか、高電力対応を可能とした、長辺電極チップ形皮膜抵抗器がJAXAに認定されています。

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北陸電気工業(6989)チャート/日足・6カ月北陸電気工業(6989)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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【新明和工業(7224)】
JAXAなどと世界最高クラスの小型高効率モーターを開発

 新明和工業(7224)は、JAXAのほか、大分大学、日本文理大学、茨城大学、静岡大学と共同で、世界最高クラスの小型高効率モーターを開発しています。真空状態の月表面や大気が薄い火星表面では対流による放熱が期待できないため、宇宙探査用機器では高効率で発熱が少ないモーターが非常に重要とされています。

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新明和工業(7224)チャート/日足・6カ月新明和工業(7224)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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【明星電気(6709)】
観測機器など、衛星搭載機器の納入に実績

 明星電気(6709)は、観測機器をはじめとする数多くの衛星搭載機器の納入実績があります。これまでに、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」では、技術データ取得装置を開発。また、月周回衛星「かぐや」では、月の地下構造の調査や有人活動のための粒子線の測定などを目的とする観測機器を手掛けていました。

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明星電気(6709)チャート/日足・6カ月明星電気(6709)チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 カナダは、2019年2月末にゲートウェイへの参画を表明しました。欧州も、2019年11月末の欧州宇宙機関閣僚会議で参画を決定する見通しであり、国際パートナーや産業界とも協力することにより、宇宙ビジネスが拡大することが期待されます

 また、米国の国際宇宙探査計画に参画することで、NASA(米航空宇宙局)とJAXAとの宇宙部品の相互認定なども進むと考えられ、そうなると衛星関連機器の輸出への期待も高まります

 こうした国際的な流れを考えると、「宇宙ビジネス」関連銘柄はぜひとも抑えておきたいところです。

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