家計再生コンサルティング
【第18回】 2012年11月2日 横山光昭

教育費の大きな負担となる「塾・習いごと費」
ムダにしない工夫、ムダを削る工夫のしかた

前回から、子どもの教育費についてお話ししています。教育費はよく”子ども一人につき1000万円が目安”といわれ、実際にその通りなのですが、内訳については「考えてみると、あまりよくわからない……」という方も多いのではないでしょうか?実は、世に言う1000万円という金額の中には、学校に支払うお金(いわゆる学費)以外の出費も多分に含まれています。そこで、今回は"学校外学習費"に関するお金の話から始めていきましょう。

今は、塾や習いごとにまったく行かない子どものほうが少ない時代

 教育費の総額が1000万円だとすると、その半分近くが学校外学習費……というようなケース、実は結構多いんです。学校外学習費とは、塾や習いごと代など、学校以外のところに支払う教育関連費を指しています。

「やりたい!」と言うならなるべくやらせてあげたいのが親心。「やりたい!」と言うならなるべくやらせてあげたいのが親心。でも……【イラスト/斎藤ひろこ】

 子どもが成人するまでに、どこかしらの過程で塾や習いごとに通わせる家庭は、かなり高い割合に上っています。それは、さまざまなデータからも明らか。

 たとえば、ミキハウス総研が2011年にまとめたアンケート(有効回答数481)によると、実際に塾や習いごとに通っているのは、全体の2人に1人。さらに、2種類以上の習いごとをしている子どもは、4人に1人という割合でした。

 また、これはやや古い数字ですが、Benesse教育研究開発センターによる2007年のアンケート(有効回答数505)によると、小学校入学前の子どもの約4割までもが、塾や習いごとに通っており、小学校に入学すると、その割合が85%まで急増。さらに、小学校高学年になる頃には90%近くにまで達しているという結果も出ています。

 ということは、もし自分が「子どもには学校以外のお金をかけない」と決めていたとしても、周囲が塾や習い事に行かせているのを見て心が揺れたり、また、子ども自身も通いたがる可能性は高いわけです。

 私自身も、子どもを塾やピアノ教室に通わせています。これは、子どものほうから自発的に「行きたい」といってきたことがきっかけだったと思います。

 経緯はどうあれ、子どもが自ら進んで"何かを学びたい"という姿勢を見せてくれるのは、親にとって非常に喜ばしいこと。ですから、可能な限り望みを叶えてあげたいとも思うものではないでしょうか?

 何がいいたいかというと、子どもが生まれる前、あるいは小さいうちに"最小限で教育費を抑える"という予定を立てても、子どもが成長してくれば、なかなかそのプラン通りにしていくのは難しいということです。そういったことも踏まえると、最低限の学費に+αの教育費を加味し、1000万円程度の出費を一つの目安として考えておくことは、妥当な線といえるのではないかと思います。

 ところで、学校外教育費は、一般的にどんなことに使われているかご存じですか?