節約の達人が伝授!ゼロから貯める節約術
【第20回】 2016年4月20日 風呂内亜矢

クレジットカードを選ぶなら年会費無料&高還元!
人気のファイナンシャル・プランナーがおすすめする
高還元率&低コストのベストなクレジットカードは?

 年度初めとなる4月は、1月と並んで新しいことを始めたくなるタイミング。節約や家計管理を新たに始める絶好のチャンスです。

 それと同時に、クレジットカードの見直しをするのもおすすめです。すでにクレジットカードを所有している人で、「ずっと同じクレジットカードを持ち続けている」という人は、見直しを実行してみてはいかがでしょう。

 というのも、30代以上の人だと、「新社会人になったときに作ったクレジットカードを、もう10年以上も使っている」という人もいると思います。ですが、クレジットカード業界は年々大きく変化しているので、新しいクレジットカードに切り替えたほうが得する可能性が高いからです。

 また、新社会人になり、クレジットカードを新たに持ちたいという人も多いと思います。そこで今回は、今、持っておくべきお得なクレジットカードをご紹介します。

年会費が初年度だけでなく“永年”無料で、
ポイント還元率が高いクレジットカードがおすすめ!

 まず、クレジットカードを選ぶ上で、必ず押さえておきたいポイントがあります。それは、「年会費永年無料」で、「どこで利用してもポイント還元率1%以上」のクレジットカードを選択することです(※念のため解説しておくと、ポイント還元率とは“クレジットカードを利用した際、利用した金額に応じて受けられるポイント還元やキャッシュバックの割合”です。1万円利用して100円分のポイントが獲得できるなら、還元率は1%です)。

 クレジットカードの中には、年会費がかかるものがあります。年会費の金額は、カードごとにバラつきがありますが、ゴールドカードやプラチナカードといった、一般に「上級カード」と呼ばれているクレジットカードだと、年会費1万円以上のものもザラです。上級カードではないクレジットカードでも、年会費が1000~3000円くらいかかるクレジットカードはわりとよくあります。

 入会初年度のみ年会費無料で、2年目以降は有料になるクレジットカードも少なくありません。ただ、私がおすすめしたいのは、初年度だけでなく2年目以降もずっと年会費無料のクレジットカードです。

 もちろん、年会費が有料のクレジットカードには、「旅行保険が充実している」「トラブル時などのサポートがしっかりしている」といったメリットがあったりもします。また、ポイント還元率が高いカードも目立ちます。そのため、日常の買い物のほとんどをクレジットカードで行う人は、仕組みが自分に合っているものであれば、年会費が有料のクレジットカードを保有するのも得策です。

 ただ、これまでにクレジットカードを保有したことがない人や、高額な買い物をするときや旅行のときくらいしかクレジットカードを使わない人は、年会費永年無料のクレジットカードのほうがベターでしょう。

 年会費有料のクレジットカードは、まったく使わないでいると、年会費の分だけ損をします。たとえば、年会費1万円、ポイント還元率1%のクレジットカードの場合、年間で100万円はクレジットカードを使わないと、年会費のモトが取れません。案外、ハードルが高いですよね。

 そのため、日常的にクレジットカードを使い、確実に年会費モトが取れる人以外、年会費が有料のクレジットカードはおすすめできないのです。

年会費有料&高還元率のクレジットカードは
持った後から制度改悪される恐れアリ

 近年、クレジットカードのポイント還元率競争は激化しているように見えます。クレジットカード発行会社が互いに競い合うようにして、ポイント還元率の高いクレジットカードをどんどん発行しているのです。少し前になりますが、どこで利用してもポイント還元率が1.5~2%つくようなクレジットカード(年会費は有料)も複数登場し、大変話題になりました。

 ただ、直近のクレジットカード業界を見ると、そんな高還元&年会費有料クレジットカードが新規募集を停止したり、ポイント還元率が改悪されたりする例も数多く見受けられます。思い切って還元率を高くしたのに、思いのほか集客できず、クレジットカード会社としては赤字が膨らみすぎてしまったのかもしれません。

 こうした状況を踏まえて考えると、ポイント還元率競争が激化していると言っても、すでにほとんど限界まで達しつつあるように思います。よって、やみくもに高い還元率のクレジットカードに飛びついても、後から制度が改悪され、あまりお得ではないクレジットカードに成り下がってしまうリスクも考えられます。

 そのため、私は「年会費有料で高還元率なクレジットカード」よりも、「年会費永年無料で、そこそこ還元率の高いクレジットカード」を選択したほうがベターだと考えています。

「年会費無料のカードだからサービスが悪い」は誤解
ただ、最高品質のサービスを求めるなら上級カードに

 ところで、ネットの書き込みなどで「年会費永年無料のクレジットカードはコールセンターの質が悪い」「サポートがほぼ期待できず、使い勝手が最悪」などのクチコミを見かけることがあります。

 クレジットカード会社によって差はあると思いますが、個人的には年会費永年無料のクレジットカードでサービスが特別悪い、と感じたことはありません。

 もちろん、手厚いコンシェルジェサービスなどが売りのプラチナカードなどのサポート体制と比較すれば、物足りないところはあるでしょう。しかし、最低限の用事(クレジットカードを紛失した際の問い合わせなど)には対応してもらえますし、問題のない使い方をしていれば、不快な目に遭うことは基本的にはないと思われます。
【※クレジットカードの「コンシェルジュ」に関連記事はコチラ!】
◆プラチナカードのコンシェルジュの実力は?JCB「ザ・クラス」では大相撲千秋楽やJRのチケットも手数料無料で手配できる!
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 ポイント還元率に話を戻します。還元率については、今は「1%」が一つの基準と考えていいでしょう。少し前までは、年会費永年無料のクレジットカードというと、「0.5%」程度が平均でした。今でもポイント還元率0.5%程度の年会費永年無料クレジットカードは多いですが、なかには年会費永年無料でも、ポイント還元率1%以上のクレジットカードがあるので、そちらを選択したほうがお得です。

 なお、どこか特定の場所で利用したときのみ、ポイント還元率が1%以上になるクレジットカードもよく見かけます。それでもいいのですが、日常的にクレジットカードを利用してポイントを貯めたいのであれば、“基本的にどこで利用しても1%”のクレジットカードを選択してください。

 ここまでに挙げてきた基準(年会費永年無料、どこで利用しても還元率1%以上)を満たしているクレジットカードは、それほど多くはありません。その中で、私のおすすめしたいクレジットカードは以下のとおりです。

■風呂内さんがおすすめする、高還元&年会費無料のクレジットカードベスト5
還元率 還元方法 年会費 国際ブランド カード
フェイス
◆楽天カード
1.0% 100円=1ポイント
(楽天スーパーポイント)
永年無料 VISA
Master
JCB
楽天カードの公式サイトはこちら
【楽天カードのメリット】
通常還元率1.0%に加えて、「楽天市場」や「楽天ブックス」で買い物する際には、いつでもポイント3倍=還元率3.0%の高還元に! また、「楽天Edy」チャージ分もポイントが貯まるほか、街中では「楽天ポイントカード」としても利用可能!(※ただし、「楽天市場」利用時の還元率3.0%のうち、1.0%は期間限定ポイント)
【関連記事】【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2021年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2021年の最優秀カード”を詳しく解説!(最優秀メインカード編)
風呂内さんがおすすめする、高還元&年会費無料のクレジットカードベスト5の楽天カード公式サイトはこちら
◆リクルートカード
1.2% 100円=1.2ポイント
(リクルートポイント)
永年無料 VISA
Master
JCB
リクルートカードの公式サイトはこちら
【リクルートカードのメリット】
通常還元率1.2%に加えて、「じゃらん」なら還元率3.2%、「ポンパレモール」なら還元率4.2%に! 貯まった「リクルートポイント」は「じゃらん」や「ホットペッパー」など、リクルートのサービスで利用できるほか、「Pontaポイント」に等価交換できるので、ローソン利用者にもおすすめ。「VISA」を選べば「nanaco」「楽天Edy」「モバイルSuica」「SMART ICOCA」チャージ分にもポイントが貯まる点も魅力。
【関連記事】dカードはdポイントを貯める最強カードじゃない!?「dカード+リクルートカード」を併用しつつ、電子マネーを活用して「dポイント」を貯める裏ワザ
風呂内さんがおすすめする、高還元&年会費無料のクレジットカードベスト5!リクルートカードの公式サイトはこちら
◆Yahoo! JAPANカード
1.0% 100円=1ポイント
(Tポイント)
永年無料 VISA
Master
JCB
Yahoo! JAPANカードの公式サイトはこちら
【Yahoo! JAPANカードのメリット】
通常還元率1.0%に加えて、「Yahoo!ショッピング」では還元率3.0%の高還元に! 貯まるポイントは「Tポイント」で、「Tカード」機能も搭載しているので、「Yahoo!ショッピング」などのネット通販だけでなく、TSUTAYAやファミリーマートなど街中でも使い道には困らない。「JCB」なら交通系電子マネーの「モバイルSuica」や「SMART ICOCA」はもちろん、「nanaco」チャージ分のポイントも貯まるのでおすすめ。
【関連記事】「Yahoo! JAPANカード」はTポイント利用者必携!年会費無料で還元率1%、Tカード機能も搭載し、Yahoo!ショッピングではポイント3倍の高スペック!
風呂内さんがおすすめする、高還元&年会費無料のクレジットカードベスト5!のYahoo! JAPANカード公式サイトはこちら
◆P-oneカード<Standard>
1.0% 請求時に自動的に
1%割引
永年無料 VISA
Master
JCB
P-oneカード<Standard>の公式サイトはこちら
【P-oneカード<Standard>のメリット】
カード決済後、利用金額の請求時に自動的に1%オフになる、ポイント交換の手間も不要で節約効果が高いキャッシュバック型カード。さらに、ポケットカードが運用していて「Yahoo!ショッピング」や「ニッセン」などもある「P-oneモール」だと、キャッシュバック以外に最低でも1000円=1ポイント(=3円)貯まるので、ネットショッピングで還元率1.3%に(銀行口座にキャッシュバック可能。ただし、ポイント交換が必要)。
【関連記事】【P-oneカード<Standard>】利用金額の1%を自動的に請求金額から割引!手間なく、支出を減らせる節約系カードの元祖!
風呂内さんがおすすめする、高還元&年会費無料のクレジットカードベスト5!P-oneカード<Standard>公式サイトはこちら
◆レックスカード
1.25% 2000円=25ポイント
(最低1500ポイントから請求額に充当)
永年無料 VISA、Master レックスカードの公式サイトはこちら
【レックスカードのメリット】
還元率1.25%で、貯まったポイントはカード利用額に充当できるキャッシュバック型。年会費無料ながら、最大2000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯(旅行代金をカードで支払わなくても補償される)なのが他の年会費無料カードにはない大きなメリット。ただし、ポイントの最低交換単位は1500ポイント、有効期限は2年、電子マネー「nanaco」「楽天Edy」チャージ分のポイントはつかないので注意。
【関連記事】海外旅行保険が「自動付帯」にもかかわらず、年会費無料のお得なクレジットカードはコレだ!「利用付帯」と「自動付帯」のカード活用法
風呂内さんがおすすめする、高還元&年会費無料のクレジットカードベスト5!レックスカードライトの公式サイトはこちら


 これらはすべて「年会費が無料で、どこで利用しても還元率1%以上」のクレジットカードです。

 次に、各クレジットカードを簡単に紹介していきます。

5枚のカードの年会費、還元率以外の共通点は
貯まったポイントの使いやすさ!

  これら5枚のクレジットカードは、どれも先に挙げた「年会費永年無料」「どこで利用してもポイント還元率1%以上」という基準を満たしたうえで、「ポイントが使いやすい」という共通点もあります。