アマゾン

伊藤忠商事は近年、ファミリーマートやデサントなどグループ企業への経営関与を強める動きを加速させている。その先に見据えるのは、膨大な消費者データの掌握。その情報を武器に、中国巨大市場へ果敢に攻めようとしている。

トランプ政権によるIT大手への対応などを背景に産業界の寡占化には逆風が吹いていると考えるかもしれない。もしそうなら、考え直した方がいいだろう。

バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェットが株主に送る年次書簡の内容は、投資家にとって最大の関心ごとの一つである。そしていま、アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスによる書簡も同様の価値を持つ。秘密主義で知られるアマゾンは、どこに向かっているのか。筆者らは、書簡20年分の全テキストを分析することで、ベゾスの事業に対する関心がどのように変化しているのかを読み解いた。

好きなアーティストの曲を録音し、「ウォークマン」で繰り返し聞いた…そんな青春時代を過ごした中高年は多いはず。デジタル音源が流通する現代ではあるが、今あえて当時のカセットテープを楽しむスタイルに注目が集まっているという。

世界最大の小売企業であり、EDLP（エブリデー・ロープライス：毎日安売り）モデルで世界を制したウォルマートが変身中だ。新店と海外への投資を実質凍結し、デジタル分野に集中投資しているのだ。

現在の情報社会で、世界の覇権を握っている4大企業GAFA。その共通点は「プラットフォーマー」であることだ。マイクロソフト、グーグルで活躍した及川卓也氏が、今後、日本企業がプラットフォーマーとして生き残るためのすべを解説する。

新興企業に多額の資金が流れ込む料理宅配サービスの成長は、従来のテークアウト業界だけにとどまらず大きな変革を起こす可能性がある。

欧州小売業者はアマゾンとの協力姿勢を強めているようだ。しかし、長期的にはその代償を払うことになるかもしれない。

創業20年足らずで売上1兆円を突破したセールスフォース・ドットコム。創業者のベニオフ会長はタイム誌を買収するなど、本業以外でも話題を振りまいている。来日した同氏に、デジタル変革の秘訣からタイム買収の狙い、米中関係の解釈まで幅広く話を聞いた。