海外で「生きがい(Ikigai)」という言葉がブーム。日本よりも深い意味合いを持って使われている
「生きがい」という言葉が海外でブームになっています。
海外では、日本語を翻訳せずに「Ikigai」という言葉がそのまま使われているのですが、その意味合いは日本の一般的な「生きがい」の定義よりも深いものになっています。
日本では毎日、大好きなビールを飲めるのも生きがいと言えますが、海外でブームになっているIkigaiという概念は生きる意義という、深い哲学的な意味合いを持っています。Ikigaiという言葉は、より神秘的、より哲学的な色彩を帯びているのです。
海外におけるIkigaiという概念は、日本の生きがいという言葉が持つ語感よりも、より広い意味合いを持っているというわけです。
自分が得意なこと、自分が大好きなこと、お金をもらえること、世の中が必要とすること、それらがすべて重なるところに生きがいはある
ここからはローマ字表記を止めて、「生きがい」という表記に統一します。
生きがいの概念を簡単に説明しましょう。
まず、円をいくつか描きます。自分が得意なこと、自分が大好きなこと、お金をもらえること、世の中が必要とすることを4つの円にします。そして、それをベン図にするのです。
ベン図の重なっているところは、以下のように考えます。
・自分がお金をもらえることと得意なことは職業(Profession)
・自分がお金をもらえることと世の中が必要とすることは天職(Vocation)
・自分が大好きなことと世の中が必要とすることはミッション(Mission)
・自分が得意なことと大好きなことはパッション(Passion)。
そして、4つの円がすべて重なっているところが自分の生きがいになります。
アメリカでベストセラーになった書籍『ブルーゾーン』。その結論は「長寿の秘訣は生きがいにあり」ということ
充実した人生を過ごしていくのは、生きがいがないとできないことです。
アメリカでベストセラーになった『ブルーゾーン』[祥伝社刊、ダン・ビュイトナー (著), 仙名 紀 (翻訳), 荒川 雅志 (翻訳, 監修)]という本があります。100歳以上の人が非常に多いコミュニティの人たちを研究した本です。
この本では、長寿の秘訣は生きがいにある、ということが結論でした。
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