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休止期間:2023年12月28日~2024年1月4日
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【1】今日の株式相場早わかり!
460円高、日銀の政策据え置きで円安・株高に
日経平均株価は大幅反発! 18日の米国市場ではナスダック総合指数が8日続伸した。NYダウも小幅ながら8日続伸し、連日で過去最高値を更新。引き続き連邦準備理事会(FRB)高官から早期利下げ期待をけん制する発言が相次いだが、株式市場の楽観ムードを覆すまでには至らなかった。一方、今日の日経平均株価は前場、日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えもみ合い。一部では政策修正観測もくすぶっていたが、昼ごろに日銀が緩和策の現状維持を決めたことが伝わると、円相場が一時1ドル=143円台後半まで下落。日経平均株価は後場の取引開始とともに急伸すると、日銀の植田和男総裁の会見を控え伸び悩む場面もあったが、結局この日の高値で取引を終えた。
米鉄鋼大手USスチールを買収すると発表した日本製鉄は売りが先行。レーザーテックなどのハイテク株や川崎汽船は堅調だった。今晩の米国では11月の住宅着工件数が発表される。また、物流大手フェデックスの決算も景気の先行きを占う上で注目される。
【日経平均】33219.39円↑↑(+460.41円)
【グロース250】686.60↑↑(+13.72)
【NYダウ】37306.02ドル→(+0.86ドル、18日)
【ナスダック】14905.194↑(+91.274、18日)
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
【2】今日の注目株!
日銀決定で銀行・不動産・自動車株の反応は?
日銀は19日の金融政策決定会合で緩和策の維持を決定。市場予想通りではあるが、一部でマイナス金利解除などの政策修正をめぐる思惑もくすぶっていたため、会合結果を受けて10年物国債利回りは一時0.6%台前半に低下。円相場は1ドル=143円台後半まで下落する場面があり、日経平均株価は後場の取引開始とともに急伸した。注目しておきたいのは金利や為替相場の影響を受ける業種の株価反応だ。下表では主な銀行・不動産・自動車株の現状や動向をまとめた。
金融政策の修正で利ザヤ改善が期待される銀行株では、三菱UFJフィナンシャル・グループやみずほフィナンシャルグループが下落。もっとも三井住友フィナンシャルグループが上昇したように、政策据え置きによるネガティブな反応は限られた印象だ。前日は銀行株の下落がやや目立ち、事前に買い持ちの削減がある程度行われた可能性がありそう。また、銀行株は「そろそろピーク」との見方が増えてきたことで、9月下旬以降は騰勢が一服。他方で、もみ合いレンジを下抜けするような大幅な調整も強いられていない。政策修正に向けた「持たざるリスク」、あるいは緩やかなインフレ下での「金利のある世界」を意識した買いが根強く入っていることを感じさせる。
低金利や円安の恩恵を受ける三井不動産などの不動産株、トヨタ自動車などの自動車株は後場に入ると買いが先行。ただ、トヨタはその後再びマイナスに転じる場面もあった。取引終了後の日銀総裁会見の内容を見極めたいとの思惑もあっただろうが、年末年始の為替相場の急変リスクが意識されると、今後も買いに傾きづらいかもしれない。
■三菱UFJフィナンシャル・グループ株価チャート/日足・6カ月
【3】火曜連載「ザイ編集部発! 週イチ『投資信託ニュース』」
新NISA直前! 信託報酬最安のインデックスファンドも
2024年1月から始まる新NISA(少額投資非課税制度)。「成長投資枠」の対象となる投資信託の第8弾が発表になった。1月4日から買付できる投資信託は、前回12月1日の発表から16本が追加され、合計1807本に。また、1月5日以降に買付が可能になる投資信託は12月13日に4本が追加され合計8本になった。
1月4日から買付できる投資信託の発表は今回が最後ということもあって、本数も少なく、新規設定の投資信託が多い。今回発表になった16本のうち13本が2023年11月~2024年1月4日設定の投資信託だ。隔月決算型が2本、四半期決算型が2本、追加されている。
その中で、昨日(12月18日)までに設定された投資信託を純資産額の多い順にランキングした。純資産の大きい投資信託はないが、2位の「SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)」は設定1週間で76億円集めており、流入額の大きさで注目を集めている。4位には投資対象として人気の高いインド株に投資する「auAM Nifty50インド株ファンド」が入った。
また、明日以降に設定される投資信託の中では、信託報酬が最安と話題になった「楽天・プラス」シリーズの「楽天・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド」と「楽天・日経225インデックス・ファンド」もエントリーしている。
このように、新規設定される投資信託も多く、今後も「成長投資枠で買付が可能なファンド」は、順次公表されていく予定だ。
石川絵美
ダイヤモンド・ザイ編集部 副編集長
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