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(まとめ)日経平均は反発 一時440円以上上げるも伸び悩み241円高 - 市況概況

6月28日 16時5分
マネックス証券
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東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は反発となりました。251円高の39,593円で寄り付いた日経平均は10時50分過ぎに442円高の39,783円まで上昇しましたが、買い一巡後に伸び悩むと386円高の39,727円で前場を終えました。

307円高の39,649円でスタートした後場の日経平均は14時40分前に144円高の39,485円まで上げ幅を縮めましたが、引けにかけてやや持ち直すと結局241円高の39,583円で取引を終えています。一方で新興市場は安く東証グロース市場250指数が下落となっています。

2.個別銘柄等

円安が加速するなか日銀が7月にも追加利上げに動くとの思惑からメガバンクが買われました。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が一時4.4%高、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が一時3.0%高、みずほフィナンシャルグループ(8411)も一時2.8%高となり、揃って年初来高値を更新しています。

ソフトバンクグループ(9984)も一時3.5%高となりました。ソフトバンクグループが出資する米医療分野のテック企業と新会社を設立し、医療データを人工知能(AI)で解析するサービスを立ち上げると発表したことで買いが優勢となりました。

IT業界向けに求人メディアを手掛けるアトラエ(6194)も一時8.8%高となり年初来高値を更新しました。2024年9月期の期末配当金予想を従来から5円積み増し20円にすると発表したことで上げ幅を広げました。

近畿地方を中心にスーパーを展開する平和堂(8276)も一時9.4%高となり年初来高値を更新しました。総菜を含む食品が堅調だったことに加え、セルフレジの増設などによる経費削減の効果もあり第1四半期の営業利益が前年同期比で9.2%増となったことや、自己株式を除く発行済株式総数の3.9%にあたる200万株、60億円を上限とした自社株買いを発表したことから大幅高となりました。

また、目標株価の引き上げを受けてカカクコム(2371)や大気社(1979)が高く、カカクコムが一時3.8%高となり年初来高値を更新したほか、大気社も一時4.5%高となっています。一方でアシックス(7936)が一時4.5%安となりました。米国市場で取引終了後に決算を発表したナイキ[NKE]が時間外取引で大幅安となったことからアシックスにも連想売りが出ました。

VIEW POINT: 明日への視点

本日の日経平均は241円高となりました。米長期金利の低下を受けて昨日の米国市場が続伸となったことから買いが優勢となり、一時は440円以上上げる場面もありました。こうしたなかTOPIXも一時28ポイント高の2,821ポイントまで上昇し、3月22日に付けた年初来高値(2,813ポイント)を上回る場面がありました。

しかし、5月の米個人消費支出(PCE)物価指数の発表を控えていることもあり買い一巡後は伸び悩みました。そのPCE物価指数は日本時間の21時30分に発表となります。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重視していることから結果が注目されます。

また、22時45分に6月の米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が発表されるほか、23時には6月の米ミシガン大学消費者態度指数確報値が発表される予定です。さらに小売り企業を中心とした2月決算企業の第1四半期決算発表が続いていますが、本日も引け後にはアダストリア(2685)やJ .フロント リテイリング(3086)、高島屋(8233)などが決算を発表する予定です。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)

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(マネックス証券)

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