【9月5日の注目株＆日本株市場見通し】物価高で注目！ 生活防衛株/高い実力を秘めた割安株は？/日経平均続落 「デイリーZAi」9/5号

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【1】今日の株式相場早わかり！
3日続落、米景気懸念や円高で不安定な相場展開

　日経平均株価は3日続落！ 4日の米国市場ではNYダウが反発した一方、ナスダック総合指数は続落した。7月の求人件数が予想を下回り、労働市場の一段の減速を示す内容と受け止められた。9月の連邦公開市場委員会（FOMC）で通常の倍である0.5％の利下げ予想が増え、米金利低下とともにドルが売られたため、円相場は1ドル＝143円台に上昇。今日の日経平均株価は円高が重石となって続落して始まり、下げ幅は一時600円を超えた。売り一巡後は前日の大幅下落に対する反発狙いの買いも入り、前場中ごろを過ぎるとプラスに転じる場面があった。ただ、週末に発表される米雇用統計を見極めたいとするムードは強く、積極的な売買は手控えられた。また前日同様、日経平均株価への影響が大きい値がさハイテク株が弱く、神経質な相場展開となった。

　今晩の米国では、8月のADP全米雇用リポートやサプライマネジメント協会（ISM）非製造業景況感指数の発表が予定されている。週末の雇用統計を占う上で、ADP全米雇用リポートが注目される。弱い結果になった場合は、日本株の調整も強まる可能性がありそうだ。

【日経平均】36657.09円↓↓（-390.52円）
【グロース250】656.58↑（+4.80）
【NYダウ】40974.97ドル→（+38.04ドル、4日）
【ナスダック】17084.296↓（-52.002、4日）

■日経平均株価チャート／日足・6カ月

（出典：SBI証券公式サイト）※画像をタップで最新データに飛びます

【2】今日の注目株！
物価高で激安スーパー人気、「生活防衛株」に注目

　様々なモノの価格が高騰しているが、消費支出全体に占める食料支出の割合を示すエンゲル係数が2000年以降で最高水準に上昇。特に食品の値上がりが家計を圧迫し、それ以外に消費を回しにくくなっている。こうした背景から激安スーパーが人気だ。単に安いだけではなく、最近話題の「ロピア」は元精肉専門店の強みを生かし、高品質な商品を安く販売する。

　埼玉県を地盤にスーパーマーケットを展開するヤオコーは、低価格業態「フーコット」を展開。開店前に全ての商品を陳列し、営業中に補充を行わないほか、商品ポップもなくすなど徹底したコストカットによって、その分安く販売する。消費者の生活防衛意識が高まり、人気の激安スーパーは開店前から行列が当たり前だ。また、新米が市場に流通してきたとはいえ、依然としてコメ価格は高く、店頭では売り切れも続出。ふるさと納税の返礼品でコメを手に入れる動きなども出てきているようだ。これらの状況を踏まえ、生活防衛関連株に注目したい。

　上の表に関連銘柄を挙げたが、特に注目されるのは前述のヤオコーだろう。主力業態「ヤオコー」と低価格業態「フーコット」では顧客層が異なるとみられ、新たな消費者を獲得することで売上の拡大が期待される。また、100円ショップを展開するセリアは、これまで円安によって原価率が上昇し、採算悪化によって消えていく商品もあった。足元の円高は業績改善につながる。それに「ロピア」と同じOICグループのスーパーバリューや、ベイシアグループのワークマンなどは相乗効果が見込めそう。子会社でふるさと納税サイト「さとふる」を運営するソフトバンクも関連銘柄の一角になりそうだ。

■ヤオコー株価チャート／日足・6カ月

（出典：SBI証券公式サイト）※画像をタップで最新データに飛びます

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【3】木曜連載「ダイヤモンドZAi最新号の注目記事」
株価は割安だが高い実力を秘めた低PBR株！

　発売中のダイヤモンド・ザイ10月号の大特集は、「最強日本株【2024年・夏】」。この特集では「高配当株」「大型優良株」「株主優待株」「10万円未満株」「半導体・AI（人工知能）関連株」「低PBR株」「10倍株」という7つのジャンル別に、アナリストなどの専門家22人が選んだ“最強”の日本株を紹介している。今回はこの中から、株価は割安だが高い実力を秘めた「低PBR株」に注目！ 不安定な相場展開が続く今だからこそチェックしておきたい銘柄だ。

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⇒【日本株】低PBRで“株価が割安”なおすすめ2銘柄！ アナリストの注目は、主力製品が好調で営業利益3.8倍の「日創プロニティ」、次世代EV開発が話題の「ホンダ」

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