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今週の日経平均株価は、米国のインフレ懸念の再燃と
AI投資への警戒感から急落し、10/15には過去3番目の下落幅を記録
今週(10月13〜16日)の日経平均株価は、米国のインフレ懸念の再燃とAI関連株の調整を背景に大きく下落する展開となり、最終的に先週末と比べて3706.63円(5.37%)安い6万5324.29円で終えました。
日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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米国では、10月14日に発表された9月の消費者物価指数(CPI)の前年比の数字が市場予想を上回り、米・連邦準備理事会(FRB)の追加利上げ観測が再燃。原油先物の高止まりもインフレ懸念を強めたことで、一時的に米国の長期金利が上昇し、ハイテク株の重荷となりました。
さらに、米国時間の10月14日、AI向けクラウドサービスを手掛ける米国のコアウィーブ(CRWV)の株価や社債価格の急落を受け、巨額の設備投資を伴うAIビジネスの収益性や資金調達への警戒感が急速に拡大。同日発表されたオランダのASMLホールディング(ASML)や日本時間の15日に発表された台湾のTSMC(TSM)の決算を通じて半導体需要の底堅さは確認されたものの、先行きへの慎重な見方は打ち消せませんでした。
その結果、10月15日の日本市場ではAI・半導体関連株への集中投資を見直す動きが鮮明となり、アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)などが下落。日経平均株価は前日比3318.34円(4.90%)安と過去3番目の下落幅を記録し、一時は6万4092.74円まで売られました。
週末10月16日の日経平均株価は自律反発を見せましたが、前日の下げに対して30%弱を戻すにとどまり、前日比898.34円(1.39%)高の6万5324.29円で終えました。
来週の日経平均株価は、AI関連株の反発力を見極める展開に!
日米企業の決算発表の内容が、相場全体の方向性を左右する可能性も
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
6万2000 ~ 6万8000円
来週(10月19〜23日)の日経平均株価は、米国の金利動向や原油相場をにらみながら、企業決算を手掛かりに下値を探る展開となりそうです。
前述した米国のコアウィーブを巡る信用不安が、引き続きAI・半導体関連株の重荷となる可能性があります。急落後の自律反発を狙った買いも意識されますが、底入れからの本格的なリバウンドの機運は高まりにくいでしょう。
10月19日には中国の7~9月期GDPや小売売上高、鉱工業生産が発表されるため、中国経済の回復度合いが機械や素材関連株の物色を左右しそうです。
米国ではネットフリックス(NFLX)、IBM(IBM)、テスラ(TSLA)、ラムリサーチ(LRCX)などの決算が相次ぐなか、特にAI投資の持続性やそれに伴う半導体製造装置の需要が焦点となると見られます。米国のフィラデルフィア半導体(SOX)指数は、10月15日時点で7日続落しており、反転のタイミングを見極めたいところです。
国内では、10月22日のディスコ(6146)、23日のファナック(6954)の決算が注目されます。また、23日発表の国内CPIや欧米PMI速報値は、日米欧の金融政策や景気の先行きを見極める材料となるでしょう。AI・半導体関連株の反発力を確認しつつ、好業績の内需株や出遅れた景気敏感株などAI・半導体関連株以外への物色の広がりを確認したいところです。
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【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
クラスターテクノロジーが+188.08%で値上がり率トップ!
ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。
今週の値上がり率ランキングのトップはクラスターテクノロジー(4240)でした。10月9日にセイコーエプソン(6724)と資本業務提携契約を締結し、セイコーエプソンを割当先とする第三者割当増資を実施すると発表したことが材料視されました。
値上がり率2位のウインテスト(6721)は、10月15日に新規事業である半導体前工程検査装置事業について、中東地域の大手半導体関連企業と秘密保持契約(NDA)を締結し、装置仕様や導入に向けた協議を開始したと発表。これが好感されました。
値上がり率3位のショーケース(3909)は、10月15日に本人確認ツール「ProTech ID Checker」の累計導入社数が500社を突破したと発表。金融機関や通信事業者、自治体、リユース事業者など幅広い業界で導入が進んでいるとのことで、これが材料視されて上昇しました。
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今週の値下がり率ランキングの1位はAIメカテック(6227)。9月中旬以降、半導体関連メーカーからの大口受注などを背景に上昇が続いていましたが、今週は半導体関連株が下落した影響を受け、換金売りの流れとなったようです。
値下がり率2位のネイス(589A)は、10月15日に2027年8月期の単独営業利益が前期比25.7%減の3億8000万円になる見込みだと発表したことが嫌気されました。
| ■今週の値上がり率 トップ5 | ||
| 順位 | 先週末比(%) | 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ |
| 1 | +188.08 | クラスターテクノロジー(東S・4240) |
| 2 | +112.68 | ウインテスト(東S・6721) |
| 3 | +73.52 | ショーケース(東S・3909) |
| 4 | +72.04 | 東武住販(東S・3297) |
| 5 | +63.51 | セキュアヴェイル (東S・3042) |
| ■今週の値下がり率 ワースト5 | ||
| 順位 | 先週末比(%) | 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ |
| 1 | −25.79 | AIメカテック(東S・6227) |
| 2 | −24.94 | ネイス(東G・589A) |
| 3 | −24.33 | テラプローブ(東S・6627) |
| 4 | −23.91 | イントランス(東G・3237) |
| 5 | −23.59 | キオクシアホールディングス(東P・285A) |
| ■今週の出来高 トップ5 | ||
| 順位 | 出来高(株) | 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ |
| 1 | 1,199,997,900 | ランド(東S・8918) |
| 2 | 785,337,400 | オンコセラピー・サイエンス(東G・4564) |
| 3 | 750,873,000 | NTT(東P・9432) |
| 4 | 356,660,700 | ソレイジア・ファーマ(東G・4597) |
| 5 | 354,782,500 | 東京海上ホールディングス(東P・8766) |
【来週の主要イベント】
米国の総合PMI、ミシガン大消費者指数、ネットフリックスやIBM、
テスラの決算、国内のディスコ、ファナックの決算に注目!
来週は以下のようなイベントが予定されています。
<10月19日(月)>
◆8月第三次産業活動指数
◆中7-9月期四半期国内総生産(GDP)
◆中9月小売売上高
◆中9月鉱工業生産
◆米10月NAHB住宅市場指数
<10月20日(火)>
◆独9月生産者物価指数(PPI)
◆独10月ZEW景況感調査
◆欧10月ZEW景況感調査
◆欧8月建設支出
◆米9月住宅着工件数
◆米9月建設許可件数
◆決算:ネットフリックス(NFLX)、スリーエム(MMM)
<10月21日(水)>
◆9月貿易統計
◆米MBA住宅ローン申請指数
◆決算:IBM(IBM)、ラムリサーチ(LRCX)、テスラ(TSLA)
<10月22日(木)>
◆決算:ディスコ(6146)
◆欧10月消費者信頼感
◆米9月景気先行指標総合指数
◆決算:ハネウェルインターナショナル(HON)、ウエスタンデジタル(WDC)
<10月23日(金)>
◆決算:ファナック(6954)
◆9月全国消費者物価指数(CPI)
◆独10月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
◆独10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
◆欧10月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
◆欧10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
◆米10月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
◆米10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
◆米10月総合購買担当者景気指数(PMI)速報値
◆米10月ミシガン大学消費者態度指数
◆決算:アメリカン・エキスプレス(AXP)
【来週の注目銘柄】
「スズキ」「カバー」「カプコン」の3銘柄をピックアップ!
来週、注目したい銘柄は、この3つです。
| スズキ(2026年10月16日時点) | ||||
| 業種 | 市場・コード | 株価 | 予想PER | 実績PBR |
| 輸送用機器 | 東P・7269 | 2118円 | 9.7倍 | 1.15倍 |
|
初の軽乗用EV投入で電動化を加速! インド市場の成長も追い風に 四輪車、二輪車、船外機を展開する自動車メーカー。特にインド市場で高いシェアを誇り、小型車の開発力とコスト競争力、強固な販売網が強みです。10月6日には同社初となる軽乗用EV「e SKY(イースカイ)」を発表。価格は212万円からで、航続距離310kmを実現。国内の軽EV市場でのシェア獲得に加え、インドの経済成長に伴う自動車需要の拡大、電動化への対応などから、中長期的な成長が期待されます。株価は、26週移動平均線を下値支持線としたリバウンドから直近で13週・52週移動平均線を突破。あらためて1月6日につけた年初来高値2439円が意識されます。 |
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| カバー(2026年10月16日時点) | ||||
| 業種 | 市場・コード | 株価 | 予想PER | 実績PBR |
| 情報・通信 | 東G・5253 | 1661円 | 21.6倍 | 6.09倍 |
|
ホロライブの世界的人気を背景に、IP収益化と海外展開を加速 VTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営し、動画配信やライブ、グッズ販売、ライセンス事業を展開します。人気タレントを多数抱え、国内外に熱心なファン層を持つことが強みです。9月に新ユニット「アソビ★まわり隊!」がデビュー。10月にはAimingとの協業ゲーム「ホロライブ麻雀」を発表しました。海外展開、IP(知的財産)の収益化、ゲーム・ライブ事業の拡大が成長テーマとなります。株価は、直近の上昇で上値を抑えていた52週移動平均線を上抜けてきました。このまま上昇が続けば、1月9日につけた年初来高値1923円が射程に入ってきそうです。 |
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| カプコン(2026年10月16日時点) | ||||
| 業種 | 市場・コード | 株価 | 予想PER | 実績PBR |
| 情報・通信 | 東P・9697 | 4581円 | 33.0倍 | 6.69倍 |
|
世界的な人気IPを武器に、新作ゲームと過去作品の販売を拡大! 「モンスターハンター」「バイオハザード」「ストリートファイター」など世界的な人気ゲームを展開。強力なIPと高い開発力、過去作品の継続販売による収益性の高さが強みです。2026年4月発売のゲーム「プラグマタ」が250万本を突破。10月29日にはスマホ向けゲーム「モンスターハンターアウトランダーズ」の配信を予定しています。「Nintendo Switch 2向け展開」「海外販売の拡大」「eスポーツ」「IPの映像化」などのテーマでの成長が期待されます。10月27日発表の中間決算にも注目です。株価は、上向きで推移する13週移動平均線を下値支持線とした上昇トレンドが継続。年初来高値の更新が続いており、2025年7月につけた過去最高値5015円の更新が期待されます。 |
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【※今週のピックアップ記事!】
⇒【日本株】2026年・秋の「おすすめ新興株」2銘柄! 投資判断が“強気⇒買い”になった「ENECHANGE」、データセンター建設で伸びる「データセクション」に注目
⇒「プライバシーテック」関連銘柄を紹介! 個人情報を守りながらビジネスに活用する「プライバシーテック」は、AIの普及で重要性が高まる成長期待の投資テーマ
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