・石破首相らが追加利上げに慎重な姿勢を示し、日経平均は大幅反発!
・今日はオフィス移転の動きから需要が増えそうな「オフィス家具」関連株をご紹介
・ダイヤモンド・ザイからはプロのオススメ大型株
【1】今日の株式相場早わかり!
大幅反発、米半導体株高や円安で一時1000円超高
日経平均株価は大幅反発! 2日の米国株はイスラエルとイランを巡る地政学リスクへの懸念から下落する場面もあったが、前の日に下げの目立った半導体株を中心に買い優勢となった。また、予想を上回る雇用関連指標を受けて、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ観測が後退。昨夕には石破茂首相と日銀の植田和男総裁が初会談を行い、追加利上げをするような環境にないとの見解を示しており、為替市場では一時1ドル=147円台まで円安が進んだ。こうした米半導体株高や円安を好感し、今日の日経平均株価は取引開始直後に3万8856.75円(+1047.99円)まで上昇する場面があった。ただ、中東情勢への懸念から積極的に上値を追う動きは限られ、買い一巡後は38600円を挟んでの推移が続いた。
今晩の米国では9月のサプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数の発表が予定されている。また、明日4日は9月雇用統計の発表が控えており、これら指標が金利や為替に影響を及ぼす可能性があるため、注目しておきたい。
【日経平均】38552.06円↑↑(+743.30円)
【グロース250】650.33↑(+5.75)
【NYダウ】42196.52ドル→(+39.55ドル、2日)
【ナスダック】17925.123→(+14.764、2日)
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
【2】今日の注目株!
職場環境の改善目的にオフィス移転の動き
働き方の多様化でオフィス環境の変化が急速に進む中、オフィスを短期プロジェクトで利用したり、短期間での移転、リニューアルを実施したりする企業が増加している。三鬼商事が発表した8月の東京都心5区のオフィス平均空室率は前月より0.24pt低い4.79%だった。2021年1月以来、3年7カ月ぶりに需給均衡の目安とされる5%を下回った。コロナ禍が収束し、出社を促す企業が増えているほか、人材確保を目的に職場環境の改善につながるオフィス移転の動きも増加。2025年にはKDDI、ラクスル、野村不動産ホールディングス、アシックスなどがオフィス移転を計画している。
また、中古オフィス家具販売のオフィスバスターズによる調査では、8月はハイクラスのOAチェアの販売数量が伸び、単価にも大きく影響しているという。オフィス家具はコスト削減のため、仮移転時は一時的にレンタルし、本社移転時に新たに購入する例が多いとされる。移転時に大量購入が見込まれる上、オフィス環境改善につながる高品質な家具を求める動きも強まりそうだ。
上の表に関連銘柄を挙げたが、特に注目されるのはコクヨだろう。イトーキ、オカムラともにオフィス家具の3大メーカーだ。コクヨはオフィス設計や家具の選定をするだけでなく、働き方の提案からオフィス運用のサポートまで幅広く提供。同社グループでEコマースサービスを提供するカウネットは、3月から法人向けオフィス家具レンタルサービスを開始しており、仮移転時の需要を取り込むことも期待される。
■コクヨ株価チャート/日足・6カ月
【3】木曜連載「ダイヤモンドZAi最新号の注目記事」
人気の株500激辛診断、「オススメ大型株」は?
発売中のダイヤモンド・ザイ11月号の大特集は、3カ月に一度の恒例特集「人気の株500+Jリート14激辛診断【2024年・秋】」。この特集では、日本株で注目度の高い人気500銘柄とJリート14銘柄を、アナリストなどの投資の専門家が「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で評価。さらに「10万円株」「高配当株」「株主優待株」「Jリート」「大型株」「新興株」というジャンル別で注目銘柄をピックアップしている。今回はこの特集から、アナリストの投資判断が“買い”の「オススメ大型株」を紹介!
【※続きはコチラから】
⇒【日本株】2024年・秋の「おすすめ大型株」を紹介! AI需要増加で業績向上が期待できる「信越化学工業」、23期連続増配でDX・AIでも成長予想の「KDDI」に注目
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