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・FOMCを前に手控えムードで日経平均は4日ぶりに反落！
・株で3億円を作った億り人・なべさんの「収益バリュー株投資」とは？
・投資の疑問コーナーではETFのデメリットと活用法を紹介
【1】今日の株式相場早わかり！
FOMC結果公表前に4日ぶり反落、商社株は強い！
日経平均株価は4日ぶりに反落！ 18日の米国市場では、連邦準備理事会（FRB）の政策決定を控えた警戒感や、トランプ大統領の関税政策がもたらす潜在的な影響を巡る懸念からハイテク株を中心に売られ、主要株価指数は軒並み下落。一方、日本株市場では、日銀の金融政策決定会合の無風通過を見越した買いが先行し、午前は堅調に推移した。ただ、予想通り日銀の政策金利の据え置きが伝わると、午後からは日本時間20日未明に結果公表を控える米連邦公開市場委員会（FOMC）や明日の東京市場の休場を前に手控えムードが広がった。結局、日経平均株価は終盤に下落に転じるとこの日の安値で取引を終えた。
アドバンテストやディスコなどの半導体関連株が大きく下げた一方、トヨタ自動車や任天堂などの大型株が堅調だった。また、著名投資家バフェット氏による買い増しが引き続き材料視され、伊藤忠商事など商社株は続伸した。
【日経平均】37751.88円↓（-93.54円）
【グロース250】666.81→（+0.94）
【NYダウ】41581.31ドル↓（-260.32ドル、18日）
【ナスダック】17504.117↓↓（-304.547、18日）
■日経平均株価チャート／日足・6カ月
（出典：SBI証券公式サイト）※画像をタップで最新データに飛びます
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【2】今日の注目株！
株で3億円を作ったなべさんに学ぶ！ 収益バリュー株投資
億り人のなべさんは、PER5～6倍台の収益バリュー株投資で、元手2800万円を3億円に増やした。なべさんの銘柄の選び方を基準に、編集部が絞り込んだ銘柄を紹介しよう。選定基準は、【1】PER5～6倍台、【2】PBR1倍以下、【3】ROE10％以上、【4】営業利益が3期連続増益、【5】配当が3期連続増配（【4】と【5】は今期予想を含む）。この5つの条件で絞り込んだところ、下表の10銘柄が合致した。株価はかなり割安だが、収益力が高く利益が安定している銘柄だ。
PER5～6倍台の収益バリュー株は、鉄鋼、機械、化学など地味な中小型株が多い。東証改革の流れを受けて、資本効率の改善に積極的に取り組む姿勢も目立つ。長野計器は、産業機械や半導体、自動車向けの圧力計・圧力センサーのメーカー。ROEが2020年3月期の6.8％から2024年3月期は15.0％と大きく改善している。今後、収益性を上げるための取り組みとして、（1）脱炭素関連や半導体向け製品の拡充、（2）メキシコ・中国・欧州の工場稼働による地産地消の推進、（3）圧力計測・制御機器の高精度化、（4）計測データのサブスク化などを掲げている。
戸上電機製作所は産業用配電機器のメーカー。配電用自動開閉器や配電盤の需要が堅調で、2月5日に業績の上方修正と配当の増額修正を発表した。自己資本比率69.7％（直近四半期）と財務も盤石だ。東京鐵鋼は鉄筋用小棒メーカー。製品価格と原料の鉄スクラップの価格差が改善している。今期は増配のほか自社株買いも実施。IR活動も強化している。ハム・ソーセージなど食肉加工のスターゼンは、物価高で国内は苦戦しているが、和牛の海外輸出などが好調で増収増益を見込む。資本収益性向上の取り組みを公表しており、ROE8％、DOE（配当総額÷自己資本）3％を目標に掲げている。
なべさんは、ダイヤモンド・ザイ2025年5月号「株で1億円をつくるワザ」（3月21日書店発売）に登場、手法を詳しく掲載している。
■戸上電機製作所株価チャート／日足・6カ月
（出典：SBI証券公式サイト）※画像をタップで最新データに飛びます
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【3】水曜連載「投資の疑問に答えます」
投資信託と比べたときのETFのデメリットと活用法
（ご質問）
ETF（上場投資信託）のメリットは、投資信託と違ってリアルタイムで取引できるところですが、デメリットはありますか？ また、ETFの活用法を知りたいです。
（答え）
投資信託と比較したときのETFの主なデメリットは、定時定額の積立設定がしにくいところと、分配金が自動的に再投資されないところです。そのため、ETFで資産を増やしたい場合は、安値を狙って買いにいく方法がオススメです。
ETFは投資信託と違って、指定の金額ピッタリで自動積立するサービスが普及しておらず、基本的に株のように数量（ETFの取引単位は「口」）を指定して買います。また、投資信託は分配金を自動的に再投資に回せるものが多いですが、ETFは分配金を自動で再投資できません。つまり、ETFで分配金を再投資したい場合は、手動で行う必要があるのです。これらを踏まえると、積立投資で資産を増やしたい場合、手間と効率面で投資信託に軍配が上がります。
一方で、ETFは市場が開いている時間帯なら、リアルタイムで取引できるところが魅力。この機動性を生かして、相場の下落時に安く買う戦略が有効的です。投資信託だと、急落した当日に注文しても口座に反映されるのは翌日以降。外国株に投資するタイプなら、さらに1～2日かかるので、回復の早い相場だと安値をつかみ損ねてしまいます。しかし、ETFならリアルタイムで取引ができるので、下落時に安く買っておいて、その後の回復で大きな値上がり益を狙うことができるのです。
ただし、買いタイミングの読み方にはコツが必要です。ダイヤモンド・ザイ2025年1月号の「ETF入門」特集では、ベテラン投資家のたぱぞうさんがS&P500型ETFで安値を狙う方法を具体的に伝授してくれているので、要チェック！ その他、ETFの分配金が出やすい特徴を生かした活用法も紹介しています。
★あなたの投資の疑問を教えて！★
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