【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 42,515.09 △317.30 (6/16)
NASDAQ: 19,701.21 △294.39 (6/16)
1.概況
昨日の米国市場では、主要3指数が揃って反発しました。イスラエルとイランの軍事衝突を巡り、イランが事態の鎮静化に向けて動き出したと伝わり、原油先物価格が下落したことを受けて投資家心理が改善しました。また、16日に主要7カ国首脳会議(G7サミット)がカナダで開幕し、米国と各国の関税交渉の進展への期待も相場を後押ししました。
ダウ平均は102ドル高の42,300ドルで取引を開始すると、上げ幅を急速に広げ、一時は509ドル高の42,707ドルまで上昇しました。高値を付けた後はじりじりと上げ幅を縮小していき、最終的に317ドル高の42,515ドルで取引を終え、反発となりました。
また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は294ポイント高の19,701ポイントで取引を終え、1.5%以上上昇しました。S&P500株価指数も56ポイント高の6,033ポイントで取引を終え、1%近く上昇しています。
2.経済指標等
6月のニューヨーク連銀製造業景気指数は前月から6.8ポイント低下の-16.0となり、市場予想(-7.0)を下回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち7業種が上昇となりました。なかでも、コミュニケーション・サービスや情報技術、一般消費財・サービス、金融が1%以上上昇しました。一方で、公益事業やヘルスケア、エネルギー、不動産の4業種が1%未満の下落となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は、全30銘柄のうち21銘柄が上昇となり、特にゴールドマン・サックス[GS]やナイキ[NKE]、アメリカン・エキスプレス[AXP]、シスコシステムズ[CSCO]、セールスフォース[CRM]、ジェイピー・モルガン・チェース[JPM]が2%超上昇しました。また、スリーエム[MMM]やエヌビディア[NVDA]、アマゾン・ドットコム[AMZN]も2%近く上昇したほか、アイビーエム[IBM]やキャタピラー[CAT]、ウォルト・ディズニー[DIS]、アップル[AAPL]も1%以上上昇しています。一方で、9銘柄が下落となり、特にマクドナルド[MCD]やジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]、ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が1%超下落しました。
ダウ平均構成銘柄以外では、先週に新製品を発表した半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]がアナリストによる目標株価の引き上げを受けて、8.8%上昇しました。また、ストリーミングサービスのプラットフォームを展開するロク[ROKU]は、アマゾン・ドットコムの広告サービスであるアマゾン・アズとのパートナーシップを発表したことが好感され、10.4%上昇しました。ユナイテッド・ステイツ・スチール[X]は、日本製鉄(5401)による買収計画がトランプ政権により承認されたことを受け、5.1%上昇しました。一方で、バイオ医薬品のサレプタ・セラピューティクス[SRPT]は、同社の遺伝子治療薬「エレビジス」を巡り、2人目の患者が死亡し、薬の出荷を停止したことを受け、42.1%下落しました。
5.為替・金利等
米長期金利は、前日から0.04%高い4.44%で取引を終えました。ドル円は、144円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
昨日の米国市場で主要3指数が揃って反発したことを受け、本日の日本市場も上昇してのスタートが予想されます。本日は日銀金融政策決定会合の結果が発表される予定で、今回は金融政策が現状維持となる可能性が高いとみられるなか、引け後に行われる植田総裁の会見で示される発言内容に注目が集まっています。
2026年春から国債買い入れの減額幅を圧縮するとの報道も出ている中で、資産買い入れの今後の方針や出口戦略に関する言及があるかどうかがひとつの焦点となります。また、米国では本日からFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催される予定です。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 岡 功祐)
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