【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 44,837.56 ▼64.36 (7/28)
NASDAQ: 21,178.59 △70.27 (7/28)
1.概況
前日の米国市場は高安まちまちの結果となりました。ダウ平均は45ドル高の44,946ドルで取引を開始しました。小幅高で始まるも早々に下げに転じると、一日を通して方向感に欠ける展開となりました。関税合意による安心感から中ごろには上昇に転じる場面が見られましたが、明日以降に発表される主要ハイテク株の決算発表や、FOMC(連邦公開市場委員会)が控えることから利益確定や持ち高調整の売りが出たことで、後半は軟調な推移となりました。最終的には64ドル安の44,837ドルと反落で取引を終えました。
一方で半導体などには買いが入り、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も70ポイント高の21,178ポイントで4日続伸、S&P500株価指数は1ポイント高と小幅高の6,389ポイントとなり、6日続伸で取引を終えました。2指数はともに最高値を更新しています。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち3業種が上昇しました。エネルギーが1%以上上昇したほか、情報技術、一般消費財・サービスの2業種が小幅高となりました。一方で8業種が下落となり、中でも不動産、素材、公益事業が1%以上下落し、その他のセクターは1%未満の下落となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄では、30銘柄中14銘柄が上昇しました。アナリストによる投資判断の引き上げが伝わったナイキ[NKE]は3%以上の上昇となり、エヌビディア[NVDA]、ボーイング[BA]、アイビーエム[IBM]の3社が1%以上の上昇となりました。下落率トップはトラベラーズ・カンパニーズ[TRV]となり2%以上の下落となりました。その他、アムジェン[AMGN]やベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]など計6銘柄が1%以上の下落となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、韓国サムスン電子と半導体における大型契約を結んだテスラ[TSLA]が3.0%の上昇となりました。半導体も買いが優勢で推移し、中でもアドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]は一部証券会社の目標株価の引き上げが伝わり4.3%上昇となりました。対照的にシスコシステムズ[CSCO]は投資判断の引き下げが売り材料となり1.1%下落となりました。
5.為替・金利等
米長期金利は前日から0.02%高い4.41%となりました。29日朝のドル円は、148円台半ばで推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
前日の米国市場は高安まちまちの結果となり、主力株に売りが出ました。一方でハイテク株は引き続き堅調に推移しました。またドル円も148円台と前日より円安に推移していることは日本市場にとって支援材料になると考えられます。とはいえ、中銀会合を控え、また日本のハイテク株も決算発表の確認を前に買い向かうことは考え難く、上値の重い一日が予想されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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