東京市場まとめ
1.概況
日経平均は126円安の40,668円で寄付きました。短期的な過熱感が意識された結果、売りが優勢でのスタートとなるも、前日の米国株高を背景に早々に上昇に転じ、その後は上げ幅を拡大しての推移となりました。中ごろには伸び悩む場面が見られましたが、前引けにかけて上げ幅を拡大し、11時7分に369円高の41,164円をつけ本日の高値を更新しました。前場は319円高の41,114円で取引を終えました。
後場は伸び悩み、中ごろに発表されたトヨタ自動車(7203)の決算発表で、通期業績の下方修正が伝わると指数も弱含んでの推移となりました。もっとも、上げ幅の縮小は限定的となり、後半は41,000円台前半での推移となった日経平均は最終的に264円高の41,059円で大引けとなりました。
新興市場では東証グロース250指数が反発、1.2%高で取引を終えました。
2.個別銘柄等
トヨタ自動車(7203)は1.5%安の2,680円をつけ3日ぶりに反落となりました。本日7日、14時に2026年第1四半期決算を発表し、四半期純利益は前年同期比36.9%減となる8,413億円であったとし、また、通期の当期純利益は前期比44.2%減の2.6兆円と前回から4,400億円の下方修正が嫌気され売りが優勢となりました。
ソニーグループ(6758)は4.1%高の3,860円をつけ3日続伸となりました。本日7日、2026年3月期の第1四半期決算を発表し、営業利益は前年同期比36.5%増の3,399億円となったほか、米国による関税による業績への下押し影響を見直し、通期の営業利益は前回から500億円の上方修正となる1.3兆円としたことが好感され、買いが入りました。
エムスリー(2413)は一時ストップ高水準となる22.1%高の2,211円をつけ大幅高となりました。6日、2026年3月期の第1四半期決算を発表し、売上高は34.2%増の862億円、営業利益は前年同期比17.0%増の197億円と増収増益となり、市場予想を上回る業績内容が好感され、買いが殺到しました。
古河電気工業(5801)は一時2.2%高の10,015円をつけ年初来高値を更新しましたが決算発表後に急落し、7.5%安の9,066円と4日ぶりに反落で取引を終えました。決算内容は堅調でしたが、通期の業績予想を据え置いたことで利益確定の売りを呼びました。
産業用ドローンメーカーであるACSL(6232)は16.4%安の1,076円をつけ3日ぶりとなる大幅反落となりました。従来は今期(2025年12月期)の最終利益を3,000万円と見込んでいたところ、元代表取締役による不正取引の関連費用などとして特別損失の計上をしたことにより、一転して18億円の最終赤字を見込むといった発表が売り材料となりました。
VIEW POINT: 明日への視点
本日の日経平均は、トヨタ自動車(7203)の決算発表など下押し材料も無難に通過し3日続伸となりました。明日も多くの銘柄が決算発表を控えており、決算銘柄への物色が続くと考えられます。
本日の大引け後の決算発表は、ソフトバンクグループ(9984)やオリックス(8591)、東京海上ホールディングス(8766)、ニトリホールディングス(9843)、レーザーテック(6920)が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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