東京市場まとめ
1.概況
日経平均は677円高の53,332円と反発して寄付きました。前日の米国市場では主要3指数が揃って上昇となったほか、ドル円が円安方向に推移していることなどから買いが優勢で一貫して上げ幅を拡大する展開となりました。前場は1,545円高の54,201円と大幅に上昇して前引けとなりました。
後場も一段高となり、中ごろからは上げ幅は2,000円を超えての推移となりました。14時2分には2,127円高の54,782円をつけこの日の高値を更新し、その後も高値圏で推移した日経平均は最終的に2,065円高の54,720円と史上最高値を更新して取引を終えました。
TOPIXは109ポイント高の3,645ポイントで反発、新興市場では東証グロース250指数が10ポイント高の715ポイントで同じく反発となりました。
2.個別銘柄等
京セラ(6971)は一時12.0%高の2,608.5円をつけ2000年1月以来の高値を更新しました。2日、2026年3月期(今期)の当期純利益を従来から上方修正し、前期比5倍の1200億円を見込むとしたほか、新社長のもとでの成長戦略の推進を期待した買いが入り、大幅高となりました。
小松製作所(6301)は一時11.8%高の6,949円をつけ、上場来高値を更新しました。2日、内閣府などが小笠原諸島・南鳥島沖の水深約6,000メートルの海底からレアアース(希土類)を含むとされる泥の引き揚げに成功したと発表し、鉱物採掘で建機需要が増加するとの思惑から同社に買いが入りました。
ヤマハ発動機(7272)は10.1%安の1,047.5円をつけ4営業日ぶりとなる大幅反落となりました。2日、2025年12月期の当期純利益が従来予想(450億円)から下方修正され前期比85%減の165億円になる見通しだと発表し、市場予想も下回るガイダンスが嫌気され売りが優勢となりました。
日本ハム(2282)は3.3%安の6,931円をつけ4営業日ぶりに反落となりました。2日、2026年3月期(今期)は本業のもうけを示す連結事業利益が前期比50%増の640億円を見込むと発表し、従来予想から上方修正したものの、株価は直近で昨年来高値圏にあったため、目先の材料出尽くしとの見方から売りが優勢になりました。
衛星開発のQPSホールディングス(464A)は一時6.5%高の1,992円をつけ連日で上場来高値を更新しました。2日、国内証券が同社を新たに調査開始し、投資判断は3段階で最上位の「強気」、目標株価は2,300円に設定したと伝わったことで、これを材料視した買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
米国株高に加え、ドル円の円安基調などから日経平均は大幅高となり、史上最高値を更新して2,065円高となりました。
大引け後には任天堂(7974)の決算発表が予定されており、さらなる高値を目指せるか、国内企業の決算発表が注目されるほか、米国ではメルク[MRK]やペプシコ[PEP]、ペイパル・ホールディングス[PYPL]、ファイザー[PFE]といった主力銘柄の決算発表が予定されています。そのほかには、米リッチモンド連銀総裁の講演などが予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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