東京市場まとめ
1.概況
前日の米国ハイテク株安を受けて、日経平均は4円安の54,289円と小幅に続落して寄付きました。序盤は軟調にスタートしたものの、早々に上昇に転じると前場中ごろにかけて小幅高圏での値動きとなりました。しかし、アジア各国の株価指数が下落したことで、再び売りが先行し、前引けは395円安の53,898円となりました。
後場は安値圏で小動きとなりました。株価指数先物に売りが出たことも、相場の重荷となったほか、週末に控える衆議院議員総選挙の投開票を見極めたいといった思惑から上値は重く、最終的には475円安の53,818円で続落となりました。
TOPIXは日中には取引時間中の最高値である3,686ポイントをつける場面が見られましたが、終値では3ポイント安の3,652ポイントで3営業日ぶりに反落、新興市場では東証グロース250指数が1ポイント高の712ポイントで反発となりました。
2.個別銘柄等
ふくおかフィナンシャルグループ(8354)は一時10.9%高の6,712円をつけ上場来高値を更新しました。4日、2026年3月期の当期純利益を上方修正したほか、年間配当を従来予想から10円引き上げて180円としており、これらを評価した買いが優勢となりました。
総合半導体メーカーのローム(6963)は9.0%安の2,487.5円をつけ3営業日ぶりに大幅反落となりました。4日、2026年3月期(今期)の営業損益予想について50億円の黒字から60億円の黒字(前期は400億円の赤字)への上方修正を発表したものの、市場では物足りないとの見方から売りが出ました。
アステラス製薬(4503)は一時11.1%高の2,496円をつけ株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。2026年3月期(今期)の当期純利益は前期比4.9倍の2500億円を見込むと発表し、7年ぶりの過去最高益の更新見通しに収益拡大を好感した買いが広がりました。
バンダイナムコホールディングス(7832)は2.2%高の4,007円をつけ反発となりました。5日、2026年3月期(今期)の当期純利益が前期比1%増の1300億円を見込むと発表しました。前期比7%減の1200億円とした従来予想から上方修正し、最高益になる見通しとなったほか、市場予想も上回りました。また、最大300億円を上限とする自社株買いの実施も発表し、これらを好感した買いが入りました。
三菱商事(8058)は一時7.0%高の4,642円をつけ株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。5日14時に発表した2026年3月期の第3四半期決算で、純利益が前年同期比27%減の6079億円と減益となったものの、市場予想を上回ったことが買い安心感につながりました。通期の純利益の見通しは前期比26%減の7000億円で据え置かれています。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は後場に伸び悩み、475円安で続落となりました。ここ数日の米ハイテク株安も重荷となっています。2月8日に衆議院議員総選挙を控えることから、明日は様子見ムードが広がる可能性があるでしょう。
個別の材料では、日米の主力銘柄の決算発表が注目されます。中でも国内では本日引け後にソニーグループ(6758)、花王(4452)、日本製鉄(5401)、ディー・エヌ・エー(2432)が予定されており、米国ではアマゾン・ドットコム[AMZN]、フォーティネット[FTNT]、ストラテジー[MSTR]などの決算発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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