「勝者のゲーム」と資産運用入門

衆院選は自民党圧勝で、第二次高市政権が始動。
日本株急騰に寄せる投資家の期待とは?太田忠の勝者のポートフォリオ 第228回

2026年2月17日公開
太田 忠
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高市自民が316議席で歴史的勝利、中道惨敗で議席数は3分の1以下の49

 2月8日(日)に投開票が行われた第51回衆議院選挙。465議席において自民党が316議席(公示前198)と単独で定数の3分の2を上回った。しかも名簿不足で比例14議席を他党に譲っての結果だ。立憲民主党と公明党が結成した中道改革連合は49議席(公示前167)と惨敗した。自民と連立を組む日本維新の会は36議席(公示前34)と微増にとどまった。一方、自らの政策を力強く訴えたチームみらいが11議席(公示前0)と大躍進した。

 株式市場は大きく反応した。2月9日(月)の日経平均株価は2110円高の5万6363円となった。実は2月6日(金)の夜間取引において日経先物CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)では2221円高の5万6475円とすでに高市自民圧勝を先取りしていたことは特筆に値する。皆さんが普段あまり目にしない、配当込み日経平均の「日経平均株価トータルリターン・インデックス」は10万2601円と初の10万円台乗せとなった。

衆院選の結果は予想通り。マスメディアの自民苦戦報道は当てはまらず

 衆院選に関して私はいろいろ予想していたが、結果は私の期待を裏切らなかった。

・「高市政権への評価は高いが、自民党への評価は高くない」「選挙をやっても勝てるかどうかは未知数」「自公連立が崩れたので自民党議員の多くが落選する」とのオールドメディアを中心とした論調は単なる机上の空論。

・「公明・立民の新党結成で自民党に打撃」は嘘、「立民議員は小選挙区で期待していた創価学会票を満足に得られず落選が相次ぎ、比例復活の道も閉ざされるというシナリオ」が待っている、「それが明らかになるのが2月8日(日)の投開票日」である。

 中道改革連合は野党最大勢力の立憲民主党と与党から離脱した公明党が衆院選での大敗を避けるために結成したものだ。両党の政策は憲法や原発という国家の根幹に関わる二つの重要課題において考え方が異なり、通常ならパートナーにならない組み合わせ。しかも議席数は旧勢力においてわずか24議席の公明党が144議席の立憲民主党を飲み込む形で結成された「中道改革連合」。公明党の斎藤鉄夫代表は「中道改革の軸となる5つの旗に集まった人は、もう立憲の人ではありません」「公明党が掲げた5つの旗の下に集ってきた人です」と語り、新党は公明が主導権を握り、立民は吸収される意味合いを強く漂わせていた。

衆院選議席3分の2以上の獲得により、高市政権はスムーズな運営が可能に

 結果はご存知の通りである。立民は公示前の144議席から21議席へ85%減、一方の公民は公示前の24議席から28議席へ躍進した(鞍替えや離党者は公示前の数字に含めず)。国民のために仕事をするはずの国会議員が自らの政策や信念を突然放り出し、議員バッチ欲しさに目先の票にすがる…。まことに唾棄すべき姿だったが、立民のリベラル派議員はことごとく落選。選挙活動時は「他党や他人をののしり」、落選後も「すべて人のせい」にするようではもはや復活の道はない。同様のことが共産党やれいわ新選組にも言える。特に自らも落選した大石あきこ共同代表の「口汚い」発言の数々は不快以外の何物でもなかった。そもそも人間として国家議員に相応しい人物ではないと私は思う。

 高市自民党が衆議院で3分の2の議席数を獲得した意味は極めて大きい。与党で「絶対安定多数」と呼ばれる261議席に達すると常任委員会の委員長のポストを独占した上で、委員の過半数も確保できる。さらに、定数の3分の2の310議席を獲得すると提出した法案を参院で否決されても、衆院で再可決して成立させることができる。憲法改正の国民投票の発議も可能になる。これまで高市内閣が政策を進める際に壁となっていたことが無くなり、政権を極めてスムーズに運営できる。

予算編成の抜本的見直しなど「責任ある積極財政への転換」に期待

 新たにスタートする国会の目玉は「予算編成の抜本的見直し」だ。補正予算を前提とせず当初予算に全てを盛り込む方式に変える。優先順位も使途も曖昧な補正予算というデタラメな方式を一新して当初予算ですべてを決定し、かつ複数年度予算も盛り込む。日本を根本的に変える大変革になる政策だ。経済産業省や財務省などの利権を虎視眈々と狙う省庁にクギを刺し、長期的な視野で国家を運営できる方式になる。大いに賛成だ。石破茂政権下で組まれた予算、そして省庁が狙っていた予算もリセットすることができるというわけだ。

 高市首相が言う「責任ある積極財政への転換」。従来は、予算で絶大な権力を握る財務省が抵抗して実現が難しかった政策ばかりである。国債の機動的発行、必要に基づく予算決定、複数年度予算、迅速な投資、そして消費減税。今回の選挙での高市政権圧勝によってこれまで抑圧下に置かれていた状況から日本は解き放たれて「成長」に向けて舵取りができる。さらに防衛や外国人政策という重要な政策も望ましい方向に進む。加えて裏金議員問題や、衆院選で落選するはずだったアンチ高市系のリベラル議員も高市首相の巧みな戦略でシャットアウトされるものと私は考えている。

日経平均は5万7000円を一時突破。ただ高市相場の買いは3合目の手前

 日経平均は2月12日(木)時点で5万7000円を突破した。日本の株式市場はFOMO(Fear of Missing Out:取り残される恐怖)の状況だ。3年連続で日経平均はNYダウをアウトパフォームしたが、「午尻上がり」の2026年も日本株の年になると私は考えている。第二次高市政権下でさらなるFOMOになるだろう。自民大勝で政権基盤は安定し2028年の参院選までは国政選挙もない。経験則では自民大勝後に海外投資家は1年以上にわたって日本株を買い越す傾向があり、「高市相場」の買い(買越額5兆円)はまだ3合目の手前だ。2005年~2007年の郵政解散相場(買越額19兆円)や、2012年~2015年のアベノミクス相場(買越額21兆円)を超える長期的株高の入り口は開かれた。高い支持率を背景とした揺るぎなき長期政権で日本経済の構造改革が進むことを海外投資家は期待している。

ロケットスタートが続く勝者のポートフォリオ。年初来推移は+20.3%

 さて、太田忠投資評価研究所とダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ(DFR)がコラボレーションして投資助言を行う「勝者のポートフォリオ」は年初からロケットスタートを続けている。2月12日(木)時点の年初来パフォーマンスは+20.3%となっており、TOPIX+13.9%、日経平均+14.5%、グロース+9.0%をアウトパフォーム。累計パフォーマンスは+186.1%と最高値を更新して当面の目標であった+150%を大きく凌駕している。一昨年来の+123.8%、昨年来の+69.5%といずれの期間もマーケット指標に圧勝。我々は圧倒的な勝ち組投資家であり、今後もマーケットに勝ち続ける采配をしていく。次のターゲットは+200%の早期達成である。

「勝者のポートフォリオ」の設定来パフォーマンスの推移と主要指数との比較

 私が運用する「勝者のポートフォリオ」連動型個人ファンドも7億351万円となり、昨年来+3億5328万円増(+101%)となり、年初来でもすでに1億5187万円増(+28%)という凄まじさだ。目標の自由億(10億円)は射程圏内にある。

2月18日開催のセミナーは必聴。高市相場の買いが続く中、波に乗ろう!

  「勝者のポートフォリオ」は日本株を中心とした個人投資家向けの投資助言であり、毎週のマーケット解説・投資戦略のメルマガ配信に加え、毎月恒例のWebセミナーの開催とスキルアップを目的とするスペシャル講義を提供している。Webセミナーでは米連邦準備理事会(FRB)や日銀の金融政策、日米の景気動向、高市政権の影響といったホットな話題を取り上げながら、現状の投資戦略や株価上昇が期待できる個別銘柄の話、さらには参加者からのすべての質問に答えるQ&Aコーナーを設けて毎回2時間ものロングランとなっている。毎回300名を超える参加者で盛り上がり、投資のヒントが満載である。

 次回のWebセミナー開催は2月18日(水)20時より開催する。テーマは『衆院選で自民党圧勝、高市政権で日経平均7万円達成へ』を予定している。株式市場は上昇しているのに資産運用がうまくいっていない個人投資家が多いとの印象を受ける。「どうすれば資産運用がうまくいくのか」を知りたい方々に奮ってご参加願いたい。10日間の無料お試し期間を使えば誰でも参加が可能である。

 スペシャル講義は投資スキルを身につける場として62本もの講義動画をリリースしている。個人投資家にとって必須のリスク管理、運用力を上げるためのマーケットサイクル投資法、恐怖指数の活用、システマティックリスクの対処法、ヘッジファンドの実態などを詳しく解説している。ぜひとも参考にしていただきたい。

●太田 忠 DFR投資助言者。ジャーディン・フレミング証券(現JPモルガン証券)などでおもに中小型株のアナリストとして活躍。国内外で6年間にわたり、ランキングトップを維持した。現在は、中小型株だけではなく、市場全体から割安株を見つけ出す、バリュー株ハンターとしてもDFRへのレポート提供による「勝者のポートフォリオ」メルマガ配信などで活躍。

 

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