【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 54,085.88 △907.47 (8/4)
NASDAQ: 26,584.99 △671.10 (8/4)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って上昇しました。仲介国のカタールやベッセント米財務長官が米国とイランがホルムズ海峡の通航再開をめぐり合意が近づいているとの認識を示したことで中東情勢の改善期待が高まり投資家心理が改善し買いが優勢となりました。ダウ平均とS&P500株価指数は揃って最高値を更新しました。
ダウ平均は462ドル高の53,641ドルでこの日の取引を開始しました。寄付きがこの日の安値となり、上昇を続けました。日本時間2時49分に1,094ドル高の54,272ドルでこの日の高値をつけました。その後は、やや上昇幅を縮小したものの概ね横ばい圏で推移し最終的に907ドル高の54,085ドルでこの日の取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は671ポイント高の26,584ポイント、S&P500株価指数は136ポイント高の7,736ポイントでいずれも4日続伸しました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇、5業種が下落となりました。情報技術が4.1%高、素材が2.0%高、資本財・サービスが1.8%高となりました。一方で、公益事業が0.6%安、エネルギー、一般消費財・サービスがいずれも0.5%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中25銘柄が上昇しました。キャタピラー[CAT]は4日に2026年4-6月期決算を発表し、売上高が前年同期比24%増の205億4300万ドル、純利益が65%増の35億9300万ドルとなりました。また、受注残が720億ドルで前年比92%増となったことや調整後1株利益が8.17ドルとなり市場予想を上回ったことが好感され、株価は5.6%高となりました。また、シスコシステムズ[CSCO]が5.1%高、アイビーエム[IBM]が3.9%高となりました。一方で、ナイキ[NKE]が2.6%安、アマゾン・ドットコム[AMZN]が2.3%安、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が1.9%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、マラソン・ペトロリアム[MPC]は第2四半期決算で利益が急増し、調整後1株利益が予想を上回ったことから1.8%高となりました。
5.為替、金利等
長期金利は前日比0.07%低い4.61%となりました。5日朝のドル円相場は157円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場は中東情勢改善の期待から主要3指数は揃って上昇しました。半導体関連銘柄も好調な決算が追い風となって上昇し、フィラデルフィア半導体株指数は6.6%高となりました。また、ホルムズ海峡通航再開期待から原油価格は下落しています。
夜間の日経平均先物は1,610円高の65,510円で取引を終えており、米国市場の好調の流れを引き継ぎ本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。個別株では、イビデン(4062)が決算を発表し、2027年3月期の連結純利益が前期比32%増の840億円となる見通しを発表し、従来予想から260億円上回り減益予想から増益予想となり市場予想を上回ったことから物色されそうです。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
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