東京市場まとめ
1.概況
日経平均は404円安の65,896円と反落して取引を開始しました。前日の米国市場では、ハイテク株が売られたことで、日本市場も前場は売りが優勢となりました。中ごろの10時46分に1,358円安の64,942円をつけ、この日の安値を更新しました。前引けは1,033円安の65,266円となりました。
後場は好業績銘柄に買いが入ったことで、下げ渋る展開となりました。後半は65,000円台後半で推移した日経平均は、最終的に617円安の65,683円で反落となりました。
TOPIXは9ポイント高の4,055ポイントで3日続伸、新興市場では東証グロース250指数が2ポイント安の720ポイントで6営業日ぶりに反落となりました。
2.個別銘柄等
太陽誘電(6976)は11.0%安の9,939円をつけ、3営業日ぶりとなる大幅反落となりました。5日、2027年3月期(今期)の当期純利益が前期比96%増の290億円を見込むと発表しました。従来予想の180億円から上方修正となり、市場予想を上回ったものの、受注の過熱感などが警戒されて売りが出ました。
花王(4452)は12.8%高の3,597円をつけ、年初来高値を更新しました。5日、2026年12月期(今期)の営業利益が前期比16%増の1900億円を見込むと発表しました。従来予想から80億円の上方修正であり、市場予想を上回るガイダンスが好感されました。
加えて、半年以上の保有で株数に応じた株主優待品を贈呈するといった内容で、株主優待の新設も発表しています。
オムロン(6645)は一時16.8%高の6,929円をつけ、年初来高値を更新しました。5日、2027年3月期(今期)の当期純利益は前期比82%増の405億円を見込むと発表しました。人工知能(AI)の需要拡大による先端半導体などが堅調で、従来予想の275億円から上方修正となったことが買い材料となりました。
メルカリ(4385)は一時13.5%高の5,007円をつけ年初来高値を更新しました。5日、2026年6月期(前期)の決算では純利益が前の期比36%増の354億円で過去最高益であったとし、また同社として初めて自社株買いを実施すると発表したことが好感されました。自社株買いは、発行済み株式総数(自己株式を除く)の2.4%にあたる400万株、金額にして最大100億円を上限とするとされています。
ECサイトの構築支援などを手掛けるBASE(4477)は7.2%安の283円をつけ、大幅反落となりました。5日、2026年12月期の中間決算は純利益が前年同期比82%増の8億1500万円と増収となったものの、買収に伴う業績拡大であり、本業の物足りなさを意識した売りが出ました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は後場に下げ渋り、最終的に617円安で反落となりました。半導体銘柄を中心に利益確定の売りが出る一方で、好決算銘柄が相場を支えました。
明日に向けて、本日も決算発表の動向が注目されます。国内では大引け後に、ソフトバンクグループ(9984)、味の素(2802)、SUMCO(3436)、レーザーテック(6920)など半導体関連銘柄の決算発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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