東京市場まとめ
1.概況
日経平均は298円高の65,905円と反発して取引を開始しました。序盤から人工知能(AI)・半導体関連銘柄に買いが入り、上昇基調で推移した日経平均は10時53分に1,400円高の67,006円をつけ、この日の高値を更新しました。前引けは1,324円高の66,931円となりました。
後場も高値圏で推移した日経平均は最終的に1,363円高の66,970円で反発しました。
TOPIXは25ポイント高の4,100ポイントで5日続伸、新興市場では東証グロース250指数が13ポイント高の737ポイントで続伸となりました。
2.個別銘柄等
リクルートホールディングス(6098)はストップ高水準となる22.8%高の16,165円をつけ、大幅続伸となりました。7日、2027年3月期(今期)の当期純利益が従来予想の6230億円から、上方修正し前期比52%増の7550億円になる見込みと発表しました。米求人検索サイト「インディード」などが好調とされており、大幅な上方修正を好感した買いが殺到しました。
サイバーエージェント(4751)は16.7%安の1,249円をつけ、大幅反落となりました。7日、2026年9月期(今期)は当期純利益が前期比29%増の410億円になる見込みと発表しました。従来予想であった250億-300億円(同5-21%減)から上方修正となったものの、市場予想を下回ったことが売り材料となりました。
三井金属(5706)は13.6%安の27,855円をつけ、大幅反落となりました。7日、2027年3月期(今期)の当期純利益が前期比12%減の800億円になる見込みと発表しました。従来予想の750億円(同18%減)から上方修正となったものの、市場予想に届かなかったことが嫌気されました。
UBE(4208)は一時9.0%高の3,653円をつけ、年初来高値を更新しました。7日、2026年3月期の第1四半期決算は、電子機器向け樹脂の販売が好調であったことなどを理由に、営業利益が前年同期比89%増の55億円であったと発表しました。市場予想を上回る業績が評価され、買いが優勢となりました。
森永乳業(2264)は3.8%安の1,195円をつけ、4営業日ぶりに反落しました。7日、2027年3月期(今期)の当期純利益が前期比7%減の210億円になる見込みと発表しました。従来予想から上方修正となったものの、市場予想を下回るガイダンスが物足りないといった見方などが売りを呼びました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は2%高で3営業日ぶりに反発しました。一方で、日銀の早期利上げ観測が浮上したことに加え、明日は祝日といったこともあり後場は上値の重い展開となりました。今週は米国の物価指標(12日に消費者物価指数、13日に生産者物価指数)の発表が注目されるほか、13日には米半導体ウェーハ製造装置メーカーのアプライド・マテリアルズ[AMAT]の決算発表が半導体株の動向を占う上で、重要となりそうです。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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