【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 53,839.99 △69.72 (8/13)
NASDAQ: 26,803.03 △214.54 (8/13)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って上昇しました。生産者物価指数(PPI)が発表され、市場予想以上にインフレが鈍化したことで来月の利上げは見送りの観測が強まりS&P500株価指数は最高値を更新しました。
ダウ平均は58ドル高の53,828ドルでこの日の取引を開始しました。寄付き後は上昇幅を拡大し、278ドル高の54,049ドルでこの日の高値をつけました。その後、じりじりと下げ日本時間0時28分に147ドル安の53,622ドルでこの日の安値をつけました。以降は再び反発し上昇に転じ最終的に69ドル高の53,839ドルでこの日の取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は214ポイント高の26,803ポイント、S&P500株価指数は50ポイント高の7,798ポイントでいずれも続伸しました。
2.経済指標等
米国で生産者物価指数(PPI)が発表され前年比で4.7%の上昇で市場予想(4.9%の上昇)を下回りました。また、前月比では横ばいとなりこちらも市場予想(0.2%上昇)を下回りました。食品・エネルギーを除くコアは前年比では4.2%の上昇で市場予想通りでしたが、前月比では0.2%の上昇となり市場予想(0.3%上昇)を下回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち7業種が上昇、4業種が下落となりました。コミュニケーション・サービスが1.6%高、不動産が1.3%高、情報技術が1.0%高となりました。一方、素材が0.7%安、エネルギー、ヘルスケア、資本財・サービスが0.1%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中17銘柄が上昇しました。セールスフォース[CRM]が4.2%高、メルク[MRK]が2.0%高、ナイキ[NKE]が1.8%高となりました。一方で、シスコシステムズ[CSCO]は12日発表の2026年5-7月期決算で売上高などは市場予想を上回ったものの売上高総利益率の低下が嫌気され8.4%安となり構成銘柄中の下落率トップとなりました。ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が1.6%安、マクドナルド[MCD]が1.3%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、高級ブランドを運営するタペストリー[TPR]は傘下の「コーチ」ブランドが売上高の成長を牽引し、調整後の1株当たり利益が予想を上回ったものの、「ケート・スペード」ブランドの売り上げが落ち込み、消極的な見通しが嫌気され16.5%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.06%低い4.64%となりました。14日朝のドル円相場は159円台半ばで推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
インフレ鈍化期待から利上げ観測が遠のき米国主要3指数は揃って上昇しました。PPI(生産者物価指数)が前年同月比で予想以上に鈍化したことで、前日に発表されたCPI(消費者物価指数)とあわせてインフレ鈍化を示唆するものとなり9月の利上げ観測が遠のき買いが集まりました。また、その影響で米国債利回りも低下しました。
夜間の日経平均先物は880円高の69,140円で取引を終えており、米国市場の上昇の流れを引き継ぎ本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
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