【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 53,559.99 ▼9.45 (8/28)
NASDAQ: 26,402.42 ▼138.93 (8/28)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って下落しました。ジャクソンホール会議でウォーシュFRB議長が講演し、インフレ鈍化が見られなければ利上げをする可能性を示唆し金利が上昇しました。それにより、ハイテク株を中心に売られ相場全体の重しとなりました。
ダウ平均は42ドル高の53,611ドルで取引を開始しました。一時は下落に転じる場面もありましたが、日本時間0時26分に250ドル高の53,819ドルでこの日の高値をつけました。その後、再び下落に転じ日本時間2時10分に80ドル安の53,489ドルでこの日の安値をつけました。以降は下落幅を縮小しましたが最終的に9ドル安の53,559ドルでこの日の取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は138ポイント安の26,402ポイント、S&P500株価指数は19ポイント安の7,711ポイントでいずれも反落となりました。
2.経済指標等
米国で8月のミシガン大学消費者信頼感指数が発表され、51.7となり市場予想(51.0)を上回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち5業種が上昇、6業種が下落となりました。一般消費財・サービスが1.7%高、コミュニケーション・サービスが1.6%高、エネルギー、生活必需品がいずれも0.6%高となりました。一方で、情報技術が1.3%安、公益事業が1.1%安、資本財・サービスが1.0%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中17銘柄が上昇しました。アマゾン・ドットコム[AMZN]が4.0%高、ナイキ[NKE]が3.0%高、マクドナルド[MCD]が1.9%高となりました。一方で、エヌビディア[NVDA]が4.6%安、スリーエム[MMM]が2.5%安、キャタピラー[CAT]が2.1%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、オンライン決済のペイパル・ホールディングス[PYPL]は決済大手ストライプと米投資ファンドのアドベント・インターナショナルが同社の買収を断念した旨の報道がされたことで12.7%安となりました。また、半導体メーカーのマーベル・テクノロジー[MRVL]は第2四半期決算の内容が予想を上回ったものの、期待に達せず10.3%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.05%高い4.72%となりました。31日朝のドル円相場は160円前後で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場はウォーシュ議長の早期利上げの示唆により主要3指数が揃って下落しました。9月の利上げの可能性が依然として意識されています。また、今週は金曜日に米国で雇用統計の発表が予定されており大きな注目を集めることになりそうです。
夜間の日経平均先物は620円安の65,830円となっています。米国市場の下落の流れを受け、本日の日本市場は売りが優勢でのスタートが見込まれます。また、寄付き前には小売売上高の発表を控えており、注目されそうです。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
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