「米国株型」のインデックス投信の中で、信託報酬が安くておすすめの7つの商品を紹介!
発売中のダイヤモンド・ザイ10月号は、特集「人気の【投資信託】285本の激辛分析」を掲載! この特集では「インデックス型」「アクティブ型」「バランス型」「毎月分配型」のタイプ別に、注目すべき投資信託や人気の投資信託の激辛分析を公開。投資信託を選ぶときのチェックポイントや、売りの判断基準なども取り上げているので、「つみたてNISA」や「iDeCo」で投資をする際にも役立つはずだ。
今回は、その中から「インデックス型」の投資信託の選び方や、「米国株型」のインデックス投信のおすすめ商品&新商品を取り上げるので、ぜひチェックを!
【※関連記事はこちら!】
⇒「つみたてNISA」で米国株の投資信託を積み立て続けていい“5つの理由”とは? 米国株のリスクを抑えつつ、米国経済の成長も享受できるおすすめの投信も紹介!
インデックス投信を選ぶときは、まず「信託報酬」をチェック!
2022年になってから低コストの投資信託がますます増加!
投資信託の中で、もっともオーソドックスなのは、日経平均株価などの指数との連動を目指すインデックス型の投資信託(インデックス投信)だ。ただし、インデックス投信の中でも「日本株型」や「米国株型」「先進国債券型」「バランス型」など、さまざまなカテゴリーが存在する。さらに、同一カテゴリー内でも、複数のインデックス投信がある。初めて投資信託を買う場合は、どれを選べばいいか迷ってしまうかもしれない。
インデックス投信を選ぶうえで、特に重要なのはコスト、つまり信託報酬だ。信託報酬は投資信託を保有している期間中、日々引かれ続けるので、長期保有する場合は特に運用への影響が大きい。
【※関連記事はこちら!】
⇒【2022年 最新版】「インデックスファンド」コスト比較ランキング! 信託報酬・実質コストがもっとも安いファンドは?
一時期、インデックス投信のコスト引き下げ競争が激化していたが、このところは、やや落ち着いたように見えていた。しかし、2022年になってからは、また新たに、より低コストなインデックス・シリーズが登場するなど、さらなるコスト引き下げの動きも見られる。
新たにインデックス投信を買う場合は、買いたい投資先の中で最安のものを選ぶようにしたい。同じ指数に連動する投資信託なら、運用内容はほぼ同じだからだ。
投資した後は、新しい商品が登場しても、保有している投資信託と比べてコスト差が0.1%以内なら神経質になる必要はない。もし、コストの差が0.2%以上も安い商品が登場した場合は、乗り換えを検討したほうがいいが、このあと紹介するように、最近では信託報酬が0.1%以下の商品も増えている。最初から信託報酬が0.1%以下の商品を選んでおけば、途中で乗り換える必要がなくなるのでおすすめだ。
【※関連記事はこちら!】
⇒まだ「つみたてNISA」を始められない人が抱えがちな“8つの疑問”をわかりやすく解説! 金融機関&投信の選び方や「iDeCo」との併用方法などにズバリ回答!
米国株型のインデックス投信は「信託報酬0.1%以下」が当たり前に!
もっとも低コストなのは「PayPay投信 米国株式インデックス」
ここからは、投資家の注目度が高い「米国株型」のインデックス投信の注目商品を紹介していこう。前述のように、インデックス投信は信託報酬の安さがポイントなので、安さが際立った7商品を取り上げる。
◆低コストでおすすめの【米国株型】インデックス投信を紹介! | ||||
連動する指数 | 信託報酬 | 純資産額 | 基準価額 | 最新の 基準価額 |
◆SBI・V・S&P500【SBI・V・S&P500インデックス・ファンド】/SBI | ||||
S&P500 | 0.0938% | 5816億円 | 1万6767円 | |
◆eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/三菱UFJ投信 | ||||
S&P500 | 0.0968% | 1兆2548億円 | 1万8301円 | |
◆My SMT ダウ・ジョーンズ・インデックス(ノーロード)/三井住友トラスト | ||||
NYダウ | 0.0968% | 0億円 | 9811円 | |
◆PayPay投信 NYダウインデックス/PayPay | ||||
NYダウ | 0.1980% | 5億円 | 1万2248円 | |
◆SBI・V・全米株式【SBI・V・全米株式インデックス・ファンド】/SBI | ||||
CRSP | 0.0938% | 833億円 | 1万661円 | |
◆楽天・バンガード・ファンド(全米株式)【楽天・全米株式インデックス・ファンド】/楽天 | ||||
CRSP | 0.1620% | 5836億円 | 1万8808円 | |
◆PayPay投信 米国株式インデックス/PayPay | ||||
Morningstar 米国ターゲット・ マーケット・エクスポージャー |
0.0915% | 2億円 | 1万18円 | |
※データは2022年6月末時点。 |
米国株型のインデックス投信が連動することを目指す主な指数は、S&P500とNYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)、CRSP USトータル・マーケット・インデックスだ。S&P500は米国を代表する500銘柄、NYダウは優良企業30銘柄で構成される。S&P500のほうが値動きは大きい。
CRSPの指数は、中小型株も含む米国株全体が対象となる。また、上記の「PayPay投信 米国株式インデックス」は、Morningstar 米国ターゲット・マーケット・エクスポージャー指数を採用。大型・中型の米国株式を対象とし、同市場の85%をカバー。直近3年の上昇率はCRSPと同程度だ。
指数ごとに多少の違いはあるが、米国株型のインデックス投信で信託報酬が最安値となったのは「PayPay投信 米国株式インデックス」だった。この投資信託は、2022年3月に設定されたばかりのニューカマーだ。
同じく、2022年に3月に設定されたのが、NYダウに連動することを目指すインデックス投信で信託報酬が最安の「My SMT ダウ・ジョーンズ・インデックス」。8月9日時点では販売会社が三井住友信託銀行のみだが、今後の展開に注目したい。
【※関連記事はこちら!】
⇒つみたてNISA(積立NISA)対象商品を一覧で紹介! インデックス型投資信託とアクティブ型投資信託、ETFの取り扱い金融機関や信託報酬、騰落率に注目!
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
【2024年11月1日時点】 |
||||
順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
全体 | ノーロード (手数料無料) |
積立対応 | ||
1位 | ◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
2567本 | 2567本 | 2424本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の販売手数料はすべて無料! 投資信託の保有残高が一定の金額を超えるごとに「楽天ポイント」が貯まるサービスもお得。また「投信残高ポイントプログラム」の対象となる6ファンド(「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」など」)については、保有しているだけで一定のポイントが還元されるのでお得。さらに投信積立の際に楽天カードを使うと0.2〜1%分、楽天キャッシュを使うと0.5%分の楽天ポイントが付与される。ポイントは投資信託の買付や投信積立の代金にも利用できる。投資信託の最新事情がわかる「楽天証券レポート&コラム」や、最大5銘柄の基準価額の推移を比較できる「投信スーパーサーチ」など、投資信託選びのサポートもバッチリ。ロボ・アドバイザーが銘柄選択や売買タイミングまで判断してくれる「楽ラップ」や、スマホ専用のロボ・アドバイザー「ロボのぶくん」を利用可能。さらに、専用バランスファンドで手軽に積立投資ができるロボ・アドバイザー「らくらく投資」も登場。 |
||||
2位 | ◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
2554本 | 2554本 | 2367本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の販売手数料はすべて無料で、投資信託本数の取扱本数はネット証券でトップクラス! スマホアプリ「かんたん積立 アプリ」を利用すれば、投資信託をスマホで管理可能だ。また、投資信託の月間平均保有額に応じてVポイントやPontaポイント、dポイント、PayPayポイント、JALマイルなどが貯まる「投信マイレージサービス」もお得。保有額が1000万円以上なら獲得ポイントが2倍になる(通常銘柄の場合)ので、投資信託が本格的に資産形成を考えている人には、かなりお得だ。買付&積立が100円以上1円単位に引き下げられ、初心者でも気軽に始めやすくなった。投信の買付には、VポイントやPontaポイントが利用できる。投信積立は三井住友カードによるクレジットカード決済「クレカ積立」がお得で、最大で決済額の0.5%ものポイントが貯まる。最近では、低コストなiDeCo(個人型確定拠出年金)にも力を入れており、無条件で運営管理手数料を無料にしている。 |
||||
3位 | ◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
1885本 | 1885本 | 1862本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の取り扱い本数を着実に増やしており、現在はランキング3位まで上昇。他社に先駆けて投資信託の販売手数料無料を打ち出したのも高評価だ。さらに投資信託の残高の最大1%分のポイントが貯まるサービスもお得。他社の類似サービスと比較しても、ポイント還元率は高水準に設定されている。投資信託ページは、人気の投信や好成績の投信がすぐにわかる各種ランキング装備、スマホでの見やすさ、直接発注など機能が充実。さらに、投資信託の組み合わせに頭を悩ませる人のために「投信工房」「投信提案ロボ」「投信見直しロボ」という3つの高機能ロボアドバイザーを用意。無料のロボアドバイザーとしては、どれも非常に高い機能を備えている。 |
||||
順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
全体 | ノーロード | 積立対応 | ||
4位 | ◆auカブコム証券(旧:カブドットコム証券) ⇒詳細情報ページへ | |||
1839本 | 1839本 | 1760本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の販売手数料はすべて無料! 信託報酬控除前のトータルリターンが見られるので、実態に合った取引コストや運用パフォーマンスがわかるのも魅力だ。また「プレミアム積立」は100円から可能。au PAYカード決済による積立なら1%ポイント還元、投資について気軽に話し合えるSNS「ファンドスクエア」も魅力。積立の銘柄選びに役立つ「セレクション」は、ジャンルごとの代表的な銘柄が複数紹介されている。ファンド探しはランキングやファンド検索から。投資信託の月間保有金額に応じて0.005〜最大0.24%分のPontaポイントがもらえる「資産形成プログラム」も上手に活用したい。 |
||||
【株アプリに慣れていない「株初心者」には特におすすめ!】 | ||||
5位 | ◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
1764本 | 1764本 | 1704本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の購入時手数料はすべて無料! もちろん、NISA口座での取引や「投信つみたて」による購入も手数料0円だ。クレカ積立のポイント還元率は業界トップクラスで、「dカード」や「マネックスカード」で投資信託を積立購入すると最大1.1%分のポイントがもらえる。さらに、投資信託の保有金額の最大0.26%分のポイントがもらえるのもお得。なお、貯まったポイントは投信信託の購入代金に利用できる。ファンド探しに迷ったら、自分のライフプランに合ったファンド選びを手助けする「投信ポートフォリオ診断」を参考にするといいだろう。ポートフォリオの分析やリターン予測、アドバイスなどの機能がある「MONEX VISION」も便利だ。ロボアドバイザーサービスは、1000円から始められる投資一任型の「ON COMPASS」と、最低投資金額が5万円で国内ETFで運用を行うアドバイス型の「Monex Advisor」が利用可能。 |
||||
※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。※1 投資信託本数は、各証券会社の投資信託サーチ機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合があります。 |