毎月分配型投資信託の最新の実力(=本当の利回り)を診断! 2017年6月末時点で利回りが高かった毎月分配型投資信託をベスト15位まで紹介!
ダイヤモンド・ザイでは、半年に一度の恒例企画として「毎月分配型投信100本の本当の利回り!」と題した特集を掲載している。毎月分配型投資信託の全体的なトレンドを解説するほか、2017年6月末時点で上位30位までにランクインする、「本当の利回り」が高い投資信託を発表! さらに、100本すべての「本当の利回り」や「分配健全度」、「分配余力」なども紹介している。
今回はその中の上位30位のランキングのうち、15位までにランクインした毎月分配型投資信託をピックアップする。
1位は複雑な運用の株式型!通貨選択型も上位に!
ここで紹介するランキングは、人気の毎月分配型投資信託100本を対象に、「本当の利回り」の高さで順位を付けたものだ。
本当の利回りとは、基準価額が下落した場合、その下落分を分配金の合計から差し引いた利回りのこと。どんなに高い分配金を受け取っていても、基準価額が合計分配額よりも下落してしまえば、実質の利回りはマイナスとなり、元本取り崩しが行なわれたことになる。そのような投資信託を選ばないためにも、本当の利回りを見ることが重要なのだ。
以下では、本当の利回りランキング上位15本を紹介しよう。
上位の顔ぶれを見ると、2位の「日本株厳選ファンド・ブラジルレアルコース」や、5位の「国際アジア・リート・ファンド」、6位の「三菱UFJ新興国債券ファンド」など、ベスト10のうち4本が通貨選択型だった。
通貨選択型の投資信託の場合、「投資家は株や債券やリートに投資したつもりでも、実際は通貨に投資しているので、通貨次第で成績が悪化するリスクがある」(SMBC信託銀行・シニア・ポートフォリオ・アナリスト、田中正秀さん)ので要注意だ。
なお、1位の「日本株アルファ・カルテット」のように、分類上は通貨選択型でないが、実際は為替取引で追加収益を狙っている投資信託もある。「日本株アルファ・カルテット」はTOPIXのオプション取引も行なっており、運用は複雑だ。
ハイ・イールド債券型は「低格付け」の意識を持つべし!
また、上位は株式型の投資信託が多くを占めた。次いで多かったのは、13位の「みずほUSハイイールドオープンBコース」、「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」などのハイ・イールド債券型。ただ、『投資信託事情』発行人・編集長の島田知保さんは、「ハイ・イールド債券とは低格付け債のこと。利回りが高いのはそれだけリスクがあることを常に意識してほしい」と注意を喚起する。
また、今回取り上げた15本はすべて1年前の利回りはマイナスだった。「今の利回りはもちろん大事だが、過去にどれだけ利回りと基準価額が下がったことがあるかを調べるのはもっと大事」(島田さん)という点も心がけておきたい。
2017年6月末時点で本当の利回りが高い 「毎月分配型投資信託」ベスト15 |
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順位 | 本当の利回り | 分配合計 (基準価額の増減) |
最新の 基準価額 |
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2017年6月末時点 | 5カ月前 | 1年前 | |||
1位 | ◆日本株アルファ・カルテット(大和住銀) | ||||
30.0% | 30.2% | -24.3% | 1200円 (+470円) |
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2位 | ◆日本株厳選ファンド・ブラジルレアルコース(大和住銀) | ||||
28.8% | 30.0% | -30.6% | 1450円 (+966円) |
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3位 | ◆ニッセイグローバル好配当株式プラス(毎月決算型)(ニッセイ) | ||||
25.3% | 9.9% | -21.1% | 3300円 (-1090円) |
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順位 | 本当の利回り | 分配合計 (基準価額の増減) |
最新の 基準価額 |
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2017年6月末時点 | 5カ月前 | 1年前 | |||
4位 | ◆ニッセイオーストラリア高配当株ファンド(ニッセイ) | ||||
23.5% | 11.4% | -11.2% | 2250円 (-484円) |
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5位 | ◆国際アジア・リート・ ファンド(インド・ルピー)(三菱UFJ国際) | ||||
22.9% | 14.1% | -13.0% | 1940円 (+428円) |
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6位 | ◆三菱UFJ新興国債券ファンド(ブラジルレアル)(三菱UFJ国際) | ||||
22.9% | 29.8% | -8.0% | 840円 (-58円) |
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順位 | 本当の利回り | 分配合計 (基準価額の増減) |
最新の 基準価額 |
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2017年6月末時点 | 5カ月前 | 1年前 | |||
7位 | ◆LM・オーストラリア高配当株ファンド(レッグ・メイソン) | ||||
21.6% | 12.4% | -11.7% | 2300円 (+353円) |
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8位 | ◆トリプルリターンズ[ダイワ米国株ストラテジーαレアル](大和) | ||||
21.5% | 26.4% | -17.9% | 840円 (+484円) |
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9位 | ◆インド債券ファンド(三井住友アセット) | ||||
21.2% | 5.0% | -12.5% | 1680円 (-40円) |
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順位 | 本当の利回り | 分配合計 (基準価額の増減) |
最新の 基準価額 |
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2017年6月末時点 | 5カ月前 | 1年前 | |||
10位 | ◆ラッキー・カントリー「ニッセイ豪州ハイ・インカム株式ファンド」 (ニッセイ) |
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20.9% | 12.1% | -11.5% | 1800円 (+266円) |
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11位 | ◆日本株厳選ファンド・ 円コース(大和住銀) | ||||
20.7% | 8.9% | -22.3% | 2050円 (+784円) |
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12位 | ◆JPXプレミアム[JPX日経400アクティブ・プレミアム・オープン](ニッセイ) | ||||
19.4% | 0.2% | -17.1% | 2100円 (-779円) |
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順位 | 本当の利回り | 分配合計 (基準価額の増減) |
最新の 基準価額 |
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2017年6月末時点 | 5カ月前 | 1年前 | |||
13位 | ◆みずほUSハイイールドオープンB(為替ヘッジなし) (アセットマネジメントOne) |
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19.0% | 9.2% | -13.3% | 1080円 (+19円) |
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14位 | ◆フィデリティ・USハイ・イールド・ ファンド(フィデリティ) | ||||
18.1% | 9.1% | -15.2% | 680円 (+106円) |
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15位 | ◆ピクテ新興国インカム株式ファンド(ピクテ) | ||||
17.9% | 16.5% | -27.1% | 360円 (+204円) |
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※騰落率は2017年3月末時点。 |
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⇒「毎月分配型」投信で、本当に実力があるのは?人気ランキング上位の投信の実力を判定するほか、「本当の利回り」が8%超のおすすめ投信を公開!
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【2024年12月8日時点】 |
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順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
全体 | ノーロード (手数料無料) |
積立対応 | ||
1位 | ◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
2581本 | 2581本 | 2422本 | 100円 | |
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2位 | ◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
2547本 | 2547本 | 2362本 | 100円 | |
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3位 | ◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
1885本 | 1885本 | 1862本 | 100円 | |
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順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
全体 | ノーロード | 積立対応 | ||
4位 | ◆auカブコム証券(旧:カブドットコム証券) ⇒詳細情報ページへ | |||
1844本 | 1844本 | 1764本 | 100円 | |
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【株アプリに慣れていない「株初心者」には特におすすめ!】 | ||||
5位 | ◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
1767本 | 1767本 | 1704本 | 100円 | |
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※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。※1 投資信託本数は、各証券会社の投資信託サーチ機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合があります。 |