闇株新聞[2018年]

VW排ガス不正事件で子会社アウディの社長を逮捕。
欧州が隠す不都合な真実はどこまで暴かれるか!?闇株新聞が怪しむ「欧州車排ガス不正事件の新展開」

2018年6月22日公開(2022年3月29日更新)
闇株新聞編集部
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事
闇株新聞プレミアムメールマガジン 20日間無料!

2年前に発覚した排ガス不正問題でVW子会社アウディの現社長が逮捕されました。米国では2兆円もの制裁金が科されると目される企業事件ですが、欧州ではなぜか大問題にならずに来ました。現社長逮捕で風向きが変わるのか!? 刺激的な金融メルマガ『闇株新聞プレミアム』が欧州自動車メーカーの闇に斬り込みます。

VW排ガス不正事件で子会社アウディの社長を逮捕。欧州が隠す不都合な真実はどこまで暴かれるか!? 闇株新聞が怪しむ「欧州車排ガス不正事件の新展開」

10億ユーロの罰金受入れ表明も、
検察は会社ぐるみの不正捜査に着手

 2015年9月に発覚した独フォルクスワーゲン(以下、VW)のディーゼル車排ガス不正について独ミュンヘン検察(以下、検察)は18日、VW子会社であるアウディのルパート・シュタートラー社長を逮捕しました。同氏はVW本社の取締役も兼ねています。

 検察はこれに先立つこと11日に、シュタートラー社長を不正に関わった詐欺容疑で捜査対象に加えると発表していました。それに対しVWは慌てて「責任を認め10億ユーロ(約1300億円)の罰金を受け入れる」と表明していたのですが“効き目”がなかったようです。

 VWではすでに10名近い幹部社員らが逮捕されていますが、主要子会社の現職社長が逮捕されたとなると、「会社ぐるみの犯罪」に踏み込んで捜査がなされることになります。

他メーカーも不正をしたが
なぜVWだけが捜査されるのか

 そもそもこの事件は、VWが環境基準検査を逃れるために「検査時だけ窒素酸化物が基準内に収まるような不正プログラム」を搭載し、通常走行時には基準値を遥かに超える(10~40倍だそうです)排ガスを吐き出すディーゼル車を、全世界で1100万台も販売していたというものです。

 事件は2015年9月に発覚しマルティン・ヴィンターコーン社長が辞任しましたが、後に米国で起訴されています。問題のディーゼル車が米国でも48万台ほど販売されていたからですが、米国当局は今後VWに2兆円以上という巨額の罰金を課すと言われています。

 問題はVWだけでは済みません。不正ソフトを搭載したディーゼル車は他メーカーも販売していたのです。例えばダイムラーは100万台以上の不正ベンツを販売し、ルノーに至っては1990年頃から経営陣全体が「不正な戦略」を進めていたと言われています。

 しかし、ダイムラーもルノーもこの問題を追及されたことはありません。穿った見方をすれば、ルノーの主要株主はフランス政府、ダイムラーは高級車(VWは大衆車)を扱うメーカーであるがゆえの「特別扱い」であると言わざるを得ません。

 同じ粉飾決算でもオリンパスは刑事事件化して逮捕者が出るのに、東芝は刑事事件化すらされないのと同じようなものです。

欧州の政財界が隠蔽に動いている
独検察はどこまで闇に踏み込めるか

 今回の不正ソフト搭載は米環境団体の依頼を受けたウエストバージニア大学工学部がVWのディーゼル車の排ガスを測定して発見しました。米国より遥かに多くのディーゼル車が走っている欧州で、同様の測定が全く行われていなかったのであれば大変に違和感があります。

 また、欧州自動車各社が急にEV(電気自動車)開発に舵を切ったのにも、排ガス不正問題から世間の目を逸らそうとする意図が見えます。欧州全体で隠蔽に動いているという見方が拭えませんでしたが、今回のアウディ現社長逮捕で事件は新たな段階に入ったと言えそうです。

 ちょうど米国と欧州(EU)の間で通商問題が波乱含みとなっており、この問題も新たに蒸し返されることになるでしょう。

闇株新聞プレミアムメールマガジン 20日間無料!

本連載は金融・経済のプロも愛読し”ネタ元”にしていると評判の刺激的な金融メルマガ『闇株新聞プレミアム』で配信された記事から、一部を抜粋・編集の上お送りしています。メルマガに登録すると、政治経済や金融の話題を中心に歴史文化や娯楽まで他のメディアでは決して読めない濃くて深くてためになる記事が、毎週1回5本程度の本編と付録、番外編、速達便でお読みいただけます。

闇株新聞PREMIUM

闇株新聞PREMIUM
【発行周期】 毎週月曜日・ほか随時  【価格】 2,552円/月(税込)
闇株新聞PREMIUM 闇株新聞
週刊「闇株新聞」よりもさらに濃密な見解を毎週月曜日にお届けします。ニュースでは教えてくれない世界経済の見解、世間を騒がせている事件の裏側など闇株新聞にしか書けないネタが満載。
お試しはコチラ

 

DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

●DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)とは?

金融・経済・ビジネス・投資に役立つタイムリーかつ有益な情報からブログに書けないディープな話まで、多彩な執筆陣がお届けする有料メールマガジンサービス。
初めての方は、購読後20日間無料! 


世の中の仕組みと人生のデザイン
【発行周期】 隔週木曜日  【価格】 864円/月(税込)
世の中の仕組みと人生のデザイン 橘 玲
金融、資産運用などに詳しい作家・橘玲氏が金融市場を含めた「世の中の仕組み」の中で、いかに楽しく(賢く)生きるか(人生のデザイン)をメルマガで伝えます。
お試しはコチラ

堀江 貴文のブログでは言えない話
【発行周期】 毎週月曜日、水曜、ほか随時  【価格】 864円/月(税込)
堀江 貴文のブログでは言えない話 堀江 貴文
巷ではホリエモンなんて呼ばれています。無料の媒体では書けない、とっておきの情報を書いていこうと思っています。メルマガ内公開で質問にも答えます。
お試しはコチラ

 


【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2022年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2022年の最強クレジットカード(全8部門)を公開!
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2022年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2021年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較 おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

人気の株500激辛診断
米国株オススメ&診断
上場3854社理論株価

11月号9月21日発売
定価780円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[人気の株500激辛診断/米国株]

◎巻頭特別対談
人生を変える!貯金 節約 投資
投資家/棋士・桐谷広人さん×小説家・原田ひ香さん


◎第1特集
買いの高配当株は84銘柄!
人気の株500+Jリート14激辛診断

●儲かる株の見つけ方
・旬の3大テーマ
上方修正株」「人流復活で注目の株」「値上げが浸透する株
・5大ランキング
「第1四半期の進捗が高い」「ROEが高い」
「高配当利回り株」「少額で買える株」「理論株価で割安な株」

●2022年秋のイチオシ株
10万円株/高配当株/株主優待株

●気になる人気株

◎第2特集
上期修正期待の株も!

人気株500以外で買いの株100

●全上場株をランキング!
高配当トップ100&イチオシ&注目株
●第一四半期決算の好発進&復活期待株
●2大テーマ株
●株主優待株

 

◎第3特集
人気の10倍株や利回り8%超 の株も
米国株150オススメ&診断

どうなる米国株
「10月まで上げ渋るが
2023年に最高値を更新する」
●波乱に負けないオススメ株
「大型優良株&高配当株18」
●人気の株を定点観測
GAFAM+α8診断/ナスダック44診断/ニューヨーク証券取引所80診断
●全上場株でランキング!

高配当株全米トップ100
 

◎【別冊付録1】

割安か割高か判明!

最新全上場3854社の理論株価
 

◎【別冊付録2】

3年で100万円が2倍超に!
AI搭載ペットと儲ける3カ月


◎人気連載もお楽しみに!
●おカネの本音!
●10倍株を探せ!IPO株研究所
●株入門マンガ恋する株式相場!
●どこから来てどこへ行くのか日本国
●人気毎月分配型100本の「分配金」


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!


「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2022】 クレジットカードの専門家が選んだ 2022年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報