「老後資金2000万円」を45歳からの20年間で準備するには、毎月いくら積み立てればいいのか?「つみたてNISA」と「iDeCo」を活用して“じぶん年金”を作る運用シミュレーションを公開!
発売中のダイヤモンド・ザイ4月号には、特集「つみたてNISAとiDeCoだけ!【じぶん年金】計画」を掲載! この特集では「45歳から2000万円を作る」パターンと、「60歳から手持ちの1000万円の資金を長持ちさせる」パターンを想定し、節税効果がある「つみたてNISA」と「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を活用して、無理なく“じぶん年金”を準備する方法を紹介している。
今回は、特集の中から「45歳から2000万円を作る」パターンの運用シミュレーションを抜粋!「つみたてNISA」と「iDeCo」だけで20年かけて老後資金を準備する場合、毎月どれだけの金額を拠出すればいいか、目安の金額を紹介しているので、“じぶん年金”に興味を持っている人は参考にしてほしい!
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節税効果の高い「つみたてNISA」と「iDeCo」を活用して
長期でコツコツ積み立て投資を実践しよう!
老後資金をいくら用意すればいいのか――必要な金額は人それぞれ異なるものの、2019年から一つの目安になっているのが「2000万円」という金額。大金であることは間違いないが、コツコツ時間をかけて積み立て投資をすれば、決して実現不可能ではないだろう。
そこで、ここからは「年収800万円・45歳のサラリーマン(妻は専業主婦)」が、投資信託による長期運用を後押しする制度「つみたてNISA」と、老後資金を作るための制度「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を活用して、20年で2000万円を作るための運用プランを紹介しよう。
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なお、現状「iDeCo」に加入できるのは「60歳までの人」だが、「令和2年度税制改正大綱」では「条件付きで『iDeCo』に加入できる期間を65歳まで延長する」とされている。よって、以降はこの変更を加味したうえで話を進めたい。
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「年収800万円・45歳のサラリーマン(妻は専業主婦)」が、20年で2000万円を用意するとなると、毎月それなりの金額を拠出しなければならない。
リスクを取りすぎない投資信託を選び、年利4%で複利運用すると仮定した場合、2000万円のゴールから逆算すると、年額で67万6000円程度積み立てていく必要がある。そこで、「つみたてNISA」に月額3万3333円(上限)、「iDeCo」に月額2万3000円拠出したとすると、資産の増え方は下図のようになる。
ご覧のとおり、56歳で資産残高は1000万円を超え、20年後の65歳のときには2060万円の資産ができる。積み立て額1348万円に対し、運用益は712万円にもなるのだ。
ちなみに、この運用益を丸々受け取るためにも、運用益が非課税になる「つみたてNISA」や「iDeCo」を活用する必要がある。
通常の特定口座などで積み立てをすると、運用益の約20%を税金で差し引かれるため、712万円の利益が出ても、手取りは570万円まで減ってしまうのだ。仮に運用益が570万円になると、20年後に手元に残る金額は1918万円となり、2000万円の目標を下回ることになる。
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さて、ここまで「年収800万円・45歳のサラリーマン(妻は専業主婦)」が、20年で2000万円を用意するための運用シミュレーションを紹介した。ダイヤモンド・ザイ4月号の特集「つみたてNISAとiDeCoだけ!【じぶん年金】計画」では、このケースの続きとして、さらに「iDeCo」の節税効果によって浮いた資金を、妻の「つみたてNISA」で運用することを提案。また「60歳から手持ちの1000万円の資金を長持ちさせる」パターンの運用シミュレーションなども掲載しているので、誌面も併せてチェックしてほしい!
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