
スターバックスとタリーズコーヒーは、日本におけるシアトル系コーヒーショップの双璧と言える。それぞれ、「スターバックス カード」と「タリーズカード」というプリペイドカードを発行しており、特色や有利な利用法が異なっている。
今回は、「スターバックス カード」と「タリーズカード」、それぞれの特色や使い分けについて紹介する。
クレジットカードチャージが可能なスターバックス
「ANAカード」、一部「JCBカード」利用者には特にお得!
「スターバックス カード」は、クレジットカードでのチャージが可能だ。特に「JCB ORIGINAL SERIES(オリジナルシリーズ)」はチャージ時に貯まる「Oki Dokiポイント」が5倍となる。
■JCB一般カード(JCB ORIGINAL SERIES) | ||
還元率 | 0.5~2.5% | |
発行元 | JCB | |
国際ブランド | JCB | |
年会費(税込) | 初年度年会費無料、2年目以降1375円(年50万円以上利用+利用明細Web確認サービス「My Jチェック」登録で次年度以降も無料) | |
家族カード(税込) | あり(初年度無料、2年目以降440円。本会員が年会費無料の条件を満たせば家族会員も無料) | |
おすすめポイント | 年会費が実質無料で使え、パートナー加盟店ならポイント2~5倍! さらに、国内・海外旅行傷害保険が一般的なカードよりも充実! | |
(関連記事⇒日本で生まれた国際ブランド「JCB」が発行する年会費実質無料で、付帯保険も充実の使える1枚!)
また、「ANAカード」はスターバックスWEBサイトからチャージをすると、クレジットのポイントとは別に100円につき1マイル獲得できるため、店頭ではなくWEBからチャージすると非常にお得だ。
■ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB) | ||
還元率 | 1.5%(※ 1マイル=1.5円換算。 「10マイルコース」申込時) |
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発行元 | ANAカード | |
国際ブランド | JCB | |
年会費(税込) | 初年度年会費無料、2年目以降2200円 (マイル移行手数料は年5500円) |
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家族カード(税込) | あり(年1100円) | |
おすすめポイント | 年会費+マイル移行手数料の年間維持費が 安く、東京メトロの定期券購入、 乗車でもポイントが貯まる! |
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(関連記事⇒【ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO)】維持コストの安さに加え、「PASMO」チャージや東京メトロに乗車するだけでもANAマイルが貯まる!)
クレジットカードチャージ不可の「タリーズカード」
電子マネー払いのほうがお得なケースも
一方、「タリーズカード」は、クレジットカードからのチャージには未対応だ。「タリーズカード」が発売された2011年のニュースリリースには、「店頭でのクレジットカード決済や電子マネー決済サービスの導入について検討する」と書かれているが、2015年5月現在、未だに現金でしかチャージができない。
スターバックスが、オートチャージやおサイフケータイに対応するなどサービスを拡充しているのとくらべ、大きく遅れているように見える。
「タリーズカード」のメリットは、ドリンクオーダー時に10円引きになることだ。しかし、コーヒー豆やセットなど、ドリンク類以外の買い物は値引き対象外となるため、キャンペーン時期以外に現金チャージをした場合は特段利用するメリットがない。
ドリンク類以外の買い物は、「タリーズカード」より、電子マネーやタリーズがテナントとして入っている施設のポイントカードで決済した方がお得な場合も多い。
クレジットカードで貯めたポイントを
スターバックス&タリーズのプリペイドカードに移行
「スターバックス カード」と「タリーズカード」は、どちらもチャージのほかに、ポイントを移行して利用することも可能だ。自分の貯めているポイントを移行できるかどうかは、下の表を参照して欲しい。
■スターバックスとタリーズの比較 | ||
スターバックス | タリーズ | |
クレジットカード チャージ |
・すべてのクレジットカード ・JCB ORIGINAL SERIES:ポイント5倍 ・ANAカード:Webチャージで別途100円につき1マイル |
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ポイント移行可能な 主なクレジットカード |
・ANA ・JCBカード ・ANA JCBカード(通常) ・三井住友カード ・ANA VISA(マスター)カード (通常・ボーナス) ・ANA JCBカード(ボーナス) ・ダイナースクラブ ・クレディセゾン |
・三井住友カード ・ANA VISA(マスター)カード(通常・ボーナス) |
キャンペーン時にまとめてチャージして
無料ドリンクチケットをゲットしよう!

スターバックスでは、2015年6月2日(火)まで「スターバックス カード」の入金キャンペーンを実施中だ。「スターバックス カード」への入金5000円ごとに、1000円分まで飲み物・トッピングを自由に選べるドリンク一杯無料チケットが1枚手に入る。
スターバックスのキャンペーンは、ここ数年、春と秋の年2回開催されている。半年分の利用額をキャンペーン期間中にまとめてチャージしておけば、年間を通じてお得に利用可能だ。
ただし、ドリンクチケットの有効期限には注意しよう。例えば、今回のキャンペーンでもらえるドリンクチケットは、有効期限が2015年6月30日(火)となっている。キャンペーンが始まったら早めにチャージを行い、ドリンクチケットは期限が切れないうちにきちんと利用したい。
一方、タリーズは、2014年4月と11月にスターバックスと同じような入金キャンペーンを行っていたが、今年は開催される兆しが見えない。過去のキャンペーンでは、「タリーズカード」への入金3000円ごとにSサイズドリンクの無料チケットが1枚手に入った。スターバックスとくらべるとチャージ単位が少額で、チケットの有効期限も6カ月後までと使い勝手の良いキャンペーンであったため、早期の再開が待たれるところだ。
テナントが入っている施設のポイントカードがあれば、
忘れずに提示してポイントを貯めよう!
スターバックス・タリーズともに、テナント店舗を利用する場合は、忘れずにその施設のポイントカードを提示しよう。スターバックスとタリーズのどちらも、チャージ時ではなく利用時にポイントを付与するようになっている。路面店とテナント店のどちらを利用するか迷ったとき、テナントが入っている施設のポイントカードを持っているなら、断然テナント店を利用したい。
今回は、「スターバックス カード」と「タリーズカード」、それぞれの特色や使い分けについて紹介した。利用スタイルに応じてどちらの店舗で、どのように決済するのがお得か、記事を参考にしながら考えて欲しい。シアトル系コーヒーは単価が高いため、利用頻度が高い人はかなりの効率化が望めるだろう。
■ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB) | ||
還元率 | 1.5%(※ 1マイル=1.5円換算。 「10マイルコース」申込時) |
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発行元 | ANAカード | |
国際ブランド | JCB | |
年会費(税込) | 初年度年会費無料、2年目以降2200円 (マイル移行手数料は年5500円) |
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家族カード(税込) | あり(年1100円) | |
おすすめポイント | 年会費+マイル移行手数料の年間維持費が 安く、東京メトロの定期券購入、 乗車でもポイントが貯まる! |
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■JCB一般カード(JCB ORIGINAL SERIES) | ||
還元率 | 0.5~2.5% | |
発行元 | JCB | |
国際ブランド | JCB | |
年会費(税込) | 初年度年会費無料、2年目以降1375円(年50万円以上利用+利用明細Web確認サービス「My Jチェック」登録で次年度以降も無料) | |
家族カード(税込) | あり(初年度無料、2年目以降440円。本会員が年会費無料の条件を満たせば家族会員も無料) | |
おすすめポイント | 年会費が実質無料で使え、パートナー加盟店ならポイント2~5倍! さらに、国内・海外旅行傷害保険が一般的なカードよりも充実! | |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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◆三井住友カード(NL) |
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0.5~5.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 2021年2月に申し込み受付が始まった「三井住友カード」の新しいクレジットカードで、券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなどで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと、還元率5%に大幅アップ(※)するので、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどを日常的に利用する人におすすめ! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、Tポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗および一定金額を超える支払いでは「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可の場合あり。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短翌日発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大5%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率5%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード |
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1.0~1.5% (※1) |
1万6500円 | AMEX | - |
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【ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードのおすすめポイント】 2021年3月から発行が始まった、高級ホテル「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ」との提携カード。ヒルトンの上級会員資格「ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス」が無条件で付帯し、レイトチェックアウトや部屋のアップグレード(最高でエグゼクティブ)、朝食無料サービスなどを利用できるのが最大の魅力! さらに、年間150万円以上を利用すると「ウィークエンド無料宿泊特典(金・土・日のみ利用可)」がもらえて、ヒルトンやコンラッドなどの1泊3万円以上するような高級ホテルに無料で宿泊できる! また、通常100円につき2ポイント、ヒルトン系列では100円につき3ポイントの「ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント」を獲得でき、貯めたポイントでヒルトン系列のホテルに宿泊することも可能! ※1 ヒルトン系列ホテルの宿泊にポイントを利用した場合。1ポイント=0.5円換算。 |
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【関連記事】 ◆ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード登場! ヒルトンホテルで朝食無料になる「ゴールド」会員になれるほか、カード利用で無料宿泊も可能に! ◆「ヒルトン・オナーズ・アメックス」のメリットを解説!1泊9万円強の高級ホテルへの無料宿泊特典や朝食無料サービスなど、高額な年会費以上にお得な特典が付帯 ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する13枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう!(ヒルトン・オナーズ アメックスの解説へ) |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~5.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD |
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【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 2021年7月1日に発行が始まった、券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと還元率5%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗および一定金額を超える支払いでは「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可の場合あり。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで5%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~5.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」または「nanacoポイント」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~3%のJCBの入門用カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
- |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! さらに、スマホ決済の「au PAY」へのチャージでも1.0%分のポイントが貯まり、「au PAY(コード払い)」の利用時に0.5%分のポイントが貯まるので、合計還元率1.5%でPontaポイントを2重取りできる! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! ※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料。 |
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【関連記事】 ◆「auカブコム証券+au PAY カード」で積立投資すると最大5%のPontaポイントが貯まる! つみたてNISAも対象なので、これから投資を始める人にもおすすめ! ◆「au PAY カード」を使って、auカブコム証券で投資信託の積立投資をしてみた! 積立金額の1~5%分のPontaポイントが付与されるタイミングなどを検証! |
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◆セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digital |
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0.5~2.0% | 初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※1) |
AMEX | Suica |
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【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、QUICPay決済を利用した場合は還元率2%に大幅アップ!(※2)セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといったコンビニはもちろん、マツモトキヨシやツルハグループなどのドラッグストア、ビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店など、QUICPayを利用できる店舗ではいつでもどこでも還元率2%になるので非常にお得! 貯まるポイントは、有効期限のない「永久不滅ポイント」なので、ポイントの失効を気にする必要がないのもメリット! ※1 2年目以降1100円。ただし、年一回でもクレジットカードの利用があれば次年度以降も無料。※2 年間合計30万円までの利用分が対象。以降は還元率0.5%。 |
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