今回からは医療保険や生命保険などの「保険料の見直し」で節約する方法を紹介します。
保険料は前回「家賃は「更新時期」に交渉すると意外と値切れる!住宅ローンの借り換え、引っ越しを安くする方法まで「家」にまつわる住居費の節約術を大公開!」で説明した「住居費」に次いで家計を圧迫しがちな出費なので、見直すことで大きな節約につながる可能性があります。
ひと口に保険といっても、その種類はさまざまです。保険会社自体も、生命保険会社と損害保険会社に分類されます。今回は、まず生命保険会社の保険をピックアップしたいと思います。生命保険会社が取り扱っている保険は具体的には次のようなものです。
◆生命保険(=死亡保障)
◆医療保険
◆がん保険・三大疾病保険
◆年金保険
◆養老保険
◆学資保険
細かく挙げるともっと色々あるのですが、一般的によく売れているものに絞って挙げてみました。すべて、何らかの事態に備えるための保険ですが、商品の性質は、次の2パターンに分類できます。
◆本当にいざというときの「保障」を目的とした保険
◆貯金代わりに使うことを主目的とした保険
完全に保障だけが目的の保険は、「がん保険・三大疾病保険」です。これらの保険を貯金代わりとして加入することはまずありません。
「医療保険」や「死亡保障」の保険は、商品によって「保障だけを目的とするもの」と、「貯金代わりにもなるもの」に二分されます。ただ、医療保険の方は、保障と貯金の両方を併せ持つ商品が減っており、機能を保障のみに絞った、保険料の安い掛け捨ての商品が主流になってきています。
一方、貯金するような感覚で利用できるのが「年金保険」や「養老保険」「学資保険」です。いずれも、死亡保障の機能を兼ね備えていますが、原則として満期にまとまったお金を受け取ることを目的としています。
今挙げた生保の保険のうち、誰もが絶対に入らなければいけない保険というものは存在しません。損保の方だと、火災保険や自動車保険、海外旅行時の旅行保険などのように、必ず入っておくべき保険もあります。しかし、生保の場合は、人によって入らなくても何ら問題ない商品も多いのです。
にもかかわらず、みなさんの中には「何となく入らなければいけないような気がしたから」などの曖昧な理由で、さまざまな保険に加入している方もいるかもしれません。それで家計が圧迫されていたり、貯金が増えづらくなっていたりする可能性もあるので、保険はマメに見直すべきでしょう。
そこで、ここからは独身、既婚を問わず、社会人になると多くの人が加入する、医療保険のお話から始めていきたいと思います。
医療保険のメリットとデメリットを検証!
「安心」は買えるが、費用対効果を考えると……?
医療保険に加入している人はたくさんいます。ただ、最近の20~30代は、未加入の人も増えています。医療保険に懐疑的な意見が、世の中に多く出回るようになったからかもしれません。
私自身、「医療保険はそれほど必要ない」と考えています。家計のやりくりがきついのに、無理をして医療保険に入っている人は、解約してしまってもいいでしょう。
なぜ医療保険が必要ないか説明するために、まずは医療保険のメリットとデメリットをはっきりさせておきたいと思います。
【医療保険のメリット】
◆病気やケガで入院したとき、日数に応じて入院給付金が出る
◆手術を行った場合、手術給付金が出る(出ない場合もあり)
いきなり入院することになると、お金の準備ができず、慌てる場合もあるかもしれません。そんなとき、医療保険に入っていると、入院日数に応じて1日あたり5000円とか1万円程度の給付金を受け取ることができ、安心です。
特に、ほとんど貯金がない人の場合、突然病気やケガをしたら「医療保険があったことで助かった」となることもあり得ます。
ただ、医療保険にはデメリットもあるので、ただ「安心だから」という理由だけで入るのはNGです。
※クレジットカードの専門家2人が選んだ、2023年の最強カードは?
⇒【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】
「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!
全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
▼節約の第一歩はATM&振込手数料が無料のネット銀行選びから!▼ | |
---|---|
![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() ![]() |
【2023年12月1日時点】 ■編集部おすすめのネット銀行はこちら! |
|||
普通預金金利 (年率、税引前) |
定期預金金利(年率、税引前) | ||
---|---|---|---|
1年 | 3年 | 5年 | |
◆SBI新生銀行 ⇒詳細ページはこちら! | |||
0.10% (※1) |
0.30% (※2) |
0.40% | 0.55% |
【SBI新生銀行のおすすめポイント】 「ステップアッププログラム」のステージが「ダイヤモンド」の場合は普通預金金利が0.10%に大幅アップ! しかも「ダイヤモンド」は、SBI証券との口座連携サービス「SBI新生コネクト」を利用するだけで簡単に到達でき、他行あて振込手数料が月50回まで無料になる特典なども受けられてお得! そのほか、新規に口座開設した人限定の「スタートアップ円定期預金」なら、3カ月もの定期預金の金利が1.00%、1年もの定期預金の金利が0.30%に大幅アップ! また、2023年10月2日からは、他行からの振込入金などで現金がもらえる「キャッシュプレゼントプログラム」もスタート。 ※1「ステップアッププログラム」でダイヤモンドの場合の金利。なお、SBI証券との口座連携サービス「SBI新生コネクト」を利用すると翌々月からダイヤモンドに到達可能。※2 新規に口座開設した人限定の「スタートアップ円定期預金」適用時の金利。 |
|||
【関連記事】 ■【SBI新生銀行の金利・手数料・メリットは?】SBI証券との口座連携「SBI新生コネクト」の利用で、普通預金金利アップ&振込手数料が月50回まで無料! ■「SBI新生コネクト」を利用すれば、SBI新生銀行の金利や手数料がお得に! SBI証券と口座を連携して、最上位「ダイヤモンド」ステージの特典を活用しよう! |
|||
◆東京スター銀行 ⇒詳細ページはこちら! | |||
0.25% (※1) |
0.002% | 0.002% | 0.002% |
【東京スター銀行のおすすめポイント】 東京スター銀行を給与(バイトやパートも含む)または年金の受取口座に指定すると、普通預金金利が「0.001%⇒0.25%」に大幅アップするのが大きなメリット! さらに、コンビニATMの出金手数料は、月8回までなら24時間365日いつでも無料なので使いやすい。また、通常の定期預金のほか、年利0.05%の「スターワン1週間円預金」や「スターワン円定期預金+」など、お得な金融商品を数多くラインナップ。 ※1 東京スター銀行を給与または年金の受取口座に指定した場合。 |
|||
【関連記事】 ■【東京スター銀行の金利・手数料・メリットは?】「ATM手数料」や「振込手数料」がお得なネット銀行。さらに、給与振込で普通預金金利が250倍にアップ! |
|||
◆ソニー銀行 ⇒詳細ページはこちら! | |||
0.001% | 0.20% (※1) |
0.05% | 0.10% |
【ソニー銀行のおすすめポイント】 外貨に強いネット銀行。Visaデビット付きキャッシュカードの「Sony Bank WALLET」なら海外事務手数料が0円なので、海外での買い物がクレジットカードよりお得! 優遇プログラム「Club S」のステージなどにより、ATM出金手数料は月4回~無制限で無料、他行あて振込手数料は最大月11回まで無料! 毎月無料で決まった金額を、他行から手数料無料で入金できる「おまかせ入金サービス」も便利。 ※1 2024年2月29日までの「円定期特別金利」適用時の金利。 |
|||
【関連記事】 ■【ソニー銀行の金利、手数料、メリットは?】外貨に強いネット銀行。Visaデビット搭載のSony Bank WALLETならクレジットカードよりお得に海外ショッピングが可能 ■「ソニー銀行」の顧客満足度調査の評価はなぜ高い? 手数料や金利で突出したメリットが見当たらなくてもなぜかユーザーから支持されている理由はどこだ!? |
|||
普通預金金利 (年率、税引前) |
定期預金金利(年率、税引前) | ||
1年 | 3年 | 5年 | |
◆UI銀行 | |||
0.10% | 0.20% | 0.20% | 0.20% |
【UI銀行のおすすめポイント】 2022年に東京きらぼしフィナンシャルグループが新たに開業した銀行。キャンペーンとは関係なく、1年~5年もの定期預金の金利が0.20%と高金利なのがメリット! さらに、普通預金は、口座を保有している人なら誰でも金利0.10%とメガバンクの100倍の高金利! また、セブン銀行ATMの出金手数料は最大で月20回まで無料、他行あて振込手数料も最大で月20回まで無料でお得! |
|||
【関連記事】 ■定期預金の金利が高い銀行ランキング[最新版]貯金をするなら、メガバンクの100倍以上も高金利でお得な銀行を選ぶのがおすすめ! ■【2023年版】ネット銀行おすすめ人気ランキング! この1年間で口座開設の申し込み数が最も多かったザイ・オンライン一番人気のネット銀行はここだ! |
|||
◆イオン銀行(イオンカードセレクト保有者) ⇒詳細ページはこちら! | |||
0.05% (「イオン銀行Myステージ」の 「ゴールドステージ」の場合) |
0.01% | 0.01% | 0.01% |
【イオン銀行のおすすめポイント】 2018年4月に始まった「イオン銀行Myステージ」で「ゴールドステージ」になれば、普通預金金利が0.05%に!「ゴールドステージ」になるには、イオン銀行スコアが100点必要なので、「イオンカードセレクト」の保有(+10点)、インターネットバンキングの登録(+30点)、最低1000円からの投信自動積立の口座振替(+30点)、最低500円からの外貨普通預金積立の口座振替(+30点)といった条件をクリアするのがおすすめ。さらに、「ゴールドステージ」になれば、イオン銀行ATMの手数料は24時間いつでも何回でも無料なのはもちろん、他行ATMの入出金手数料と他行あて振込手数料がそれぞれ月3回まで無料になる! |
|||
【関連記事】 ■【イオン銀行の金利・手数料・メリットは?】イオン銀行利用者は「イオンカードセレクト」が必須!簡単に普通預金が定期預金並みの金利0.05%にアップ! ■「イオン銀行Myステージ」で簡単にステージを上げる攻略法を伝授! 普通預金金利が0.10%になり、各種手数料もお得な「プラチナステージ」になる方法は? ■定期預金金利に匹敵する普通預金があった! 普通預金の金利がメガバンクの100倍以上で各種手数料もお得な「イオン銀行」を使え! |
|||
◆楽天銀行 ⇒詳細ページはこちら! | |||
0.10% (※1) |
0.15% (※1) |
0.02% | 0.02% |
【楽天銀行のおすすめポイント】 「楽天証券」との口座連動サービス「マネーブリッジ」を利用すれば、普通預金金利がメガバンクの100倍の0.10%に大幅アップ! しかも、楽天証券の申し込みページから「楽天証券の口座+楽天銀行の口座」を同時に開設できるので、普通預金金利が高金利な「マネーブリッジ」の利用も簡単! また、「マネーブリッジ」を利用しても特に投資をする必要はないので、とりあえず楽天証券の口座も開設して、楽天銀行の普通預金だけ利用してもOK! ※1「楽天証券」保有者の「マネーブリッジ」適用時。300万円を超えた分の普通預金は金利0.04%の適用。※2 2024年1月31日までの「円定期預金 冬のボーナスキャンペーン!」適用時の金利。 |
|||
【関連記事】 ■【楽天銀行の金利・手数料・メリットは?】楽天証券との口座連動により普通預金金利が5倍に!振込や口座振替などで「楽天ポイント」も貯まる! ■「楽天銀行」と「楽天証券」はセットで使うのが得!預金金利が5倍、配当金受取で現金プレゼントなど、証券と銀行の連携でさらに得するサービスが充実! |
|||
|
|||
◆商工組合中央金庫 商工中金ダイレクト | |||
0.001% | 0.25% (※1) |
0.30% (※1) |
0.007% |
【商工中金のおすすめポイント】 2024年3月29日までに新規口座開設して、定期預金「マイハーベスト(1年・2年・3年)」に預け入れると、金利が0.25~0.30%に大幅アップするキャンペーンが実施中!(※1)また、平日8~18時と土曜9~14時の時間帯は、コンビニATMでの出金手数料が何回でも無料! ※1 2024年3月29日までの「定期預金キャンペーン(新規口座開設者向け)」適用時の金利。口座開設月から6カ月以上経過している場合、1年もの定期預金は金利0.21%、2年もの定期預金は金利0.23%、3年もの定期預金は金利0.25%。 |
|||
【関連記事】 ■定期預金の金利が高い銀行ランキング[最新版]貯金をするなら、メガバンクの100倍以上も高金利でお得な銀行を選ぶのがおすすめ! ■【2023年版】ネット銀行おすすめ人気ランキング! この1年間で口座開設の申し込み数が最も多かったザイ・オンライン一番人気のネット銀行はここだ! |
|||
※ 100万円を預けた場合の2023年12月1日時点の金利(年率、税引前)。金利は税引き前の年利率であり、利息には20.315%(国税15.315%〈復興特別所得税含む〉+地方税5%)の税金がかかります。また、最新の金利は各銀行の公式サイトをご確認ください。 |