世界投資へのパスポート

今週6月14、15日はいよいよFOMCが開催、
利上げの可能性が低い中で注目を集める理由とは?
現在の相場で狙うべき2条件を満たす7銘柄も紹介!

【第422回】 2016年6月13日公開(2022年3月29日更新)
広瀬 隆雄
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事
印刷向け表示

 今週の火・水曜日の2日間に渡りアメリカの政策金利を決める連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。

 アメリカの政策金利はフェデラルファンズ・レート(略してFFレート)です。

 FFレートには先物があり、CMEで活発に取引されています。その取引価格から、市場参加者たちが「どのくらいの確率で、今回利上げがある」という風に考えているかを逆算する方法があります。

 それによると6月15日の利上げ確率は、わずかに2%です。言い直せば、「今回の利上げは無い」ということです。

FOMCで示される経済予想サマリーに注目
政策金利のシナリオは、どう動く?

 今回のFOMCでの利上げは、たぶん無いということが既にわかっているのであれば、今回のFOMCは重要ではないのでしょうか?

 それは、そうではありません。

 なぜなら今回のFOMCでは経済予想サマリー(SEP)と呼ばれる、連邦準備制度理事会(FRB)メンバーたちによる経済予想が示されるからです。SEPのことを「ドットプロット」という俗称で呼ぶ市場参加者も多いのです。

 SEPは1年に4回開示され、今回は今年に入って第2回目となります。

 SEPはFOMCで「金利政策を、どうする?」ということをメンバーたちが議論する際、その「タタキ台」となります。またメンバーたちが「今後の米国経済はどうなる」ということについて、どういうシナリオを描いているかを垣間見ることが出来るのです。

 従って市場参加者はSEPを精査します。

 ちなみにこれまでのSEPでのフェデラルファンズ・レートに関するメンバーたちのコンセンサス予想は、下のグラフのように推移してきました。

 現在、もっとも注目を浴びているのは2016年末の時点でのFFレートがどうなるか? ということであり、直近(3月)のミーティングではコンセンサスは0.9%となっていました。

 すると現行の米国の政策金利は0.50%ですから、0.25%刻みにFFレートが引き上げられると仮定して、約2回の利上げを織り込んでいるのです(なぜなら0.50+0.25+0.25=1で、これが0.9に一番近いシナリオだから)。

 過去の利上げが、いつ実施されたかを振り返ってみると、それは去年の12月でした。今年に入ってからは、まだ1回も利上げはありません。

 すると今はもう6月で、今年も折り返し地点に来ているわけですから、その間、一回も利上げが無かったわけですから、「今年は2回」という利上げシナリオが実現するためには、下半期に2回の利上げが集中するという想定になるわけです。

 もちろん、それは不可能ではありません。しかしこれまでずっと堪えて利上げを控えてきたのが、年後半になると、例えば「9月と12月」という風に、急に短い間隔で利上げされるというのは、どうも不自然な印象を与えます。

 このことから、今回のSEPでは、2016年末のFFレートのコンセンサス予想数字が0.75付近をめがけて下がって来るのではないか? というのが下馬評になっています

 つまり「もっとゆっくりした利上げペース」がシグナルされるということです。

「ゆっくりの利上げ」で市場の反応は?
引き続き高配当株が注目される理由

 その場合、市場の反応は、どうなるでしょうか?

 FRBが利上げを急がないということがシグナルされるのであれば、このところ買い進まれている債券が大きく反落するシナリオは描きにくいと思います。

 折から欧州中央銀行(ECB)は先週から社債の買い入れを、わざと目立つような買い方で開始しています。

 現在はマイナス金利になっている国も多く、世界の投資家は少しでも有利な利回りを求めて米国債へ殺到しています。この点からも、その流れが逆流する可能性は、いまのところ低いのです。

 米国の債券利回りが引き続き極めて低いということは、投資家は少しでも有利な利回りを求めて、たとえば高配当株に物色先を拡大するということが考えられます。実際、2月以降はこの傾向が顕著になっています。

 先週末、世界経済の先行きに関して不安が台頭した関係で、ニューヨーク株式市場が少し売られる局面がありました。しかし主要株式指数はすべてこのところの上昇トレンドラインを維持していますし、50日移動平均線を割り込んでいません。

 つまり上昇トレンドは崩れていないのです。

英国の国民投票のイベント・リスクを恐れるな!
いまの状況で狙うべき銘柄の条件とは?

 6月23日に英国のEU離脱をめぐる国民投票が控えていることから、最近は悲観論が増えています。投資家のみならず、各国の中央銀行もピリピリ警戒しています。

 こんな風に、皆が心配しているときは、相場はなかなか崩れないものです。

 従って、私は米国株に関しては、これまで主張してきた「相場は不安の壁を駆け上がる」というスタンスを堅持したいと思います。

 最後に銘柄ですが、上に書いてきたように現在の相場はマイナス金利という「運用難の時代」になっています。そこでは少しでも利回り面で有利な、「債券の代用品」の役目を果たしてくれるような株に人気が集中しています。

 「債券の代用品」とみなされるためには、利回りが魅力的(3~5%前後)であることに加えて、大型株で安定感があることが必要になります(青色の銘柄をクリックすると最新の株価がご覧になれます*SBI証券のサイトへ移動します)

エクソン・モービル(ティッカーシンボル:XOM)
・シェブロン(ティッカーシンボル:CVX)
・コカコーラ(ティカーシンボル:KO)
・カミンズ(ティッカーシンボル:CMI)
・ボーイング(ティッカーシンボル:BA)
・ゼネラル・エレクトリック(ティッカーシンボル:GE)
・AT&T(ティッカーシンボル:T)

 などが、それに当てはまります。

【※米国株を買うならこちらの記事もチェック!】
米国株投資で注意が必要な「為替」と「税金」とは?「特定口座(源泉徴収あり)」か「NISA口座」で投資をして、口座内に「米ドル」を残さないのがポイント!

証券会社(ネット証券)比較!売買手数料で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!取引ツールで比較ページへ
 つみたてNISA(積立NISA)おすすめ比較&徹底解説ページへ
証券会社(ネット証券)比較!人気の証券会社で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!株アプリで比較ページへ
 iDeCo(個人型確定拠出年金)おすすめ比較&徹底解説!詳しくはこちら!
ネット証券会社(証券会社)比較!最短で口座開設できる証券会社で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!外国株で比較ページへ
桐谷さんの株主優待銘柄ページへ
証券会社(ネット証券)比較IPO(新規上場)比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!キャンペーンで比較ページへ
証券会社(ネット証券)比較!総合比較ページへ
【2022年5月1日時点】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税込)
4700銘柄以上 約定代金の0.495%
最低手数料0米ドル、上限手数料22米ドル
【マネックス証券のおすすめポイント】
4700銘柄以上の米国株と約2600銘柄の中国株を取り扱っており、外国株式の取り扱い銘柄数の多さはトップクラス米国株は最低手数料0ドルから購入可能買付時の為替手数料0円(売却時は1ドルあたり25銭)なので、実質的な取引コストを抑えることができる。さらに、外国株取引口座に初回入金した日から20日間は、米国株取引手数料(税込)が最大3万円がキャッシュバックされる。また、米国ETFの中で「USAプログラム」対象銘柄は実質手数料無料(キャッシュバック)で取引が可能。さらに中国株の手数料は業界最低レベルで、約定金額の0.275%(下限49.5香港ドル~上限495香港ドル)。しかもNISA口座なら、日本株の売買手数料が無料なのに加え、外国株(海外ETF含む)の購入手数料も全額キャッシュバックされて実質無料! 企業分析機能も充実しており、一定の条件クリアすれば銘柄分析ツール「銘柄スカウター米国株」「銘柄スカウター中国株」が無料で利用できる。
【関連記事】
◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル!
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税込)
約5000銘柄 約定代金の0.495%
最低手数料0米ドル、上限手数料22米ドル
【SBI証券のおすすめポイント】
ネット証券最大手だけあって、米国、中国(香港)、韓国、ロシアからアセアン各国(ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア)まで、外国株式のラインナップの広さはダントツ! 米国株は手数料が最低0米ドルから取引可能で、一部米国ETFは手数料無料で取引できる。米ドルの為替レートは「片道25銭」と他の証券会社と同じレベルだが、住信SBIネット銀行の外貨預金口座から入金すれば「片道4銭」で両替可能。差額の21銭は1ドル=108円なら約0.19%に相当するので、かなりお得だ。あらかじめ設定した金額か株数(口数)で定期的に買付する「米国株式・ETF定期買付サービス」が便利。 NISA口座なら、日本株の売買手数料だけでなく、海外ETF(米国・中国・韓国)の買付手数料も無料に。米国企業情報のレポート「One Pager」、銘柄検索やソートに使える「米国株式決算スケジュールページ」や「米国テーマ・キーワード検索」、上場予定銘柄を紹介する「IPOスピードキャッチ!(米国・中国)」など情報サービスも多彩。また、2021年4月から米国株式取引専用の「米国株アプリ」が登場した。インドネシアやタイなどのアセアン各国に関しては、主要約70銘柄の個別企業レポート「ASEANアナリストレポート」を提供している。
【関連記事】
◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税込)
4700銘柄以上 約定代金の0.495%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【楽天証券おすすめポイント】
米国、中国(香港)、アセアン各国(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)と、幅広い銘柄がそろっているうえ、海外ETFの取り扱い数も、米国ETF約350本を含む、約400本と業界No.1! 所定の米国ETF9銘柄については買付手数料が無料で取引ができる。米国株式の注文は、最大90日先まで指値注文が有効で、「約定通知メール」サービスとあわせて利用すると便利。米国株の注文受付時間が、土日、米国休場を含む日本時間の朝8時~翌朝6時と長いので、注文が出しやすいのもメリット。アセアン株式の情報も充実。財務分析でよく使われるPERなどの主な指標、過去5年間の業績推移や今後2年間の業績予想もチェックが可能だ。NISA口座なら買付手数料が無料(売却時の手数料は必要)なのもメリットだ。取引から情報収集までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名。さらに、スマホ向けトレードアプリ「iSPEED」でも米国株取引が可能になった。ツール内では日経新聞の記事を無料で読むこともできる。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
◆DMM.com証券(DMM株) ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税込)
1500銘柄以上 無料
【DMM.com証券おすすめポイント】
2019年12月に米国株の売買手数料を完全に無料化したことで、取引コストに関しては一歩リード!ただし、配当金が円に両替される際の為替スプレッドが1ドルあたり1円と高いので、割り狙いで長期保有する人は注意が必要だ。取扱銘柄数は少なめだが、FAANGなどの有名IT株やバンガードなどの人気ETFは、きちんと網羅されている。他社と違う点としては、外貨建ての口座がなく、売却時の代金や配当が自動的に受け付けから円に交換されること。その後で持っておきたい人にはデメリットだが、すべて円で取引されるため初心者にとってはわかりやすいシステムと言えるだろう。また、米国株式と国内株式が同じ無料取引ツールで一元管理できるのもわかりやすい。米国株の情報として、米国株式コラムページを設置。ダウ・ジョーンズ社が発行する「バロンズ拾い読み」も掲載されている。
【関連記事】
◆DMM.com証券「DMM株」は、売買手数料が安い!大手ネット証券との売買コスト比較から申込み方法、お得なキャンペーン情報まで「DMM株」を徹底解説!
◆【証券会社比較】DMM.com証券(DMM株)の「現物手数料」「信用取引コスト」から「取扱商品」、さらには「最新のキャンペーン情報」までまとめて紹介!
【米国株投資おすすめ証券会社】DMM.com証券の公式サイトはこちら
【米国株の売買手数料がなんと0円!】
DMM.com証券(DMM株)の公式サイトはこちら
本記事の情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。

太田忠の勝者のポートフォリオはこちら!
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2022年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2021年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較 おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

つみたて投資入門
最強の割安株
ZAiが作った株入門

7月号5月20日発売
定価780円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[つみたて投資入門/最強の割安株]

◎別冊付録
75万部売れた株の本が付録で読める!

ZAiが作った株入門ダイジェスト版!

◎巻頭特集
速報!

最新決算でわかった2022年の強い株

◎第1特集
キホンからオススメ投信まで大事なコトだけ!つみたて投資入門
●キホン編
つみたてNISAやiDeCoを徹底解説
・つみたて投資は必要?
・どうなれば儲かる?
・どんな人に向いてる?
・何を買ってつみたてるの?
・オトクな制度って?

●実践編
投信を買うならこの1本!を紹介
急落や損した時対処法を伝授!

・どの投信を買えばいい?
・口座はどこで開けばいい?
・いま始めても大丈夫なの!?
・損が出てる! やめるべき?
・つみたての金額はいくらにする?
・家計が厳しいけどやめていい?
●もう始めてる5人に聞いた
つみたてデビューとリアル収支

◎第2特集
波乱や利上げで人気急騰!
割安株で値上がりと利回りゲット!

PART1:高利回り
・高配当で株主優待も充実!利回りランキング
PART2:
10倍狙い
・不人気&売られすぎ前途有望な話題株
PART3:底値が堅い
・安全・安心・割安な守りが堅い三安株
 

◎第3特集
トクするカードの序列が激変!
クレジットカード大全

・最初の1枚
・とにかく高還元
・一定利用で無料
・買物が絶対トク
・特典が魅力的
・投信積立で還元


◎人気連載もお楽しみに!
●10倍株を探せ! IPO株研究所
●自腹でガチンコ投資!AKB48ガチ株バトル
●AKB48武藤十夢のわくわくFX生活! 
●株入門マンガ恋する株式相場!
●どこから来てどこへ行くのか日本国
●人気毎月分配型100本の「分配金」


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2022】 クレジットカードの専門家が選んだ 2022年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン 【全41口座徹底調査】スプレッドやスワップポイントがお得なFX会社は? FX会社比較!

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報