
筆者は、宿泊予約サイト「一休.com」のダイヤモンド会員となっている。ダイヤモンド会員は、ポイント還元率が高いだけでなく、対象のホテルや旅館のタイムセールプランを1時間早く予約できるなどの特典が用意されている。
今回は、「一休.com」のダイヤモンド会員の特典内容と、ダイヤモンド会員を継続的に利用できる裏ワザを紹介したい。
「一休.com」では、半年間の利用金額によって
会員ステージが決まる
「一休.com」の会員ステージは、毎年4月~9月、10月~翌3月の6カ月間に、「一休.com」の関連サービスでの利用金額を算出し、次の6カ月間の会員ステージが決まるという仕組みだ。
対象サービスは、「一休.com」「一休.com海外」「一休.comレストラン」「一休.comビジネス」「一休.comキラリト」だ。これらサービスの利用金額で会員ステージが決定する。それぞれの会員ステージになるための利用金額は、下記の通り。
■「一休.com」の会員ステージ判定方法 | ||||||
会員ステージ | 4月~9月、10月~翌3月の 6カ月間の利用実績 |
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レギュラー会員 | 5万円未満 | |||||
ゴールド会員 | 5万円以上、10万円未満 | |||||
プラチナ会員 | 10万円以上、30万円未満 | |||||
ダイヤモンド会員 | 30万円以上 |
夏休みと冬休みの家族旅行を「一休.com」や「一休.com海外」で予約すれば、ゴールド会員レベルまでは到達できるのではないだろうか。
「一休.com」のプラチナ会員・ダイヤモンド会員になると、
国内宿泊の予約をした際に、3%分のポイントを獲得可能!
それぞれのステージに応じてポイントの付与率が異なり、「一休.com」「一休.com海外」「一休.comレストラン」でのポイント付与率は以下のように変わる。
■「一休.com」のポイント付与率 | |||||
国内宿泊予約 | 海外宿泊予約 | レストラン予約 | |||
現地決済 | クレジット カード決済 |
現地決済 | コース料理 | 席のみ | |
レギュラー会員 | 1.0% | 2.0% | 1.0% | 1.0% | 25または50ポイント |
ゴールド会員 | 1.5% | 2.5% | 1.5% | 1.5% | 37または75ポイント |
プラチナ会員 | 2.0% | 3.0% | 2.0% | 2.0% | 50または100ポイント |
ダイヤモンド会員 |
例えば、「一休.com」で国内宿泊予約をする場合、プラチナ会員・ダイヤモンド会員がオンラインカード決済すると、3%分のポイントを獲得可能だ。獲得したポイントは、1ポイント=1円として利用できる。
なお、獲得予定のポイントは、貯めることもすぐに使うこともできる。例えば、1万円の宿泊予約をオンラインカード決済すると、ダイヤモンド会員の場合は300ポイントを獲得できる。獲得予定のポイントをすぐに使うと、300円引きとなり、9700円の支払いになる。つまり、プラチナ会員以上であれば、通常の3%オフで宿泊できるのだ。
(関連記事⇒星野リゾートに安く泊まれる裏ワザを解説!「アメックス・プラチナ・カード」の特典を使えば、夕朝食付きプランの宿泊料金が2万円も安くなる!)
ポイント以外の特典としては、ゴールド会員以上の場合、宿泊・レストランのプライベートセールを予約することが可能となる。さらに、ダイヤモンド会員の場合は、1時間早くプライベートセールを予約することが可能だ。
また、ダイヤモンド会員の限定特典としては、対象のホテル・旅館で特別なサービスを無料で受けることも可能となっている。例えば、部屋のアップグレード、レイトチェックアウト、ウェルカムギフト、スパの割引などだ。
「一休.com」のダイヤモンド会員であれば、ホテルの会員プログラムの上級会員のような特典を受けることも可能なのだ。
「ダイナースクラブ プレミアムカード」を保有するだけで、
「一休.com」のダイヤモンド会員になれる!
「一休.com」のWebサイトを確認すると、現在の利用実績を確認することが可能だ。筆者の利用実績を確認したところ、2016年4月1日(金)から2016年9月30日(金)の実績は0円だった(2016年7月20日に確認)。つまり、1度も利用していない。
このままでは、次回の会員ステージはレギュラー会員になってしまうが、筆者の場合は、次回もダイヤモンド会員を継続できる。
その理由は、筆者が「ダイナースクラブ プレミアムカード」を保有しているからだ。2015年7月15日(水)から、「ダイナースクラブ プレミアムカード」の本会員と家族会員は、「一休.com」の利用状況にかかわらず、キャンペーン専用サイトからエントリーするだけで、永続的にダイヤモンド会員になれる特典が開始されたのだ。
■ダイナースクラブ プレミアムカード | ||
還元率 | 0.4%~(非公表。データは編集部調べ) | |
発行元 | 三井住友トラストクラブ | |
国際ブランド | Diners | |
年会費(税抜) | 13万円 | |
家族カード | あり(年会費無料) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
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(関連記事⇒「ブラックカード」の最高峰の付帯サービスとは?年会費5万円超の「ブラックカード」級の中でもインビテーション不要のおすすめカードを紹介!)
「ダイナースクラブ プレミアムカード」のライバルにあたるクレジットカードとして、「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」がある。どちらのクレジットカードも年会費は13万円で、明確な利用限度額が設定されていない。
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」には、SPGのゴールド会員、ヒルトンHオーナーズのゴールド会員になれる特典が用意されている。それぞれのホテルの宿泊時に、部屋のアップグレード特典などを受けることが可能だ(ホテルプログラムの特典は、申し込みが必要)。
◆インビテーション不要で申し込みが可能! ■アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード |
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還元率 |
0.33~1.5% (※ポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算) |
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発行元 | アメリカン・エキスプレス | |
国際ブランド | AMEX | |
年会費(税込) | 14万3000円 | |
家族カード(税込) | あり(4人目まで年会費無料) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
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関連記事 | ◆「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」は“年会費14万3000円”を支払う程の価値があるのか?付帯特典や保険、還元率などのメリットを徹底検証! ◆アメックスおすすめカード解説「プラチナ・カード編」アメックス・プラチナの“年会費以上に得する”ホテルやレストラン、旅行先で利用できる付帯特典を解説! ◆「アメックス・プラチナ」は、招待不要で申し込める最強のプラチナカード! 年会費14万3000円と高額だが、空港やホテル、コンシェルジュのサービスはピカイチ |
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一方、「ダイナースクラブ プレミアムカード」は、ホテルの会員プログラムに弱い。その弱点を補うために「一休.com」と提携し、ダイヤモンド会員の特典を利用できるようにしたのではないか、と筆者は考えている。
以上、今回は、「一休.com」のダイヤモンド会員の特典内容と、ダイヤモンド会員を継続的に利用できる裏ワザを紹介した。次回は、実際に「一休.com」でダイヤモンド会員の優遇特典があるホテルを予約し、部屋のアップグレード特典やレイトチェックアウト特典などを利用できるのか検証したい。
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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◆三井住友カード(NL) |
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0.5~5.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 2021年2月に申し込み受付が始まった「三井住友カード」の新しいクレジットカードで、券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなどで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと、還元率5%に大幅アップ(※)するので、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどを日常的に利用する人におすすめ! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、Tポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗および一定金額を超える支払いでは「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可の場合あり。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短翌日発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大5%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率5%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード |
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1.0~1.5% (※1) |
1万6500円 | AMEX | - |
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【ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードのおすすめポイント】 2021年3月から発行が始まった、高級ホテル「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ」との提携カード。ヒルトンの上級会員資格「ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス」が無条件で付帯し、レイトチェックアウトや部屋のアップグレード(最高でエグゼクティブ)、朝食無料サービスなどを利用できるのが最大の魅力! さらに、年間150万円以上を利用すると「ウィークエンド無料宿泊特典(金・土・日のみ利用可)」がもらえて、ヒルトンやコンラッドなどの1泊3万円以上するような高級ホテルに無料で宿泊できる! また、通常100円につき2ポイント、ヒルトン系列では100円につき3ポイントの「ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント」を獲得でき、貯めたポイントでヒルトン系列のホテルに宿泊することも可能! ※1 ヒルトン系列ホテルの宿泊にポイントを利用した場合。1ポイント=0.5円換算。 |
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【関連記事】 ◆ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード登場! ヒルトンホテルで朝食無料になる「ゴールド」会員になれるほか、カード利用で無料宿泊も可能に! ◆「ヒルトン・オナーズ・アメックス」のメリットを解説!1泊9万円強の高級ホテルへの無料宿泊特典や朝食無料サービスなど、高額な年会費以上にお得な特典が付帯 ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する13枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう!(ヒルトン・オナーズ アメックスの解説へ) |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~5.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD |
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【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 2021年7月1日に発行が始まった、券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと還元率5%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗および一定金額を超える支払いでは「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可の場合あり。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで5%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~5.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」または「nanacoポイント」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~3%のJCBの入門用カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! さらに、スマホ決済の「au PAY」へのチャージでも1.0%分のポイントが貯まり、「au PAY(コード払い)」の利用時に0.5%分のポイントが貯まるので、合計還元率1.5%でPontaポイントを2重取りできる! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! ※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料。 |
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◆セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digital |
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0.5~2.0% | 初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※1) |
AMEX | Suica |
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【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、QUICPay決済を利用した場合は還元率2%に大幅アップ!(※2)セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといったコンビニはもちろん、マツモトキヨシやツルハグループなどのドラッグストア、ビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店など、QUICPayを利用できる店舗ではいつでもどこでも還元率2%になるので非常にお得! 貯まるポイントは、有効期限のない「永久不滅ポイント」なので、ポイントの失効を気にする必要がないのもメリット! ※1 2年目以降1100円。ただし、年一回でもクレジットカードの利用があれば次年度以降も無料。※2 年間合計30万円までの利用分が対象。以降は還元率0.5%。 |
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