【2017年度版】
お米の価格は2014年から上昇傾向!
食費の節約のために「ふるさと納税」でお得にお米をゲットしよう!
毎日食べる人も多い「お米」は、食費の中でもそれなりの割合を占めるもの。
しかも、農林水産省が発表している「お米の出荷価格(
当然、この値上がり分は小売価格にも影響するはずで、
そんなときにぜひ活用したいのが、2008年にスタートした「ふるさと納税」だ。「ふるさと納税」とは、自分が応援したい自治体に寄付することで、お米や牛肉などの返礼品をもらえる制度のこと。近年では、返礼品として大量のお米を提供してくれる自治体が増えているため、「ふるさと納税」を活用すれば、食費の節約になるはずだ。
しかし、今年4月に、総務省が各自治体に「返礼品の価格は寄付額の3割以下に抑えること」との要請をしたことで、いくつかの自治体では、返礼品の見直しを進めている。そのため、「『ふるさと納税』を活用しても、もうあんまりお得じゃなくなったんじゃないの?」と心配する人もいると思うが、安心してほしい。今まで同様のお得な返礼品を用意している自治体は、まだまだたくさん存在する。むしろ、昨年よりもお得な特典を用意している自治体もあるくらいだ。
(※関連記事はこちら!⇒福井県の自治体の「ふるさと納税」返礼品ベスト3!総務省の「返礼率規制」の通知に異議を唱えている福井県は、カニ・エビ・フグなど海産物が超充実!)
とはいえ、「ふるさと納税」を実施している自治体は1700以上に上るため、お米の特典を用意している自治体を調べるだけでも骨が折れるだろう。そこでザイ・オンライン編集部では、「ふるさと納税」の特典にお米を用意している自治体を調査して、「1万円の寄付につき、どのくらい多くのお米がもらえるか」のコストパフォーマンス順でランキングを作成したので、ぜひ参考にしてほしい。さっそく、ランキング発表といきたいところだが、まずは「ふるさと納税」の仕組みについて、改めて説明しておこう。
「ふるさと納税」とは、「納税」と銘打っているが、要するに各自治体への寄付金制度のこと。寄付した翌年に、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。例えば、控除の対象となる寄付金上限額が5万円の人の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち4万8000円が控除対象額となるのだ。
※2000円以外が戻ってくる上限額の詳細は下記の記事を参照!
⇒ふるさと納税の仕組みと始め方をわかりやすく解説!自己負担額たった2000円だけで返礼品をもらう方法や通信販売並みに便利に使いこなすワザを一挙紹介!
また、以前はサラリーマンであっても、寄附金控除を受けるために確定申告をする必要があったが、現在は、寄付先が年間5自治体までであれば確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」も創設されている。ただし、2016年から、「ワンストップ特例制度」を利用するためには、マイナンバーの記入と本人確認の書類が必要になったので注意しよう。
※「ワンストップ制度」と「確定申告」の詳細は下記の記事を参照!
⇒ふるさと納税して確定申告が必要になる人とは?「ワンストップ特例」と「確定申告」の違いやそれぞれの注意点、用意すべき書類をまとめて紹介!
それではいよいよ、2017年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」を発表しよう!
【第1位】5万円の寄付でお米120kg!(=1万円あたり24kg)
ランキング圏外から数ある自治体をごぼう抜きにして
堂々の第1位に輝いたのは「千葉県長生村」!
2017年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」の第1位に輝いたのは、「千葉県長生村(ちょうせいむら)」だ。2016年の同ランキングではランク外だった「長生村」だが、今年は、ほかの自治体をごぼう抜きにしてトップに躍り出た。
「長生村」は、沖積層(ちゅうせきそう)という平野に位置している村。その平坦な土地はお米作りに適しており、村内全域に水田が広がっている。さらに、「長生村」は太平洋に面しているため、アジや貝のほか、青のりなどの海産物も特産品だ。
そんな「長生村」に5万円を寄付すると「長生村産ふさこがね(玄米120kg)」をもらえる。つまり、寄附金額1万円あたり24kgのお米がもらえる計算だ。「ふさこがね」は、もっちりとした食感が楽しめる大粒のお米で、冷めてしまっても比較的に柔らかいので、お弁当やおにぎり、太巻きなどに使ってもおいしく食べられるそうだ。
ただし、同特典は「精米」ではなく、「玄米」なので注意しよう。玄米が好きな人なら問題ないが、苦手な人は、街中のコイン精米機や5000円~1万円ほどで買える自家用精米機などを利用する必要がある。「お米を精米するのにお金をかけたくない」と思うかもしれないが、お米は、精米したときから酸化が進んでしまい、どうしても風味などが落ちてしまう。しかし、自分で玄米を精米すれば、いつでも新鮮でおいしいお米を食べられるため、考えようによっては、玄米をもらえるのはメリットでもあるのだ。
また、どうしても自分で精米するのは手間だと感じる人は、「長生村」に1万円を寄付するともらえる「長生村産ふさこがね(白米20kg)」に申し込むのもおすすめだ。
なお、本記事の最後には「長生村」のふるさと納税担当者のインタビューを掲載している。2017年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」に番狂わせを起こした背景などを伺ったので、ぜひ最後まで読んでみてほしい。
【第2位】2万4000円の寄付でお米50㎏!(=1万円あたり約21kg)
ご飯のお供として新鮮な魚介類に申し込むのもおすすめ!
2017年産の奈半利米がもらえる「高知県奈半利町」!
続いて紹介する第2位の自治体は、「高知県奈半利町(なはりちょう)」だ。2016年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」では、寄附金額1万円あたり約18kgという特典で第29位に甘んじていた。ところが、今年は去年よりもお得な特典を用意したことで、一気に順位を上げた。
「奈半利町」に2万4000円を寄付すると「平成29年分新米を先取り!うんまい奈半利米50kg」をもらえる。つまり、寄附金額1万円あたり約21kgのお米をもらえる計算だ。
人口約3000人の小さな町「奈半利町」は、土佐湾につながる水量豊かな奈半利川が流れており、米作りに適した地域。そこで作られた「奈半利米」は、マイナーな品種ながらも味は確かと言えよう。
また、「奈半利町」は土佐湾に面しているため、キンメダイやカツオなどの魚もたくさん獲れる。特に、土佐湾で獲れたシラスは絶品だそう。「奈半利町」では、3000円の寄付でシラス500gをもらえる特典も用意しているので、ご飯のお供として、一緒に申し込むのもおすすめだ。
【第3位】3万円の寄付でお米60.45kg!(=1万円あたり20.15kg)
はえぬきとつや姫の新米がセットになっていて、
それぞれのお米を食べ比べできるのが嬉しい「山形県舟形町」!

2017年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」第3位は、「山形県舟形町(ふながたまち)」だ。
「舟形町」は、日本でも有数の米どころである、山形県北部に位置する人口5500人ほどの町。最上川と小国川の合流地点にあるので、水量に恵まれており、米作りには最適の地だ。
そんな「舟形町」に3万円を寄付すると「平成29年産はえぬき60kg+つや姫450g」をもらえる。つまり、寄附金額1万円あたり20.15kgのお米がもらえる計算だ。
「はえぬき」は山形県独自の品種で、他県ではほぼ生産されていない。世間での認知度はそこまで高くないが、日本穀物検定協会が発表している「米の食味ランキング」では、最高位の特Aランクを22年連続で獲得した実績を持っている。コシヒカリなどの有名なブランド米にも、味では決して引けを取らないのだ。
また、「つや姫」も「はえぬき」と同じく、「米の食味ランキング」の常連で、「つや姫」が発売された2010年から7年連続で特Aランクを受賞中。1万円の寄付で、山形県が誇る2大品種を味わえるのだから、かなりお得な特典と言えるだろう。
なお、「舟形町」の「ふるさと納税」では、昨年に引き続き「ポイント制度」を導入しているため、さまざまな特典を自分の好きなように組み合わせることが可能だ。「ポイント制度」の詳細は、「舟形町」のWebサイトを確認してほしい。
【同率4位】1万円の寄付でお米20kg!
ヒノヒカリとコシヒカリの2品種から好きなお米を選べる!
うどんだけではなく、お米もハイレベルの「香川県三木町」!
第4位には、「1万円の寄付でお米20kg」の特典を用意している24自治体が同率で並んだ。今回は、ザイ・オンライン編集部がおすすめする、2つの自治体を紹介しよう。
まず紹介する同率4位の自治体は、「香川県三木町」だ。昨年も1万円の寄付でお米20kgという特典で同率3位につけており、今年は順位を1つ下げたものの、難なく上位にランクイン。
香川県と言えば、うどんのイメージが強いが、2013年度の「米の食味ランキング」では、香川県産の新品種「おいでまい」が四国のお米としては初の特Aランクを獲得するなど、近年は米どころとしての一面ものぞかせつつある。
そんな香川県の「三木町」に1万円を寄付すると、「平成28年香川県産精米20kg(ヒノヒカリ)」または「讃岐米こしひかり20kg」をもらえる。
「ヒノヒカリ」は、寒暖の差が小さいという香川県の土地柄に合った品種で、粘りのある食感が特徴。一方、「讃岐米こしひかり」も香川県の風土に適したお米で、ブランド米として名高い品種だ。
ちなみに、「三木町」には、1万円の寄付でもらえる特典として、「おいでまい5kg」や「おいでまい使用米粉500g」などがセットになった「三木まんでがんセット」を用意している。香川県産の新品種「おいでまい」の味が気になる人は、こちらの特典に申し込むのもおすすめだ。
【同率4位】1万円の寄付でお米20kg!
自然豊かなつくば山の麓で作られた
新品種のお米をもらえる「茨城県石岡市」!
続いて紹介する同率4位の自治体は、「茨城県石岡市」だ。
「石岡市」に1万円を寄付すると、「つくば山麓厳選コシヒカリ(恋瀬姫の舞)玄米20kg」または「つくば山麓厳選ふくまる 玄米20kg」をもらえる。
つくば山の麓にある「石岡市」は、あまり雨が降らないうえに、昼と夜で寒暖差が大きいので、甘みのあるお米が作れるのだとか。「つくば山麓厳選コシヒカリ(恋瀬姫の舞)」は、そんな「石岡市」の気候を活かして作られた品種だ。
一方、「つくば山麓厳選ふくまる」は、茨城県の奨励米に指定された新しい品種のお米で、コシヒカリよりも大粒なので、歯ごたえのある食感が楽しめるとのこと。「ふくまる」は、茨城県でしか生産されていないため、興味のある人は「石岡市」に寄付してみてはいかがだろうか?
改めて、今回紹介した自治体をまとめると、以下の通りだ。
※
マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
| ◆2017年度 「ふるさと納税」で「お米」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2017年7月1日時点) |
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| 順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | |||
| 寄付金の使い道 | |||||
| 1位 | 千葉県長生村 | ||||
| ・5万円⇒長生村産ふさこがね(玄米120kg) (ふさこがね玄米30kg×4袋) ・1万円⇒長生村産ふさこがね(白米20kg) (ふさこがね白米5kg×4袋) ・2万円⇒長生村産ふさこがね(白米40kg) (ふさこがね白米5kg×8袋) ・3万円⇒長生村産ふさこがね(玄米60kg) (ふさこがね玄米30kg×2袋) |
ほか、1万円で「水揚げ直送 生うに 240g【期間限定】」(生うに120g×2パック)などがある | ||||
| 【寄付金の使い道】福祉/教育/環境/産業/その他 | |||||
| 2位 | 高知県奈半利町 | ||||
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・2万4000円⇒平成29年分新米を先取り!うんまい奈半利米50kg (奈半利米5kg×10袋) ・2万円⇒町制100周年記念!うんまい奈半利米35kg (奈半利米5kg×7袋) ・1万3000円⇒町制100周年記念!うんまい奈半利米20kg (奈半利米5kg×4袋) ・1万円⇒町制100周年記念!うんまい奈半利米15kg・ちょこっと新鮮野菜セット♪ (奈半利米5kg×3袋、新鮮野菜4種程度) |
ほか、3000円で「【土佐の黒潮の恵み!】ふっくら♪釜揚げシラス 800g」などがある | ||||
| 【寄付金の使い道】観光で賑わうまちづくり事業/活力のあるまちづくり事業/元気な人づくり事業/その他より良いふるさとのまちづくりに必要な事業 | |||||
| 3位 | 山形県舟形町 | ||||
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・3万円⇒平成29年産はえぬき60kg+つや姫450g(精米) (はえぬき10kg×6袋、つや姫450g) ・3万円⇒平成29年産はえぬき60kg(玄米) (はえぬき30kg×2袋) ・1万円⇒つや姫10㎏+つや姫一分づき玄米パックご飯3個 (つや姫5kg×2袋、つや姫玄米パックご飯3個) |
ほか、1万円で「舟形マッシュハヤシ」(ハヤシソース200g)などがある | ||||
| 【寄付金の使い道】子育てを支援するまちづくり/健やかに暮らせるまちづくり/地域の活力あるまちづくり/環境にやさしいまちづくり/安全で安心なまちづくり/国宝「縄文の女神出土」の西ノ前遺跡整備への取り組み | |||||
| 4位 | 香川県三木町 | ||||
| ・1万円⇒平成28年香川県産精米(ヒノヒカリ) 20kg (ヒノヒカリ10kg×2袋) ・1万円⇒讃岐米こしひかり 20kg (コシヒカリ10kg×2袋) ・3万円⇒【頒布会】平成28年香川県産精米(ヒノヒカリ) 60kg (ヒノヒカリ10kg×2袋×3回) |
ほか、1万円で「『福一』烏骨鶏餃子48個+定番餃子30個(烏骨鶏餃子12個×4袋、餃子のタレ80g×2袋、福一定番餃子30個)」などがある | ||||
| 【寄付金の使い道】自然環境及び地域景観の保全並びに活用に関する事業/少子高齢化対策に関する事業/教育環境整備及び青少年の健全育成に関する事業など | |||||
| 4位 | 茨城県石岡市 | ||||
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・1万円⇒つくば山麓厳選コシヒカリ(恋瀬姫の舞)玄米20kg ・1万円⇒つくば山麓厳選ふくまる玄米20kg ・3万円⇒つくば山麓厳選玄米55kg+ぽんせん (コシヒカリ玄米30kg、ふくまる玄米25kg、恋瀬姫のポンせん) ・1万円⇒恋瀬姫の舞18kg(おすそ分けセット2kg×9) (コシヒカリ2kg×9袋) |
ほか、1万円で「原木栽培生椎茸 2kg」などがある | ||||
| 【寄付金の使い道】生活や文化の中心地として,活気あるまちづくりに関する事業/心豊かに生活でき,誇りに思えるまちづくりに関する事業/健やかに暮らし,生涯現役で活躍できるまちづくりに関する事業など | |||||
| ※以降のランキングはこちら!⇒お得な「ふるさと納税」ランキング~お米編~特産品でもらえる「お米」で得する自治体は? | |||||
2017年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」では、「山形県舟形町」や「茨城県石岡市」などの常連自治体が上位に名を連ねた一方で、「千葉県長生村」や「高知県奈半利町」のように、昨年から一気に順位を上げた自治体も多かった。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体は1700以上に上るため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2017年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」で第1位に輝いた
「千葉県長生村」のふるさと納税担当者にインタビュー!
2017年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」では、5万円の寄付で120kgものお米をもらえる「千葉県長生村」が数ある自治体を抑えて第1位に輝いた。そこで今回は、「長生村」のふるさと納税担当者・河内(こうち)さんに「ふるさと納税」の取り組みについてお話を伺った。
「今まで『長生村』では、『ふるさと納税』の返礼品として、カニやハマグリといった海産物を用意することに力を入れていました。しかし、村の基幹産業は農業だということもあり、今年からは、長生村産のお米の特典を用意することにも注力しています。今年は、6月までに2834万円の寄付金が集まっており、当初の想定よりも多くの方から反響をいただいております」
「長生村」は、1万円の寄付をすると「ズワイガニ2kg」をもらえる特典で、2016年の「ふるさと納税ランキング~カニ編~」で第1位を獲得した実績を持つ。今年も同じ特典が用意されているほか、1万円の寄付で「サザエ3kg」や「ボタンエビ1.5kg」がもらえる特典など、お得な海産物の返礼品を用意している。
さらに、今年は、5万円の寄付で「長生村産ふさこがね(玄米120kg)」をもらえる特典を用意したことで、寄付者からの反響がより大きくなりそうだが、いったいどのような経緯で、この「長生村産ふさこがね(玄米120kg)」を提供できるようになったのだろうか。
「『長生村』では、5万円の寄付で『ふさこがね玄米120kg』を提供していますが、1万円の寄付では『ふさこがね白米20kg』を提供しています。つまり、寄附金額1万円あたり24kgの玄米のほうが、白米よりもお得な特典になっています。なぜかと言うと、玄米ならこちらで精米する手間がかかりませんし、お米の出荷には30kgの袋を使うことが多いため、量を30の倍数に設定したほうが効率よく出荷できるからです。もちろん、提供元の長生農業協同組合さんが頑張ってくださったのも理由の1つです。『ふさこがね』は、まだまだ知名度が低いお米ではありますが、ぜひ一度試しに食べていただいて、千葉県にもおいしいお米があることを知っていただければ幸いです」
玄米は、白米よりもビタミンや食物繊維を豊富に含んでいるため、健康食としても注目されている。5万円の寄付で120kgもの玄米をもらえるので、健康志向の人にとっては、かなり嬉しい特典だろう。また、前述のように、街中のコイン精米機や5000円~1万円ほどで買える自家用精米機などを利用すれば、いつでも新鮮でおいしいお米を食べられるのもメリットだ。
最後に、集まった寄付金の使い道や今後活用したい事業などについて伺った。
「『長生村』では、寄付をいただく際に大まかな使い道を選んでいただいています。中でも、『教育や子育ての事業』を選ぶ方が多いので、寄付金は主に、図書館に置く書籍の購入や天文科学の教育に使うプラネタリウムの運営などに使わせていただいています。また、現在、『長生村』では、創生総合戦略を作成しており、村内に唯一ある駅(外房線八積駅)を中心として生活できるような、コンパクトな町作りを進めているほか、周遊型の観光事業も検討しているところです。町作りというのは大変な事業で、多くの費用が必要になります。村の特産品の中には、まだ『ふるさと納税』の特典として提供できていないものもあるので、引き続き、全国から応援していただけるように努めたいと思っています」
河内さんが語ったように、町作りには膨大なお金が必要になるもの。とはいえ、小規模の自治体では、なかなかお金を集めることは難しいだろう。しかし、「ふるさと納税」で寄付金を募ることにより、住みやすい町作りを進められたり、観光事業に注力できたりと、小規模の自治体でも大きく発展できるチャンスが生まれたのだ。
「ふるさと納税」で寄付する側としては、節税効果やお得な特典にばかり目が行きがちだが、自分が寄付したお金がどのように使われて、自治体がどのように発展していくのか見守るのも「ふるさと納税」の楽しみ方の1つだろう。今まで、「ふるさと納税」に手を出していなかった人は、ぜひ今年は、お得かつ地方の活性化につながる同制度をフル活用しよう!
(取材・文/小林倫太郎[A4studio])








