世界投資へのパスポート

ゴールドは、いよいよ1300ドルを上抜けするか!?
金価格が抵抗線を突破した場合、出遅れていた
ニューモンド・マイニングなどの金鉱株にも妙味が!

2017年8月28日公開(2017年11月30日更新)
広瀬 隆雄
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事
印刷向け表示

ゴールドが1300ドルを巡る攻防から
新波動に入る可能性が

 ゴールド(金)は最近、ビットコインの華々しい値動きの陰に隠れて、影が薄いです。しかし先週金曜日は久しぶりに火花を散らしました。

 それというのも、ちょうどジャネット・イエレンFRB議長がジャクソンホール・シンポジウムでスピーチを始める時間に合せて、1分間に200万オンスにも相当する巨大なトレードが成立したからです。

 金価格は1300ドルがこのところのトレーディング・レンジの上限を形成しており、ここを抜けて新波動に入ることができるかどうかの瀬戸際にあります。

■金(現物 1oz.あたり)チャート/日足・1年
金(現物 1oz.あたり)チャート/日足・1年(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示

 現時点では、まだどっちに転ぶかはわからない状況です。

大きな出来高は、今後の方向性が決まれば、
強いトレンドが出ることを示唆

 今回のように大きな出来高が記録されたということは、この次に現れる「上抜け」、ないしは「反落」のどちらのシナリオが起こるにせよ、その後の値動きはハッキリした、力強いものになることを示唆しています。

 従ってトレード戦略としては、もしゴールドが下降に向かうのであれば果敢に売りたいし、逆に1300ドルの上値抵抗線をハッキリと超えたなら、アグレッシブに買うべきです。

 さて、ジャクソンホール・シンポジウムでは、ジャネット・イエレンFRB議長も、マリオ・ドラギECB総裁も、金利政策に対する具体的言及は一切、ありませんでした。

 そのことは、しばらくの間、現状維持が続くことを示唆しています。

 これは、金価格にとって支援的材料だと思います。とりわけFRBのバランスシート圧縮に関し、今回、何も言及が無かったことは、ゴールドにとって良い材料です。

レンジ・ブレイクなら
金鉱株にもトレーディング・チャンスが到来!

 さて、金価格がボックス圏を上放れた場合、金価格に対しパフォーマンス的に劣後がいちじるしい金鉱株にもトレーディング・チャンスが回ってくると予想されます。

 具体的には、ニューモント・マイニング(ティッカーシンボル:NEM)に妙味があります。同社は米国屈指の産金会社で、年間生産高500万オンスを誇っています。

 同社は、1916年にウイリアム・ボイス・トンプソンによって創業された老舗の産金会社です。1961年にネバダ州のカーリンで、金粒のサイズが1ミクロン以下(=肉眼はもとより普通の顕微鏡でも見えない大きさ)の金を含む鉱床を発見しました。これは、それまでの金山の概念を打ち破る革命的な発見と言えます。

 現在でも、カーリン鉱床は同社の中核です。それに加えて、北米では、ツインクリーク、フェニックス、ロング・キャニオンなどの金山を持っています。同社はオーストラリアでも積極的に事業展開しており、ボディントン、タナミなどの金山があります。

 同社の金山開発プログラムは、パイプライン(=将来の生産予備軍)が充実しています。可採年数(Operating Reserve life)は11.8年で、業界平均の9.9年を上回っています。

 ニューモント・マイニングは負債の圧縮に成功しており、純負債は5年前の48億ドルが、現在は15億ドルに下がっています。純負債対修正EBITDA比率は、僅か0.6倍です。

 2016年は、非戦略事業を分離した際に計上した特別損があるので、赤字となっていますが、営業キャッシュフローは極めて健全であることがわかります。

 また、同社はコーポレート・ガバナンスがしっかりしており、2007年に金鉱株として最初に「ダウジョーンズ・サステイナビリティ・ワールド・インデックス」に採用されたことからもわかるとおり、社会的責任を果たすことに心を砕く経営をしています。

【今週のまとめ】
金価格がチャート的な節目に
ゴールドや出遅れ感の強い金鉱株に注目!

 金価格がチャート的な節目に来ています。先週金曜日には大きなトレードがあり、関係者を驚かせました。このため、上放れるにせよ、反落するにせよ、今後はハッキリとしたトレンドが出る可能性があります。トレードに際しては、柔軟なスタンスで臨みたいと思います。

 なお、金価格が上放れるシナリオでは、出遅れ感の強い金鉱株にも妙味が出ます。ニューモント・マイニングがとりわけしっかり経営されていると思います。

【今週のピックアップ記事!】
ビットコインの価格は5年後に「6倍以上」に上がる!? ビットコインETFの登場で、個人投資家中心の市場に機関投資家の莫大な資金が流入して一層活況になる!
米国株「スタバ」の投資判断が「強気⇒弱気」に転じた理由は?「ディズニー」「アップル」などの人気の米国株3銘柄を現地アナリストが激辛診断!
【2019年12月3日時点】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3500銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【マネックス証券のおすすめポイント】
米国株取引に力を入れており、取扱数5400銘柄以上! 成行注文や指値注文のほか、逆指値注文、連続注文、ツイン指値(OCO注文)など、多彩な注文方法が使えるのも魅力だ。取引手数料もお得で、米国株なら最低手数料0ドルから購入可能。さらに、外国株取引口座に初回入金した日から20日間は、米国株取引手数料(税抜)だ最大3万円がキャッシュバックされる。また、米国ETFの中で「ゼロETF」対象銘柄は実質手数料無料(キャッシュバック)で取引ができる。しかもNISA口座なら、日本株の売買手数料が無料なのに加え、外国株(海外ETF含む)の購入手数料も全額キャッシュバックされ、実質無料になるのもメリット!
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
2600銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【楽天証券おすすめポイント】
米国株だけではなく、中国(香港)やアセアン各国(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)の株もラインナップ。海外ETFの取り扱い数も、米国ETF約300本を含む、約360本と業界トップクラス! 2019年7月の値下げにより、米国株式の取引手数料は最低0米ドルからになった。米国株式の注文は、最大90日先まで指値注文が有効で、「約定通知メール」サービスとあわせて利用すると便利。NISA口座なら買付手数料が無料(売却時の手数料は必要)なのもメリットだ。また、取引から情報収集までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経新聞の記事を無料で読むこともできる。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
2300銘柄以上 約定代金の0.45%
最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル
【SBI証券のおすすめポイント】
2019年7月の値下げにより、米国株は手数料が最低0米ドルから取引可能になった。あらかじめ設定した金額か株数(口数)で定期的に買付する「米国株式・ETF定期買付サービス」が便利。 NISA口座なら、日本株の売買手数料だけでなく、海外ETF(米国・中国・韓国)の買付手数料も無料に。また、米国株の情報入手には、各企業情報が1ページにまとまったレポート「One Pager」、米国株・米国ETFをテーマで検索できる「米国テーマ・キーワード検索サービス」、さらに銘柄検索やソートができる「米国株式決算スケジュールページ」が使いやすい。
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
本記事の情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。

ダイヤモンドZAi(ザイ) 2020年1月号
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2019年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2019年の最強クレジットカード(全7部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較 おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証 最強のマイル系クレジットカードはこれだ!専門家2人がおすすめするクレジットカード じぶん銀行住宅ローン SPGアメリカン・エキスプレス・カード 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! ANAアメックスならANAマイルが無期限で貯められて還元率アップ! じっくり貯めて長距離航空券との交換を目指せ! 近江八幡市のふるさと納税はこちら!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

連続増配株&高配当株
年金世代1万人大調査
IPO株 トレード術

1月号11月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

増配株&高配当株であんしん老後

何歳からでも始められる
増配株&高配当株であんしん老後
[Prologue]目指せ! じぶん年金づくり
[投資先1]日本の高配当株43銘柄
●高利回り株●連続増配株●10年配当株
[投資先2]Jリート5銘柄
[投資先3]米国の高配当株20銘柄
[投資先4]毎月分配型投信13銘柄

仕組み化するだけ!IPO申込み&売買ワザ
儲け方[1]上場前の株の当選を目指す
儲け方[2]上場後の株の再上昇を取る
10倍期待の株は64銘柄!
2018年~2019年上場の全151銘柄の買売を分析

年金生活のリアル
金持ち老後と貧乏老後の差を徹底解剖!

年末までラストスパート
駆け込み!ふるさと納税72
上限額や災害支援のことなどふるさと納税のキホン
カニ・おせち・温泉など冬の3大返礼品!
おいしいものだけ!返礼品別カタログ

●自腹でガチンコ投資! AKB48「株」ガチバトル
●AKB48武藤十夢のわくわくFX生活
●株入門マンガ/恋する株式相場! 
●本誌崖っぷち部員の同時進行ドキュメント
定年退職までのロードマップ

【別冊付録】
毎月配当カレンダー2020年1月⇒12月

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

【重要なお知らせ】
>>定期購読の価格改定について


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2019】 クレジットカードの専門家が選んだ 2019年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 山本潤の超成長株投資の真髄で、成長株投資をはじめよう!(ザイ投資戦略メルマガ)

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報