KDDIは、2022年3月期の配当を前期比で「増配」とする予想を、2021年5月14日の15時15分に発表した。これにより、KDDIの配当利回り(予想)は3.39%⇒3.53%にアップし、”20期連続増配”の見通しとなった。
KDDIは、専用線サービスや電話サービスを提供している電気通信事業者。拡大画像表示
KDDIが発表した2021年3月期の決算短信によると、2022年3月期の予想配当は中間配当(9月)が「60円」、期末配当(3月)が「65円」、合計の年間配当額は「1株あたり125円」となっている。
KDDIの2021年3月期の配当は「1株あたり120円」だったので、前期比で「5円」の増配となる。今回の増配発表によって、KDDIの配当利回り(予想)は3.39%⇒3.53%にアップすることとなった。
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KDDIは利益配分について、「2022年3月期までの中期経営計画においては、持続的な成長への投資を勘案しながら、連結配当性向40%超を維持する方針」としており、「20期連続DPS成長を目指す」ともしている。KDDIの2022年3月期の業績予想は、前期比で「増収・増益」となっていることから、堅調な業績予想を背景に、今回の「増配」が決まった形だ。
KDDIの過去22期の配当の推移は?
| ■KDDI(9433)の過去22期の配当の推移 | ||||
| 期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
| 2001/3 | 2.9円 | 2012/3 | 26.6円 | |
| 2002/3 | 2.9円 | 2013/3 | 30円 | |
| 2003/3 | 3.4円 | 2014/3 | 43.3円 | |
| 2004/3 | 6円 | 2015/3 | 56.6円 | |
| 2005/3 | 11.5円 | 2016/3 | 70円 | |
| 2006/3 | 13.3円 | 2017/3 | 85円 | |
| 2007/3 | 15.8円 | 2018/3 | 90円 | |
| 2008/3 | 17.5円 | 2019/3 | 105円 | |
| 2009/3 | 18.3円 | 2020/3 | 115円 | |
| 2010/3 | 21.6円 | 2021/3 | 120円 | |
| 2011/3 | 23.3円 | 2022/3 | 125円 (予想) |
|
KDDIは、2003年3月期以降、連続増配を継続しており、2022年3月期の配当予想「1株あたり125円」が予想通りに実施されれば、”20期連続増配”を達成することになる。なお、2021年3月期に達成した連続増配期間「19期」という記録は、上場企業の中で10位にランクインする記録となっている。
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また、連続増配期間の長さだけでなく、配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まる直前の2002年3月期から2022年3月期までの20年間で、KDDIの年間配当額は「1株あたり2.9円(厳密には2.9833…円)」から「1株あたり125円」まで、41.9倍に増加している。
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配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、KDDIの株価は2002年3月の終値575円から2021年3月に記録した年初来高値3673円まで、6.3倍に上昇している。なお、発表当日(2021年5月14日)の終値は3532円で、2002年3月の終値から6.1倍に上昇した水準で推移している。
■KDDI(9433)の株価チャート/月足・20年
KDDIの配当利回り、配当+株主優待利回りは?
KDDIの2021年5月14日時点の株価(終値)は3532円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※KDDIの配当利回り】
株価:3532円
年間配当額:中間60円+期末65円=125円
配当利回り:125円÷3532円×100=3.53%
KDDIの配当利回りは3.53%。2021年4月の東証1部の平均利回りは1.86%(配当実施企業のみ)なので、KDDIの配当利回りは「高め」と言える。
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また、KDDIは保有株式数と継続保有期間に応じて、「au PAY マーケット商品カタログギフト」がもらえる株主優待を実施している。
| ■KDDI(9433)の株主優待の内容 | |||
| 基準日 | 保有株式数 | 継続保有期間 | 株主優待内容 |
| 3月末 |
100株以上 1000株未満 |
5年未満 | カタログギフト:3000円相当 |
| 5年以上 | カタログギフト:5000円相当 | ||
| 1000株以上 | 5年未満 | カタログギフト:5000円相当 | |
| 5年以上 | カタログギフト:1万円相当 | ||
KDDIの2021年5月14日時点の株価(終値)は3532円、配当利回りは3.53%なので「配当+株主優待利回り」を計算すると、以下のようになる。
【※KDDIの配当+株主優待利回り(100株・5年未満保有時)】
投資金額:100株×3532円=35万3200円
優待品(カタログギフト):3000円相当
株主優待利回り=3000円÷35万3200円×100=0.85%
配当+株主優待利回り=3.53%+0.85%=4.38%
【※KDDIの配当+株主優待利回り(100株・5年以上保有時)】
投資金額:100株×3532円=35万3200円
優待品(カタログギフト):5000円相当
株主優待利回り=5000円÷35万3200円×100=1.41%
配当+株主優待利回り=3.53%+1.41%=4.95%
【※KDDIの配当+株主優待利回り(1000株・5年未満保有時)】
投資金額:1000株×3532円=353万2000円
優待品(カタログギフト):5000円相当
株主優待利回り=5000円÷353万2000円×100=0.14%
配当+株主優待利回り=3.53%+0.14%=3.68%
【※KDDIの配当+株主優待利回り(1000株・5年以上保有時)】
投資金額:1000株×3532円=353万2000円
優待品(カタログギフト):1万円相当
株主優待利回り=1万円÷353万2000円×100=0.28%
配当+株主優待利回り=3.53%+0.28%=3.82%
KDDIの「配当+株主優待利回り」は、100株・5年未満保有時で4.38%と高水準。さらに、2022年3月期で”20期連続増配”を達成する見通しでもあるので、今回の「増配」を機に、長期保有を検討する価値は十分にあると言えるだろう。
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KDDIは、専用線サービスや電話サービスを提供している電気通信事業者。通信を核にして、金融・エンターテインメント・教育などといったライフデザインサービスも拡充。2022年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高0.7%増、営業利益1.2%増、親会社の所有者に帰属する当期利益0.5%増と堅調(すべて前期比)。
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| ■KDDI | |||
| 業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
| 情報・通信 | 9433 | 東証1部 | 125円 |
| 株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
| 3532円 | 100株 | 35万3200円 | 3.53% |
| ※株価などのデータは2021年5月14日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 | |||







