商船三井は、2022年3月期の配当予想を修正し、前期比および前回予想比で「増配」とする予想を、2021年7月30日の12時に発表した。これにより、商船三井の配当利回り(予想)は9.73%にアップし、”4期連続増配”の見通しとなった。
商船三井は、多彩な分野で輸送サービスを展開している大手の海運会社。拡大画像表示
商船三井は、2022年3月期の予想配当を修正し、中間配当(9月)が「300円」、期末配当(3月)が「250円」、合計の年間配当額は「1株あたり550円」とすると発表した。
年間配当額の前回予想は「1株あたり150円」だったので、前回予想から「400円」の増配となる。今回の増配発表により、商船三井の配当利回り(予想)は9.73%にアップすることとなった。
また、商船三井の2021年3月期の配当は「1株あたり150円」だったので、前期比でも「400円」の増配となる見込み。
【※関連記事はこちら!】
⇒「高配当株」と「増配株」では、どちらに投資すべきか?「増配」は業績やビジネスモデルの“裏付け”があるが、「高配当」は株価や配当額に左右される不安定なもの!
商船三井は今回、「増配」とともに業績予想の修正も発表しており、2022年3月期は前回予想比で「増収・増益」の業績予想となっている。商船三井は、この修正後の業績予想を踏まえて、今回の「増配」を決定した形だ。
なお、「増配」や「業績予想の修正」などは本日12時に発表されたため、商船三井の株価は後場に急騰し、前日の終値5030円より620円高い5650円(+12.33%)で引けている。さらに、SBI証券の夜間取引(PTS取引)でも一時、発表当日(2021年7月30日)の終値5650円より135円高い5785円(+2.38%)を記録しており、週明けの株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
商船三井の過去10期の配当の推移は?
| ■商船三井(9104)の過去10期の配当の推移 | ||||
| 期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
| 2013/3 | 0円 | 2018/3 | 20円 | |
| 2014/3 | 50円 | 2019/3 | 45円 | |
| 2015/3 | 70円 | 2020/3 | 65円 | |
| 2016/3 | 50円 | 2021/3 | 150円 | |
| 2017/3 | 20円 | 2022/3 | 550円 (予想) |
|
商船三井は2019年3月期以降、連続増配を継続しており、2022年3月期の配当予想「1株あたり550円」が予想通りに実施されれば、”4期連続増配”を達成することになる。
【※関連記事はこちら!】
⇒「連続増配株ランキング」ベスト20![2021年最新版]31期連続増配の「花王」、22期連続増配で利回り4%超の「三菱HCキャピタル」など、おすすめ増配銘柄を紹介
また、商船三井の配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まる直前の2018年3月期から2022年3月期までの4年間で、商船三井の年間配当額は「1株あたり20円」から「1株あたり550円」まで、27.5倍に急増している。
【※関連記事はこちら!】
⇒「配当利回りが高い株」に投資するより重要なのは、「増配傾向にある株」を選んで投資をし続けること! 実現間近の「配当でモトを取る」途中経過も大公開!
配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、商船三井の株価は2018年3月の終値3060円から発表当日(2021年7月30日)に記録した年初来高値5740円まで、1.8倍に上昇している。
■商船三井(9104)の株価チャート/月足・10年
商船三井の配当利回り、配当+株主優待利回りは?
商船三井の2021年7月30日時点の株価(終値)は5650円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※商船三井の配当利回り】
株価:5650円
年間配当額:中間300円+期末250円=550円
配当利回り:550円÷5650円×100=9.73%
商船三井の配当利回りは9.73%。2021年6月の東証1部の平均利回りは1.86%(配当実施企業のみ)なので、商船三井の配当利回りは「かなり高め」と言える。
【※関連記事はこちら!】
⇒「配当利回りランキング」高配当ベスト50銘柄を公開!【2021年最新版】会社予想の配当利回りランキングと一緒に、株主優待の有無や連続増配期間もチェック!
また、商船三井は100株以上の株式保有で、保有株式数に応じて「客船『にっぽん丸』のクルーズ優待券」がもらえる株主優待を実施している。
| ■商船三井の株主優待制度の詳細 | ||
| 基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 |
| 3月末・ 9月末 |
100株以上 | クルーズ優待券2枚 |
| 500株以上 | クルーズ優待券4枚 | |
| 1000株以上 | クルーズ優待券6枚 | |
| 備考 | ※1名1クルーズ2枚まで利用可能。 ※優待券1枚で、1名1クルーズの旅行代金を正規料金から10%割引。 (但し、30日以上のクルーズは3%割引) ※優待券2枚で、1名1クルーズの旅行代金を正規料金から20%割引。 (但し、30日以上のクルーズは6%割引) ※有効期間は1年。 |
|
クルーズの種類によって割引額が異なるため、商船三井の「配当+株主優待利回り」は算出不可能。しかし、客船「にっぽん丸」でのクルーズに興味を持っている人であれば、かなりお得になる可能性が高いので、保有を検討する価値はあるだろう。
【※関連記事はこちら!】
⇒【8月の株主優待の内容と利回りを調査(2021年版)】コメダHD、吉野家HD、ビックカメラなど豊富な外食&買い物系に加えて、高利回りの金券優待にも注目!
商船三井は、大手の海運会社。鉄鉱石や石炭といった資源の輸送から、自動車船やコンテナ船、客船の運航など、多彩な分野でサービスを展開している。2022年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高11.0%増、経常利益162.0%増、親会社株主に帰属する当期純利益272.0%増と好調(すべて前期比)。
【※関連記事はこちら!】
⇒配当が減らない“隠れ増配株”ランキング上位20銘柄を紹介! 減配をせずに、配当を維持・増配し続けている「非減配」期間が長い優良な安定配当株ランキング!
| ■商船三井 | |||
| 業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
| 海運業 | 9104 | 東証1部 | 550円 |
| 株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
| 5650円 | 100株 | 56万5000円 | 9.73% |
| ※株価などのデータは2021年7月30日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 | |||







