株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#予告Photo:Teera Konakan/gettyimages, z_wei/gettyimages

日本国内はインフレや深刻な労働力不足、通貨安に見舞われ、海外では米大統領選挙におけるトランプ前大統領の返り咲きで、日本企業を巡る経営環境はかつてないほどに複雑化している。足元では、企業の優勝劣敗は加速し、「勝ち組」と「負け組」も鮮明になっている。11月25日(月)から配信する特集『株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】』では、製造業や金融、不動産、エネルギー、流通といった主要業界の注目企業の最新決算について、財務などを基に徹底分析。株価や業界内序列、人事などの動向も読み解いていく。

#1 11月25日(月)配信
【財閥系化学3社】三井が「勝ち組」も、PBRは三菱と住友と同じ1倍割れ!株価上昇のカギは“脱・石油化学”?

株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#1Photo:AFLO

 財閥系の化学大手3社の中で三井化学の業績が堅調だ。同社は近年、財務改善や構造改革を推進。足元の業績は、構造改革に着手したばかりの三菱ケミカルグループや、昨年に創業以来最大の最終赤字に沈んだ住友化学とは対照的だ。ただし、PBR(株価純資産倍率)に着目すると、3社とも「1倍割れ」と低迷している。3社の業績や財務を比較するとともに、三井化学のPBR上昇を妨げている要因について考察する。

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#2 11月26日(火)配信
【大和ハウスvs積水ハウス】積水が初の売上高4兆円で宿敵・大和を猛追も、不動産開発と米国で待ち受ける“茨の道”

株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#2Photo:PIXTA

 二大ハウスメーカーの大和ハウス工業と積水ハウスの業績が絶好調だ。いずれも2024年度中間決算は過去最高の売上高を更新。積水ハウスは25年1月期に初の売上高4兆円に到達し、営業利益も初めて3000億円を突破する見込みで、永遠のライバルで売上高5兆円を誇る大和ハウスを猛追する。積水ハウスは海外事業と不動産開発事業を強化して業績拡大をもくろむが、ある財務指標に着目すると、事業多角化に成功した“先駆者”である大和ハウスが味わった“苦しみ”を積水ハウスも経験するかもしれない状況が見えてくる。

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#3 11月29日(金)配信
証券業界「2つの追い風」で業績絶好調の陰に落とし穴…“手数料ゼロ戦争”の負け組は?

株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#3Photo:PIXTA

 証券業界は、個人と法人の顧客向けビジネス双方で「二つの追い風」が吹き、足元の業績は絶好調だ。だが、全てのプレーヤーが「勝ち組」というわけではない。最新決算をつぶさに読み解くと、「負け組」の存在も見えてくる。それは一体どこなのか。

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#4 12月2日(月)配信
西武HDが「赤プリ」跡の都心旗艦ビルを4000億円で売却へ!私鉄業界では異例の“不動産回転型ビジネス”に参入した懐事情

株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#4Photo:PIXTA

 西武ホールディングス(HD)が複合商業施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」を今年度中に売却する方針だ。売却額は4000億円超に上るとみられる。同社は今春に公表した中期経営計画で、不動産に価値を上乗せして再販売する「不動産回転型ビジネス」の拡大を掲げており、東京ガーデンテラス紀尾井町の売却はその一環。鉄道沿線の開発を行う鉄道会社が多い中、なぜ西武HDは不動産の売却を進めているのか。

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#5 12月2日(月)配信
日本製鉄のUSスチール2兆円買収は「お買い得」か?パナソニックやアサヒビールの巨額M&Aと徹底比較!

株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#5Photo:JIJI, AFP=JIJI, EPA=JIJI

 日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの「2兆円買収」の成否が株式市場の注目を集めている。財務の悪化だけでなく、「高値づかみ」の懸念が付きまとうためだ。パナソニックの米ブルーヨンダー買収など、日本の製造業による海外の巨額M&Aの事例を比べることで見えてくる日鉄のUSスチール買収の「妥当性」とは。

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#6 12月3日(火)配信
すかいらーくがM&Aで拡大路線に転換も「稼ぐ力」に意外な弱点…資さんうどんは本当に“お買い得”だった?

株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#6Photo:AFLO, PIXTA

 ファミリーレストラン最大手のすかいらーくホールディングスが11月13日に発表した2024年12月期第3四半期決算で、営業利益は前年同期比94%増となった。同社は今春に発表した中期経営計画で新規出店の拡大やM&A(企業の合併・買収)の本格化を掲げており、10月には再上場後のM&A第1号として九州地盤のうどんチェーン「資さんうどん」を展開する資さんを約240億円で買収した。波に乗る同社だが、一方でM&Aを主軸に急拡大してきた競合と財務を比較すると、「稼ぐ力」には意外な弱点も浮かび上がる。

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#7 12月3日(火)配信
【重工3社】航空機ビジネスの「稼ぎ方」で明暗!ボーイング低迷の影響を受けにくいIHIが、三菱と川崎を凌駕!?

株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#7Photo:(C) Core Lohse/gettyimages

 重工大手がわが世の春を謳歌している。防衛予算が膨らんでいる上、民間航空機のエンジン部門が好調なためだ。米航空機大手ボーイングの業績不振で機体の新造が鈍る一方、アフターサービスなどで中長期的に収益を得られる航空エンジンが存在感を増している。ただ、三菱重工業と川崎重工業、IHIの重工3社でもその恩恵は異なっている。背景には3社のビジネスモデルの違いがある。

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#8 12月4日(水)配信
【ガス会社3強対決】大阪が時価総額で24年ぶり「下剋上」も東京が逆襲、東邦も株主還元強化で“自己資本削りレース”苛烈化!?

株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#8Photo:PIXTA

 ガス業界で今年、24年ぶりの異変が起きた。業界2位の大阪ガスが同1位の東京ガスを時価総額で一時上回ったのだ。投資家に“刺さった”要因と今後を財務指標の観点から分析した。

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#9 12月4日(水)配信
【総合商社バトル】伊藤忠の三菱・三井越えが目前!?利益1000億円超を積み上げての「首位奪還シナリオ」の全貌とは

株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#9Photo by Shuhei Inomata

 好況の反動と資源価格の落ち着きに伴い、総合商社の純利益は伸び悩みつつある。しかし、伊藤忠商事は近年のTOB(株式公開買い付け)が功を奏し、首位奪還も見えてきた。財閥系商社を超えて総合商社の純利益1位に返り咲こうとする伊藤忠のシナリオと、その原動力を明らかにする。

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#10 12月4日(水)配信配信
【ヤマダデンキvsビックカメラ】王者ヤマダをビックが猛追!立地・在庫回転・ECの三番勝負で徹底比較、軍配は?

株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#10Photo:JIJI

 家電量販店最大手のヤマダホールディングスの勢いに陰りが出ている。対照的にヤマダを猛追しているのが、ビックカメラだ。両社の店舗立地やビジネスモデル、EC戦略などを徹底比較した。

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#11 12月5日(木)配信
【製薬大手4社“稼ぐ力”徹底比較】武田とアステラスで「大規模リストラ」が必須になる理由

株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#11Photo:PIXTA

 売上高が伸びている武田薬品工業とアステラス製薬がなぜリストラをするのか。「稼ぐ力」の指標で製薬大手4社を比較すると、実は両社ともこの数値が弱いのだ。武田薬品、アステラス製薬、第一三共、中外製薬の4社について、稼ぐ力を徹底比較した。

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#12 12月5日(木)配信
【上場地銀20行】運用利回りランキング「ベスト&ワースト10」!名古屋や京都がワースト転落、ベスト1位は?

株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#12Photo:PIXTA

 7月31日に日本銀行が追加利上げに踏み切り、株価や為替は乱高下した。市場の変化は、地方銀行の運用成果にも影響する。そこで、4~9月の半年間で運用パフォーマンスのランキングを作成した。すると、前期は上位だった地銀が軒並み下位に転落。これまで勝ち組に見えた地銀の足場は意外にも脆いことが分かった。

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#13 12月6日(金)配信
NTTはドコモも東西も通信事業が低迷…脱・苦境に生成AIへ巨額投資も、財務悪化で「グループ再々編」の火種再燃

株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#13Photo by Reiji Murai

 NTTは携帯電話など伝統的な通信事業が苦戦している。その中で成長のチャンスを見出しているのが、生成AI(人工知能)ブームの追い風で拡大するデータセンター事業だ。巨額投資による財務悪化が顕在化する中で浮上した課題に迫る。

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#14 12月6日(金)配信
【3メガ銀対決】みずほが最高益予想で三井住友を“猛追”も、収益で5000億円もの大差がついた「2つの理由」

株価、序列、人事で明暗! 半期決算「勝ち組&負け組」【2024秋】#14Photo by Yasuo Katatae

 金利のある世界の到来で、3メガバンクの業績は力強く復活し始めた。だが収益の回復において、みずほフィナンシャルグループは他メガに出遅れているように見える。その要因を探った。

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