プラチナカード&ブラックカードの本当の価値とは?
高い年会費を払ってでも付帯サービスが充実した
クレジットカードを保有すべき人はこんな人だ!

2015年4月9日公開(2021年7月21日更新)
ポイ探ニュース(菊地崇仁)

 プラチナカードのインビテーションが届いたが、「これは申し込んだ方がいいのだろうか? 年会費が数万円アップするメリットって何だろう?」と悩むも多いだろう。そこで今回は、

・ブラックカードやプラチナカードといった“プレミアムカード”を
 持つべき人とはどんな人か?
・ブラックカードやプラチナカードを保有するメリット・デメリットは
 どこにあるのか?

について書いていこうと思う。

ブラックカードやプラチナカードのメリットは
意外にわかりにくい

クレジットカードのステータスのイメージ図

 通常のクレジットカードのステータスは、「一般カード」、「ゴールドカード」、「プラチナカード」、「ブラックカード」となっており、ステータスが上がるにつれ年会費はどんどんアップし、保有者はどんどん減っていく。プラチナカードの保有者はクレジットカード保有者全体の3%程度、ブラックカードの保有者にいたっては1%未満となるだろう。

 当然、ブラックカードやプラチナカードを持っていると、周囲から「おっ」っと思われることがあるかもしれない。とはいえ、「見る人が見ればわかる」という話であり、カードフェイスだけで一目置かれることはほとんどない。

 ブラックカードやプラチナカードになると、ショッピング枠が増えるのもメリットだ。プラチナカードなら、初期設定で限度額が300~500万円程度にはなっているだろう。ただし一般カードであっても、数年間保有すればショッピング枠は100万円以上になるし、コールセンターに電話をすれば一時的にショッピング枠を増額することも可能だ。つまり、ショッピング枠が増えたからといって、それほど大きなメリットとは言えないだろう。

 さらに、ブラックカードやプラチナカードだからといって、一般カードやゴールドカードより多くのポイントが貯まる、特別な商品に交換できる、ということはほとんどない。一部のプレミアムカードでは、一般カードの2倍のポイントが貯まったり、マイルの還元率が高かったりする場合もあるが、高額な年会費を考えると2倍のポイントが貯まってもメリットはほとんどない。

 これまで、ブラックカードやプラチナカードのメリットを否定するようなことばかり書いてきた。では、どんな人であればブラックカードやプラチナカードを保有する意味があるのだろうか?

ブラックカードやプラチナカードを保有すべきは
中小企業の代表や個人事業主

 ブラックカードやプラチナカードを保有する大きなメリットは、付帯サービスが一気に増えることだ。

 プレミアムカードには、コンシェルジュサービスやダイニングサービス、旅行&ホテルの優遇、空港ラウンジサービスや海外旅行時の手荷物無料宅配サービスなど、数多くの特典が付帯している。クレジットカードによっては、プレミアムカード保有者専用のラウンジに入室できたり、ホテルの上級会員が付帯していたりと、実に様々な特典を享受することができる。

 しかし大企業の役員などの場合、そもそも海外出張時の飛行機はビジネスクラスであり、そのチケットでラウンジの利用が可能だったり、ホテルはクラブフロアと決まっていたりする。また、出張手配は秘書が行ってくれるため、コンシェルジュサービスを使うこともない。プレミアムカードのサービスで利用できるものは、海外出張時の手荷物宅配サービスくらいだろう。それだけのために数万円の年会費を支払う必要はない。

 したがって、ブラックカードやプラチナカードを保有すべき人は、筆者のような中小企業の代表や個人事業主となるだろう。そうした人たちは秘書がいないため、出張手配などは自分で行う必要がある。しかしブラックカードやプラチナカードを保有していれば、コンシェルジュデスクで日程を説明し、希望する宿泊施設の立地・金額などを伝えるだけで、出張手配は完了だ。

 例えば、年会費2万2000円(税込)の「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」で考えると、1カ月1800円で秘書を雇っているのと同じことになる。年会費が14万3000円(税込)の「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」であっても、1カ月にすると1万円ちょっとだ。

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家族カードでも本会員とほぼ同等のサービスが受けられる

 では、大企業の役員などには、ブラックカードやプラチナカードを保有するメリットはないのだろうか? 筆者は、彼らにも保有メリットはあると考えている。それは、本会員が受けられる8~9割程度のサービスを、家族カード会員も受けられることだ。

 「プライオリティ・パス」だと家族カードは申し込み不可の場合もあるが、コンシェルジュサービスやラウンジサービスなどは、本会員とまったく同じように使うことができるプラチナカードが大半だ。

 例えば、本会員が出張中に家族だけで帰省する場合、家族は自分たちで旅行の手配をしなければならない。しかしプラチナカードの家族カードを保有していれば、本会員がいなくてもコンシェルジュデスクに電話し、旅行の手配を依頼することが可能となる。

 また、JCBのプラチナカード「ザ・クラス」なら、本会員が忙しくてディズニーリゾートに行く時間がなかったとしても、家族カード会員がラウンジチケットを依頼し、家族カードでラウンジを利用することも可能となっている。
(関連記事⇒JCBのプラチナカード「ザ・クラス」保有者向けにディズニーシー内に設けられた特別ラウンジを公開! 東京ディズニーリゾートの“都市伝説”は本当だった!

JCB ザ・クラス(THE CLASS)
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 発行元  JCB
 国際ブランド  JCB
 年会費(税込)  5万5000円
 家族カード  あり(無料)
 ポイント付与対象の
 電子マネー
 ―


 ブラックカードやプラチナカードは、仮に本会員に使い道がなくても、家族が同等の付帯サービスを利用できることが最大のメリットではないだろうか。

 もし「プレミアムカードのメリットが感じられない」と考えているのであれば、家族のことを考えてみると良いだろう。それでも「年1回の帰省の手配のためだけに、年会費が高額なプレミアムカードを保有する必要はない」と考えるのであれば、カード会社から来たインビテーションに申し込む必要はない。数万円の年会費をその帰省のために使ったほうが、よっぽど優雅な旅行ができるはずだ。

 逆に「自分はほとんど使わないが、家族が利用できる付帯サービスが多い」と考えるのであれば、ブラックカードやプラチナカードの保有を前向きに考えてみればいいだろう。

 ブラックカードやプラチナカードを保有するには、どれだけの付帯サービスを使えるかが重要だ。本人も家族も決済にしか使わないのであれば、ブラックカードやプラチナカードを保有するメリットはない。しかし付帯サービスを十分に理解し、本人や家族が使い倒すのであれば、高額な年会費を差し引いてもブラックカードやプラチナカードは非常にお得なクレジットカードとなる。

 以上、ブラックカードやプラチナカードを保有する意味についてまとめてみた。ブラックカードやプラチナカードに憧れる人は多いが、「本当に自分に必要なクレジットカードか」を慎重に考え、申し込むかどうかを決めるようにしよう。


 ザイ・オンラインでは、他にもブラックカードやプラチナカードを紹介する記事を掲載しているので、興味のある方は参照して欲しい。

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