ふるさと納税おすすめ特産品情報
2020年9月10日 ザイ・オンライン編集部

2020年度版【ふるさと納税ランキング~お米編~】
「ふるさと納税」でお米がもらえる自治体を調査!
コストパフォーマンスが最強の自治体はココだ!

【2016年度版】
1万円の寄付につき20kg以上のお米がもらえる自治体が増加!
激しい上位レースを抜け出した自治体はどこだ!?

 お米は、日本人にとって欠かせない食べ物だ。しかし、ほぼ毎日食べるものだからこそ、食費を圧迫する原因にもなりかねない。

 JC総研が2016年7月に発表した「米の消費行動に関する調査結果」によると、日本人がお米を購入するときに最も重視するのは「価格帯」だそうだ。さらに、同調査によると、日本人が購入するお米(5kg)の主な価格帯は、「1500~1700円未満」が20.9%で第1位、「1500円未満」が20.8%で第2位、「1700~2000円未満」が18.0%で第3位となっている。つまり、節約のために安いお米を購入する傾向にあり、味は二の次というわけだ。

 しかし、「ふるさと納税」を上手に利用すれば、食費を節約できる上に、各自治体が誇る、おいしいブランド米をお得にもらうことが可能! 毎日、おいしいお米を食べられるとなれば、「ふるさと納税」を活用しない手はない! 

 そこで今回は、「ふるさと納税」でお米がもらえる自治体をザイ・オンライン編集部が大調査! ザイ・オンライン編集部では、「1万円の寄付につき、どのくらい多くのお米がもらえるか」を基準にランク付けしているが、今年度は、例年にも増してハイレベルな争いになった。

 2年ほど前から、ランキング上位のボーダーラインが「1万円の寄付でお米20kg」となっており、昨年の調査では、13の自治体がこれをクリアしていた。ところが、今年の調査では、このボーダーラインをクリアしている自治体が27に急増! つまり、お得にお米をもらえる自治体が、昨年よりも2倍近く増加したのだ!

 さっそく、ランキング発表といきたいところだが、まずは「ふるさと納税」の仕組みについて改めて説明しておこう。

 「ふるさと納税」とは、「納税」と銘打っているが、要するに各自治体への寄付金制度のことだ。寄付した翌年に、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。例えば、控除の対象となる寄付金上限額が5万円の人の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち4万8000円が控除対象額となるのだ。

 また、制度改正により、2015年からは控除額が約2倍にUP! つまり、2014年以前の控除額が3万円だった人は、今は6万円ほどになっている。さらに、制度改正前は、サラリーマンであっても、寄附金控除を受けるために確定申告をする必要があったが、現在は、寄付先が年間5自治体までであれば確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」も創設されている。

 要するに、控除対象額以内におさえれば実質負担額は2000円のままで、よりお得に、よりお手軽になったのだ。ただし、2016年から、「ワンストップ特例制度」を利用するためには、マイナンバーの記入と本人確認の書類が必要になったので注意しよう。
※2000円以外が戻ってくる上限額の詳細は下記の記事を参照!
⇒4月1日からふるさと納税のお礼品を申し込もう! 寄附できる限度額やワンストップ特例の解説、都城市など5つの人気自治体とお礼の品も紹介!

 さて、いよいよ、「ふるさと納税ランキング・お米編」を発表しよう! ザイ・オンライン編集部が、お米を特典として用意している150以上の自治体を調査して、コストパフォーマンスが優れた自治体をまとめたので、ぜひ、今年の「ふるさと納税」の参考にしてほしい!

【第1位】1万円の寄付でお米25kg!
昨年度より募集上限を増やすも、即座に受付終了した
「茨城県稲敷市」が2連覇を達成!

「茨城県稲敷市」が2連覇を達成

 昨年に続き、お米ランキングの第1位に輝いたのは「茨城県稲敷市」!

 「稲敷市」は、利根川や小野川などの河川に加えて、霞ヶ浦とも隣接しており、米作りに必要な水が豊富な地域。気候が温暖なため、通常よりも早めに収穫できる「早場米」の産地としても有名だ。

 肥沃な大地に恵まれ、お米の一大産地である「稲敷市」に、1万円の寄付をすると「特別栽培米あきたこまち25kg」がもらえる。こちらは、昨年も大好評だった特典だ。

 「あきたこまち」は、味が優れている「コシヒカリ」と病害や冷害に強い「奥羽292号」を交配し、双方の良いとこ取りをしたお米。そんな「あきたこまち」を、化学肥料や化学合成農薬の量を減らして栽培したのが「特別栽培米あきたこまち」だ。手間ひまかけて作られたお米なので、味が一流であることは間違いなし!

 しかし、残念ながら、すでに「特別栽培米あきたこまち25kg」は、受付終了となっている。昨年は「限定30名」の募集で、今年は「限定100名」に募集上限がアップしたものの、応募が殺到し、即座に受付終了となってしまった。

 ただし、1万円の寄付で「コシヒカリ」「あきたこまち」「ミルキークイーン」の新米がそれぞれ5kgずつもらえる「稲敷米 3大品種セット(合計15kg)」などは、現在も申し込むことが可能!「稲敷市」で作られている、さまざまな品種の新米を食べ比べてみたい人は、「稲敷米3大品種セット(合計15kg)」を申し込むといいだろう。

 なお、当記事の最後には「稲敷市」のふるさと納税担当者のインタビューを掲載しているので、「稲敷市」のお米の人気ぶりについては、この記事の最後を読んでみてほしい。

【第2位】4万円の寄付でお米80kg+赤米がゆ10個!
ヘルシーな玄米と保存食に便利な赤米がゆの
お得なセットがもらえる「岡山県総社市」が第2位!

お得なセットがもらえる「岡山県総社市」が第2位

 第2位に輝いたのは、昨年、第3位にランクインしていた「岡山県総社市」だ。「総社市」に4万円を寄付すると、「ヘルシーお米セット(玄米80kg+そうじゃ赤米がゆ10個)」がもらえる。

 「ヘルシーお米セット」は、収穫時期に合わせて、「ヒノヒカリ」「にこまる」「きぬむすめ」「朝日」という4品種の玄米をそれぞれ20kgずつ、計80kg送ってくれる内容となっている。玄米は、白米に比べてビタミンB群が約8倍、食物繊維が約5倍と栄養素が豊富で、まさに「ヘルシー」なお米だ。

 「総社市」の「ヘルシーお米セット」が第2位にランクインした理由は、4万円の寄付で「玄米80kg」に加えて、「そうじゃ赤米がゆ10個」がもらえるため。「1万円の寄付でお米20kg」がもらえる自治体は他にもあるが、「そうじゃ赤米がゆ10個」もセットになっていることから、僅差で「総社市」が第2位となった。ちなみに、「そうじゃ赤米がゆ」は、賞味期限が5年半と長く、加熱なしで食べられるレトルト食品なので、災害時の保存食としても便利だ。

 ただし、「ヘルシーお米セット」は、「限定100名」の上に、8月末には受付終了している。また、「総社市」は、「1万円の寄付で精白米が20kgもらえるコース」や「3万円の寄付で玄米が60kgもらえるコース」なども用意しているが、いずれも8月末で受付を終了しているので、来年以降に期待しよう!

【同率3位】3万円の寄付でお米60kg!
22年連続で「特A」に輝く「はえぬき」を
たっぷり味わいたいなら「山形県寒河江市」で決まり!

「はえぬき」をたっぷり味わいたいなら「山形県寒河江市」

 第3位には、「1万円の寄付でお米20kg」の特典を用意している25の自治体が同率で並んだため、ここからは、編集部が厳選した3つの自治体を取り上げよう。

 まず、紹介するのは「山形県寒河江市」だ!「寒河江市」は、3万円の寄付で「清流寒河江川育ち 山形産はえぬき60kg(28年産新米)」をもらえる。

 山形県は、冬には深々と雪が積もり、春には大量の雪解け水が最上川へと流れこむ。「寒河江市」は、その最上川の支流である寒河江川が流れているため、水量が豊富で、米作りに適した地域となっている。

 また、「はえぬき」は、山形県のオリジナル品種であり、日本穀物検定協会が定める「米の食味ランキング」で、最高位である「特A」を22年連続で獲得している安定感バツグンのブランド。米作りに適した地域である「寒河江市」で生産された「はえぬき」が美味であることは間違いないだろう。

 ちなみに、「寒河江市」は、「さくらんぼ」を始めとした果物の産地としても知られている。「ラ・フランス」や「りんご」などの特典も用意されているので、お米だけではなく、果物をもらうのもおすすめだ。

【同率3位】1万円の寄付でお米20kg!
ポイント制なので、特典を組み合わせられるのも嬉しい
「山形県舟形町」が同率3位に!

特典を組み合わせられるのも嬉しい「山形県舟形町」が同率3位

 続いて紹介する「1万円の寄付でお米20kg」がもらえる自治体は、「山形県舟形町」。昨年、「ふるさと納税」返礼品のお米出荷量で、日本一となった自治体だ。

 「舟形町」に1万円の寄付をすると「はえぬき20kg」、3万円の寄付をすると「はえぬき60kg」をもらえる。

 「舟形町」は、最上川とその支流の小国川が流れている。寒河江市産と同様に、清らかな水で育ったお米は、味にも期待できるはずだ! さらに、米袋に「光触媒」の作用を持つ特殊フィルムを使っており、お米の鮮度が落ちないように工夫しているのも嬉しいポイントだ。

 なお、こちらの特典は、2016年末まで募集しているものの、発送可能上限数に達した場合は受付終了となるので、早めに申し込んだほうがいいだろう。

 ちなみに、「舟形町」は、「ふるさと納税」において「ポイント制」を導入しており、「寄付額×1/2=発行ポイント」となる。例えば、2万円を寄付した場合、1万ポイントの獲得となり、そのポイント内であれば、「はえぬき20kg(5000ポイント)+やまがた地鶏セット(3500ポイント)+山ぶどうビネガージュースセット(1500ポイント)」のように、複数の特典を組み合わせることができるのも嬉しい。

 ただし、「1000ポイント未満の端数が発生した場合は切り捨て」「ポイントの有効期限は発行日から1年間」といったルールがあるので注意しよう。

【同率3位】3万円の寄付でお米60kg!
同率3位にランクインした「山口県山口市」は、
白米か玄米かを選択できる上に、発送を複数回に分けてくれる!

「山口県山口市」は、
白米か玄米かを選択できる上に、発送を複数回に分けてくれる

 最後に紹介するのは、「山口県山口市」だ。「山口市」に3万円の寄付をすると、「阿武川源流米コシヒカリ60kg」をもらえる。なお、5万円を寄付した場合は100kg、10万円を寄付した場合は200kgとなる。

 「阿武川源流米コシヒカリ」は、標高400mほどの阿東地域で生産されているコシヒカリ。高い標高が生む昼夜の寒暖差と、阿武川の源流である十種ヶ峰から湧き出る清らかな水によって、甘くておいしいお米が作れるのだとか。そのおいしいお米を60kgも送ってもらえるとは、嬉しい限り!

 お米の量以外にも注目すべき点は、白米にするか玄米にするかを選択でき、お米の発送を複数回に分けてくれることだ。玄米を食べたいヘルシー志向の人はもちろん、大量のお米が一気に届くと置き場に困る……なんて人にもおすすめの自治体だ。

 改めて、今回紹介した第1位、第2位、同率3位のランキングをまとめると以下のとおり。
ふるさと納税受付終了の自治体です マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。

 

 ◆2016年度
  「ふるさと納税」で「お米」がもらえる自治体のお得度ランキング!
(※2016年8月31日時点)
順位 お得な特産品の商品と量 備考
寄付金の使い道
1位  茨城県稲敷市
・1万円⇒特別栽培米あきたこまち25kg
    (あきたこまち5kg×5袋)
・1万円⇒稲敷米3大品種セット(合計17kg)
    (平成27年産 コシヒカリ5kg、あきたこまち5kg、
     ミルキークイーン5kg、ミルキークイーン2kg)
ふるさと納税受付終了の自治体です
 ほか、1万円で「鹿熊豚焼き肉用詰合せ(1.5kg)」などがある
【寄付金の使い道】産業及び観光の振興/自然環境の保全/福祉の充実/教育、文化活動及びスポーツ振興/その他、市長におまかせ
2位  岡山県総社市
・4万円⇒ヘルシーお米セット(玄米80kg+赤米がゆ10個)
    (ヒノヒカリ、にこまる、きぬむすめ、朝日のいずれかの
     玄米10kg×2袋×4回、赤米がゆ10個)

・1万円⇒そうじゃのお米【精白米コース】20kg
    (ヒノヒカリ、にこまる、きぬむすめ、朝日のいずれかの
     精白米5kg×4袋)
・2万円⇒そうじゃのお米【精白米コース】 40kg(合計40kg)
    (ヒノヒカリ、にこまる、きぬむすめ、朝日のいずれかの
     精白米5kg×4袋×2回)
・3万円⇒そうじゃのお米【玄米コース】 1俵(合計60kg)
    (ヒノヒカリ、にこまる、きぬむすめ、朝日のいずれかの
     玄米10kg×2袋×3回)
・5万円⇒そうじゃのお米【精白米コース】 100kg(合計100kg)
    (ヒノヒカリ、にこまる、きぬむすめ、朝日のいずれかの
     精白米5kg×4袋×5回
ふるさと納税受付終了の自治体です
 ほか、1万円で「吉備路ロマン感じる日本酒飲み比べセット(特別純米酒 朝日720ml+純米吟醸 媛720ml)」などがある
【寄付金の使い道】ふるさとの父母・子育て応援団/鬼ノ城・吉備文化応援団/水とみどりの応援団/ふるさとなんでも応援団 
3位  山形県寒河江市
・3万円⇒清流寒河江川育ち 山形産はえぬき60kg
    (平成28年産 はえぬき5kg×4袋×3回)

・3万円⇒さがえのよくばりセットF さくらんぼ&つや姫20kg
    (佐藤錦「秀」Lサイズ以上500g×2パック、つや姫10kg×2回)
 ほか、1万円で「山形牛すじ煮セット(山形牛すじ煮2袋、ぎょうざウインナー4袋、山形芋煮2人前460g)」などがある
 
山形県寒河江市の「ふるさと納税」の詳細はコチラ
【寄付金の使い道】グラウンドワークによる市民参加のまちづくり/次世代を担う子どもたちの育成/地域福祉の充実/さくらんぼのまちづくり/中心市街地の活性化/美しい景観づくり
3位  山形県舟形町
・1万円⇒山形県舟形町産 はえぬき20kg
     
(平成28年産 はえぬき10kg×2袋)
・3万円⇒
山形県舟形町産 はえぬき60kg
    (平成28年産 はえぬき10kg×6袋)

・3万円⇒あきたこまち・ひとめぼれ・コシヒカリ食べ比べセット60kg
    (
平成27年産 あきたこまち20kg、ひとめぼれ20kg、コシヒカリ20kg)
 ほか、1万円で「A4ランク以上! 山形牛焼肉セット(モモ・カタ 各300g計600g)」などがある
【寄付金の使い道】子育てを支援するまちづくり/健やかに暮らせるまちづくり/地域の活力あるまちづくり/環境にやさしいまちづくり/安全で安心なまちづくり/国宝「縄文の女神出土」の西ノ前遺跡整備/こだわらずに支援
3位  山口県山口市
・3万円⇒阿武川源流米60kg
    (コシヒカリ白米または玄米10kg×6袋)
・5万円⇒阿武川源流米100kg
    (コシヒカリ白米または玄米10kg×10袋)
・10万円⇒阿武川源流米200kg
    (コシヒカリ白米または玄米10kg×20袋)
・3万円⇒鳴滝清流米玄米60kg
    (鳴滝清流米玄米30kg×2袋)
 ほか、1万円で「秋穂産 活き車えび(約400g 10~15尾)などがある
【寄付金の使い道】大内文化の薫るまちづくり/山口市発 新しい芸術の創造/詩人 中原中也の世界を全国へ広げよう/育てよう!やまぐち元気キッズ/蛍が飛び交う自然を生かしたまちづくり
 ※以降のランキングはコチラ!
【2016年度版】お得な「ふるさと納税」ランキング~お米編~特産品でもらえる「お米」で得する自治体は?

 今年は、昨年にも増して、コストパフォーマンスが優れた自治体が多数登場した。どこに寄付しようか迷ってしまったら、お米の品種や寄付金の使い道がどう異なるのかを吟味して、自分の好みに合った自治体を探してみるといいだろう。

 ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体は1500以上に上るため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。

 もし、この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)

2016年度お米ランキング第1位に輝いた
茨城県稲敷市の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!

 「ふるさと納税ランキング・お米編」において、2年連続で第1位を獲得し、着実にその存在感を示してきている「茨城県稲敷市」。今回は、「稲敷市」のふるさと納税担当者・大湖(おおこ)さんにインタビューを行なったぞ!

 「稲敷市では、昨年の7月15日に『ふるさと納税』をリニューアルし、お礼の品を拡充しました。もちろん、今年もラインナップを拡充しています! はっきりとした数字は、まだ出していないのですが、4月初旬から7月下旬までに、合計3000万~4000万円の寄付金が集まっています。今年は、6000万円の歳入を見込んで『ふるさと納税』をスタートさせたので、想定よりも速いペースで寄付をいただいています」

 「ふるさと納税」を利用している人にとって、特典の選択肢が増えるのは嬉しい限り! コストパフォーマンスも優れているので、「稲敷市」に寄付金が集まるのもうなずける。では、ここ1年間ほど「ふるさと納税」に本格的に取り組んでみて、どのような反響がありましたか?

 「寄付をしていただいた方々から、多くのメッセージが寄せられています。例えば、『初めて稲敷市を知った』とか、稲敷市出身の方から『昔食べていたものを久しぶりに食べられた』とか、そのような感想が届いています。もちろん、『おいしいお米を食べられました』という声も伺っています! 『ふるさと納税』によって、稲敷市の農産物や特産物をPRできていると感じていますね」

 たとえ、故郷から遠く離れた地に住んでいたとしても、故郷の名産物を気軽に味わえるのも、「ふるさと納税」のメリットだ。それでは、今回、第1位を獲得した「特別栽培米あきたこまち25kg」にまつわるエピソードもお教えください。

 「お礼の品は、あくまでも事業者の方々のご協力があって初めて提供できるものですから、あまりにも多くの数を要求すると、事業者の方の負担になってしまいます。『できるだけ稲敷市をPRしたい!』と考え、1万円の寄付で『特別栽培米あきたこまち25kg』を提供することに決めたのですが、『事業者の方の負担を最小限にしたい』と考えた結果、『限定100名』の特典にさせていただきました。今年は、4月25日に受付を開始したのですが、ありがたいことに、たった1~2分で募集上限に達してしまいました。この『あきたこまち』は、化学肥料や農薬を減らして栽培しており、『エコ農業』『環境にやさしい農業』として作られているお米ですので、一般的な『あきたこまち』よりもおいしいはずだと自負しております」

 昨年は、「限定30名」が5分で受付終了になったとの逸話があったが、今年は、それを上回るスピードで締め切られてしまうとは! 自治体への注目度が高まってきている中、来年度以降の展望はいかがでしょうか?

 「2年連続で1位になったのは嬉しいですね。『ふるさと納税』をリニューアルしてから1年ほど経ったのですが、お礼の品を増やすことによって寄付額も増えていますので、来年以降も、さらに寄付が集まるように『稲敷市』のPRを強化していきたいと考えています」

 大湖さんのインタビューから伝わってくるように、「ふるさと納税」は、寄付者と自治体を「Win-Win」の関係で結んでくれるありがたい制度だ。おいしいお米をお得にいただくことが、その自治体の応援にもなるはず。ぜひとも「ふるさと納税」を活用して、お得に全国各地の自慢のお米を味わおう!

(取材・文/森井隆二郎[A4studio])