コンサル流「格安セレブ術」
2017年11月1日 鈴木 貴博 [経済エンタテナー]

金券ショップのお得な活用術とおすすめ商品を紹介!
新幹線の切符を最も安く買えるエリア、食事代を節約
できる株主優待券など、金券ショップの裏ワザを伝授

 それほどお金をかけなくても優雅に暮らす技術、それが「格安セレブ術」だ。今回のテーマは、「金券ショップ」の活用術である。

 さて、企業のコンサルティングをしているとよくお見かけする「あるある事例」に、こういうものがある。それは、些細なコストをやたらと細かく管理している割には、それよりも大きなコストに無頓着というもの。大企業によくある話だ。

 企業に限らず、個人でもこれに似た話をよく耳にする。クレジットカードのポイント還元率にやたらとうるさい割に、それ以上の割引には無頓着というケースだ。「1%ポイント還元のクレジットカード」よりもお得な「1.2%ポイント還元のクレジットカード」を選ぶまではいいのだが、とにかくそれで何でも買おうとしてしまっているのである。

 しかし、どこで何を買う場合にも常に「還元率1.2%のクレジットカード」を使うより、もっと簡単に得できる裏ワザはある。たとえば、金券ショップで売っている「JCBギフトカード」を使って買い物をする方法だ。

「JCBギフトカード」を金券ショップで購入すれば、
クレジットカードよりお得に買い物できる!

金券ショップ活用術を紹介!金券ショップを上手に活用すれば、クレジットカードよりもお得に買い物することが可能!

 金券ショップで売っている多くの金券には相場があるため、常に価格は変動する。しかし1000円分の「JCBギフトカード」なら、金券ショップで984円~987円程度で購入できる確率がそこそこ高い。もし1000円分の「JCBギフトカード」が984円で買えたら、その時点で値引き率は1.6%還元率1.2%のクレジットカードを使うより0.4%もお得だ。

 「JCBギフトカード」は、百貨店や大手量販店、専門店など、さまざまな小売店と飲食店で使うことができる。たとえば、ユニクロで使える唯一のギフトカードでもある。そんな「JCBギフトカード」が値引き率1.6%で手に入れられれば、ユニクロの店頭でクレジットカード払いをするよりも、ギフトカードで支払いをしたほうがずっとお得になる。

 そのような理由から私は、ユニクロ新宿西口店で買い物をするとき、買うものがだいたい決まったら、お隣にある金券ショップで買い物額相当の「JCBギフトカード」を買って、その足でユニクロのレジに並ぶようにしている。

 このように、コンマ数%のレベルにまでこだわるクレジットカード愛好家の方は、クレジットカードだけでなく、金券ショップも活用して買い物してみてはいかがだろうか。そうすれば、もっとお得な買い物をできるようになるはずだ。

 金券ショップの魅力は、もちろん「ギフトカード」だけではない。以下では、そのほかに金券ショップで買うとお得な金券と、さらに得するための使い方のコツをいくつかご紹介しよう。

新幹線の切符を買うなら、どのエリアの金券ショップがお得?
出張のときに得する切符の買い方とは?

 そもそも金券ショップは、そのお得さの度合いが地域によってかなり違うことをご存知だろうか。たとえば「新幹線の切符」は、目の前に新幹線の改札がある東京駅の八重洲口周辺にある金券ショップよりも、新橋、渋谷、新宿、池袋といった新幹線の駅から離れた場所にある金券ショップの方が安く買える傾向にある。

 さらに名古屋、大阪、京都といった都市よりも、圧倒的に東京の金券ショップの方が安く新幹線の切符を購入することができる。ということは、東京から地方に出張する人は、都内の金券ショップで往復の切符を買ってから出かけるべきだろう。一方で地方から東京に出張する人は、少なくとも帰りの切符は都内で買ったほうがいい。頻繁に東京出張がある人なら、次の出張分の切符も買っておくとずっとお得になるはずだ。

 では、都内の金券ショップで買うと、定価よりもどれくらい得することができるのだろうか。東京-新大阪間の指定席は、「のぞみ」を利用すると、定価で片道1万4450円かかるのだが、新宿の金券ショップだと1万2950円で買えることがある。もし1万2950円なら、およそ1割引であり、往復で3000円のお金が浮く。その分、大阪で「うまいもの」を食べる資金にもなるだろう(ただし、年末年始やゴールデンウィーク、お盆の時期などの繁忙期は使えない可能性が高いので要注意)。

 新幹線と同様に、金券ショップで買うと割引率が大きいお得な商品が「年賀はがき」だ。日本郵便が民営化してからは、年賀はがきの枚数をさばく営業ノルマが厳しくなったのか、結果として金券ショップに大量の年賀はがきが出回るようになった。

 今年はまだシーズン前なので去年の金額で言うと、一枚52円の年賀はがきを46.5円で販売している金券ショップがあった。値引き率は、こちらも1割引強とかなりお得だ。

 2017年6月1日から郵便料金が改定され、通常はがきの料金が52円から62円へと値上がりしたが、年賀はがきについては特別に2017年12月15日から2018年1月7日の間に限り、52円で差し出すことができるそうだ。ただし、2018年1月8日以降には、62円へと値上がりしてしまうという。

 今年は特例が適用されて一枚10円アップの心理的なハードルはなくなったが、来年以降は値上がり必至。特に年賀状をたくさん送る人は、今年から郵便局ではなく、金券ショップで年賀はがきを買って、少しでも得をしておいたほうがいいだろう。

飲食チェーンの「株主優待券」「商品券」もおすすめ!
マクドナルドの株主優待券なら最高級バーガーもお得に

 さて、ほかに金券ショップで買ってお得なものはないだろうか?

「マクドナルド」の株主優待券「マクドナルド」の株主優待券。「バーガー類、サイドメニュー、飲み物」に引き換えられて、満足度が高い!
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 実は、金券ショップで売っている「飲食チェーンの株主優待券」には、お得なものが多い。筆頭は「日本マクドナルド(2702)」の株主優待券だろう。これは、「バーガー類、サイドメニュー、飲み物」の3種類の商品の無料引換券がついている株主優待券で、金券ショップなら600円程度で売られていることが多いのだが、それにもかかわらず、ほとんどのバリューセットをポテトやドリンクをサイズアップして注文することができるのだ。

 仮に株主優待券を600円で購入できた場合に、マクドナルドで最高級レベルのハンバーガーである「グランクラブハウス」にLサイズポテトとカフェモカMサイズをセットにして注文したとしよう。すると本来なら合計で900円はかかるところ、約30%オフで楽しめることになる。

マクドナルドの株主優待券を使ってゲットしたハンバーガー類マクドナルドの株主優待券(600円で購入)を使ってゲットしたハンバーガー類。「グランクラブハウス」「Lサイズのポテト」「カフェモカMサイズ」を注文すると、約300円もお得に!
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 そのほかに、私がよく行くチェーンの株主優待券を新宿の金券ショップで調べてみたところ、マクドナルドほど値引き率は大きくはないが、「すかいらーく(3197)」(ジョナサンやバーミヤン)の株主優待券を使うと14%オフ、「かつや」を展開する「アークランドサービスHD(3085)」の株主優待券なら11%オフ、牛丼の「吉野家(9861)」なら6%オフで食事ができることがわかった。

 株主優待ではないが、焼肉の叙々苑の商品券も券面の価格よりも6%安い価格で売られていた。接待のときなどに活用すると、便利でとてもお得に食事ができる。

 株主優待券には有効期限があるのが欠点ではあるが、よく出かけるお店であれば、安くなっているのを見つけたら、あらかじめ買い占めておくのも悪くはないだろう。

ビックカメラも金券ショップを使えば、還元率アップ!
「商品券」と「株主優待券」を使い分ける裏ワザとは?

 最後に、金券ショップを活用したビックカメラのお得な裏ワザをお知らせしよう。金券ショップで売っているビックカメラの金券には2種類ある。「ビックカメラ商品券」「株主優待券」だ。

 「ビックカメラ商品券」は1000円分が990円程度で売られていることが多い。つまりたった1%オフに過ぎないのだが、これにはきちんとビックカメラのポイントがつくことを忘れてはいけない。つまり、現金なら10%ポイント還元のところ、商品券を使えば実質11%還元を得ることができるのである。

 読者の中には、「高還元率のクレジットカードを使ったほうが、合計のポイント還元率が高くなるのでは?」と思った方もいるかもしれない。しかし、ビックカメラの店舗でクレジットカード払いをすると、通常10%のポイント還元率は8%へとダウンしてしまう。もし「ビックカメラSuicaカード」のようなビックカメラ提携クレジットカードで支払いをすれば、ポイント還元率10%を維持できるが(クレジットカード自体のポイントはつかない)、その場合も金券ショップで「ビックカメラ商品券」を990円で購入して、その商品券で買い物をした際の実質11%還元には及ばないのだ。

 一方、「ビックカメラの株主優待券」は1000円分が975円程度で売られていることが多い。しかし残念なことに、ビックカメラの商品券とは違い、株主優待券で買い物をするときにはビックカメラのポイントがつかない。

 「だったら、株主優待券を使わない方が得じゃないのか?」

 と思う方もいらっしゃるかもしれないが、ここに使い方の裏ワザがある。ビックカメラではアップルのiPadやMac Bookの新製品にはもともとポイントは1%しかつかない。また大幅な値引きをしている特売品の一部にも、1%しかポイントがつかない商品がある。

 そのような商品を買うときこそ、ビックカメラの株主優待券を使うのである。そうすれば、1000円分の株主優待券が金券ショップで975円で買えた場合の値引き率は2.5%だから、ビックカメラの商品券を使ったときの実質的な還元率2%(金券ショップで1000円分の商品を990円で購入し、ビックポイント1%還元)よりも得することができる。

 アップルファンの方は、ぜひこの裏ワザを実行して、ビックカメラでその違いを楽しんでいただきたい。

 さて今回は、金券ショップの活用術をいくつかご紹介した。金券ショップの相場は、場所や時期によって大きく変動するため、皆さんが見かけた店では今回紹介した価格と乖離している場合もあるだろう。そうした相場の動きも楽しみながら金券ショップを活用して、クレジットカードなどと組み合わせて、さらにお得な格安セレブ生活をおくってみてはいかがだろうか。