コンサル流「格安セレブ術」
2018年4月22日 鈴木 貴博 [経済エンタテナー]

フランスの冷凍食品「ピカール」を利用して、自宅で
豪華なフランス料理を1人1000円で楽しむ方法を紹介!
格安でセレブ気分を味わえる、おすすめ冷凍食品は?

 それほどお金をかけなくてもゴージャスで優雅な生活を送る技術、それが「格安セレブ術」だ。

 我が家のある週末の夜の話。

 「今日の夕食は何がいい?」と家内。

 「肉がいい」と娘。

 「フランス料理がいい」と私。

 これが関西人の家庭なら「ええかげんにせい!」とツッコミがさく裂するだろうところだが、格安セレブの我が家では「じゃあ、フランス料理の肉料理を作ろうか」ということになる。

 いや、私だけでなく今回紹介するテクニックを使えば、読者の皆様のご家庭でも簡単に同じことができる。そう、今回のテーマは、「自宅で、ひとり予算1000円でフランス料理のディナーを楽しむ」格安セレブ術だ。

都内に直営店が7店舗+イオン内の2店舗の計9店舗を展開!
フランス発の冷凍食品「ピカール」のおすすめ商品を4品紹介!

ピカール青山骨董通り店ピカール青山骨董通り店

 自宅で本場のフランス料理が食べられる。その秘密は、2016年に日本に上陸したフランスの冷凍食品専門店「ピカール」にある。日本での販売を行っているのはイオングループで、今のところ都内に直営店が7店舗、東雲と東久留米の2店舗のイオンの中に「プティピカール」というピカール専用の売り場がオープンしている。同時に、インターネット通販も行っているので日本全国でピカールの商品が手に入る。

 ピカールで販売しているのはフランスの冷凍食品だから、その大半はフランス料理(一部はイタリア料理)。だから冷凍食品を解凍調理するだけで、その日の夕ご飯は自宅でフランス料理になってしまうのだ。

 私の場合は自宅から車で20分ほどで、最寄りのピカールに買い出しにでかけられる。だから急に「今夜はフランス料理にしよう」と言いだしても、家族の誰からもツッコミが入ることはない。みんなで楽しく、午後の買い物にでかければそれでいいのだ。

 では、その日の夕食がどんなメニューになったかを紹介しよう。この日の我が家の夕食のメニューは、以下のとおりだ。

クレーム・デュバリー カリフラワーと白トリュフのクリームスープ 951円(税込)
ポルチーニ茸のリゾット 1059円(税込)
豚肉のソテー プロバンス風味 843円(税込)
デザート モアローショコラミニッツ 387円(税込)×2個
(以上、4品の合計金額=3627円(税込)、価格は2018年4月時点、以下同じ)

 ピカールを使えば、このように本格的なフランス料理が、自宅で簡単に楽しめてしまう。ピカールで販売されている冷凍食品の分量はだいたい4人家族分ぐらい。だから3人家族の我が家の場合は、1人分をフリーザーパックに小分けして残しておく。そして、別の日に、ひとり留守番になった家族が残りを楽しむ。それで、ひとりあたりの食材費は、デザート込みで1000円かからないというわけだ。

 さて、ピカールの冷凍食品がそろったら、全部電子レンジでチンして食べることもできるのだが、せっかくだからフランス料理らしくコースで楽しみたい。その場合、電子レンジが一台しかないと待ち時間が長くなる。だから、一部の商品はレンジで、一部はガスコンロで作りはじめたほうが時間の効率はいい。

ピカールのスープ「クレーム・デュバリー カリフラワーと白トリュフのクリームスープ」。小さなプリンのような形をしたスープを解凍するだけでOK!

 まずスープ。これは、鍋に移して解凍しながら煮込んでいく。ピカールでは、小さなプリンのような形をした冷凍スープが袋の中にたくさんはいっている。この形だと人数分を取り分けるのが簡単だし、残りを冷凍保存するにも便利である。

 同様に「豚肉のソテー プロバンス風味」もフライパンでソテーする。こうすれば電子レンジでリゾットを作っている間に他の料理も完成するというわけだ。

 きれいに盛り付けて食事を始める前に、電子レンジをオーブンに切り替えてデザートを温める。ピカールを利用する際の注意点だが、デザートやパン、パイ類は本格的なオーブンでないと調理できないものが多い。フランスの家庭ではオーブンを日常的に使うのはあたりまえだからだ。

ピカールで作った豪華なディナーピカールで作った豪華なフランス料理のディナー

 だからオーブンのない家庭の場合は、デザートはマカロンのように解凍すればすぐに食べられるものを選んだほうがいいかもしれない。というわけで、この日は写真のようなフランス料理のディナーを家族で楽しめたというわけである。

 さて、ここまでピカールを楽しむ方法を実際の商品とともに紹介したが、フランス料理らしさをより堪能するには、いくつかのコツが必要だ。そこで「ピカールで買い物をするコツ」として、3つのポイントを紹介しておこう。

【ピカールでの買い物のコツ:その1】
耳慣れないネーミングの商品を買う

 せっかくフランス料理を楽しむのだから、耳慣れないネーミングの商品を買うことをおすすめする。先ほどの例でいえば、「クレームデュバリー」とか「プロバンス風味」という商品のネーミングに注目しよう。これが今晩の食卓をフランス料理っぽくするための最初のコツだ。

 ピカールでは「なめらかな人参のスープ」や「ミックス野菜のポタージュ」といった耳慣れたネーミングの商品も売っている。ただ、使っている野菜はおそらく日本のものではなく、ヨーロッパの野菜のはずだから、それらの料理もフランス料理(ないしはイタリア料理)と言っていいだろう。しかし、フランス語っぽい耳慣れない商品名のほうがフランス料理感が増すのは間違いない。

 また、「ポルチーニ茸」や「ポロネギ」といった、これも普段のスーパーではあまり目ににしないヨーロッパの野菜が商品名に書かれている商品を選ぶのもフランス料理感が増していいだろう。

【ピカールでの買い物のコツ:その2】
糖質制限ダイエットと両立させる

 フランス料理を外に食べに行くと、たいがいの場合、体重が増える。しかしピカールのいいところは、意外にダイエットと両立できる製品が置かれていることだ。

 特に肉料理の場合、豚肉のソテーは赤身肉だし、鶏肉のソテーは胸肉をつかっている。これは、フランスの消費者がやはりダイエットを気にしていることを反映しているようだ。

 ライザップでも実践されている糖質制限ダイエットでは、炭水化物(糖質)をなるべくとらず、野菜と赤身肉、鳥の胸肉をしっかりと採ることがダイエットメニューの中心になっている。

 しかし、日本ではまだ、普通のスーパーで糖質制限ダイエット向きの冷凍食品や総菜を見つけるのは意外と難しい。コンビニがいち早くこの流れを汲んでサラダチキンのメニューを増やしているぐらいだ。それがピカールなら、バラエティある商品で糖質制限食を楽しむことができる。この点は、普通のスーパーよりもいいと思える点である。

【ピカールでの買い物のコツ:その3】
日本ではめずらしい食材に目をつける

リゾットのフォアグラのせ「パルミジャーノ・レッジャーノのリゾット」にフォアグラをのせたもの。ピカールには、フォアグラも売っているので、家庭で簡単にフォアグラ料理も作れてしまう。

 私が最初にピカールに出かけて、「パルミジャーノ・レッジャーノのリゾット」を買ったときに真っ先に思ったことが、

 「ああ、この上にフォアグラを載せたらおいしいだろうな」

 ということだった。我が家には、幸いにして楽天市場で取り寄せた冷凍フォアグラが常備してあるので大丈夫だった。しかし、どれほどの家庭にフォアグラが置いてあることだろう。

 しかし、安心してほしい。ピカールには、フォアグラのスライス50g(2枚入り、1059円税込)が売っている。フォアグラなんて見たことも聞いたこともないという人も、ピカールでこれを買って帰ると、家庭でフォアグラ料理を作れるのだ。

 ちなみに、リゾットの上に載せるフォアグラのソテーの作り方は実に簡単だ。フライパンにオリーブオイルをひいたら、そのうえで軽く小麦粉をまぶしたフォアグラを焼く。表面にパリっと焦げ目がついたころに、フォアグラの油がフライパンにたっぷり出てくる。これだけで、もうおいしそうだ。軽く塩コショウをふったら、このフォアグラの油に少し多めの砂糖とバルサミコ酢を落とす。そうすればフランス料理のレストランの味と同じフォアグラのソテーが完成する。

ピカールのデザートこの日のデザートは「デザート モアローショコラミニッツ」。

 さて、ピカールにでかけたらフォアグラもいいが、ぜひ冷凍のデザートを買って帰りたい。いろいろな味のミニエクレア、赤いフルーツのパンナコッタ、クロッカンノアゼットにガトーバスク。うーん、特に最後の2つは聞いたこともない名前のデザートだが、実においしそうだ。

 そうそう、最後に忘れずに買って帰りたいのは、食塩不使用の冷凍バター200g(現在値下げ中で600円税込)だ。現在、日本国内でつくられているバターは、品不足のせいで価格も高騰している。フランス産バターと聞くと高級品のイメージがあるかもしれないが、意外と割安に買えるのでおすすめだ。

 さて、ここまでピカールの魅力を紹介してきたが、格安セレブ術の連載は今回でいったん最終回としたい。私が日常的に使っている、お金をそれほど使わずにセレブ気分が味わえる技術も、これまでの連載のなかで、ひととおり紹介できたことと思う。

 新たな格安セレブ術が貯まった頃に、またどこかで皆さまとお会いできるのを楽しみにしている。