ふるさと納税おすすめ特産品情報
2018年6月16日 ザイ・オンライン編集部

「ふるさと納税」でおすすめの「うなぎ」はコレだ!
魚のプロが、定番の蒲焼や白焼から珍しい刺身まで、
おいしい「うなぎ」をもらえる返礼品を3つ厳選!

「ふるさと納税」で「うなぎ」がもらえる、おすすめの返礼品を魚のプロが紹介! 数が多すぎて、何を選べばいいのか迷ってしまう「ふるさと納税の返礼品」。ザイ・オンラインでは、数多くの返礼品のなかから、魚のプロが教える「本当においしいおすすめの魚介類」を紹介している。第4回目となる今回のテーマは「うなぎ」。全国の魚介類に精通し、おさかなコーディネーターとして活躍するながさき一生さんに、「おすすめのうなぎの返礼品」を教えてもらった。

 現在、“おさかなコーディネーター”として活躍中の「ながさき一生」さんは、漁師の家庭で生まれ育ち、東京海洋大学の大学院で「魚のブランド」の研究で修士を取得するなど、筋金入りの“魚のプロフェッショナル”。そんなながさきさんに、「ふるさと納税」でもらえるおすすめの返礼品を聞く連載4回目の今回は、老若男女に人気の「うなぎ」がテーマ。全国の自治体が用意している「うなぎ」の返礼品の中から、おすすめの3品を選んでもらった。

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 「うなぎ」といえば夏の風物詩。「夏の土用の丑の日(今年は7月20日と8月1日の2回)はうなぎを食べる」という人も多いのではないだろうか。ながさきさんによると、夏にうなぎを食べるなら「天然物」よりも「養殖物」のほうがおすすめとのこと。その理由は?

 「実は、天然うなぎの旬は、冬眠に備えて栄養を蓄える“秋~冬”なんです。天然うなぎは品質にもバラつきがありますし、夏場に本当においしい天然うなぎを手に入れるのは難しいんですよ。しかし、養殖なら成育をある程度コントロールできるので、脂が乗っている、もっともおいしい状態のうなぎを夏場でも味わえる、というわけです」(ながさきさん)

 「うなぎ=夏」というイメージが強いが、旬が秋~冬だったというのには驚きだ。となると、土用の丑の日に合わせて「ふるさと納税」でうなぎをもらうなら「養殖うなぎ」を選んだほうが良さそうだ。そこでながさきさんに、養殖うなぎの返礼品を選ぶ際に注意すべきポイントを教えてもらった。

 「養殖うなぎのおいしさを左右するのは”温暖で清らかな水を有する生育環境”と“技術”です。特に、うなぎ養殖の歴史があって、生産量の多い地域は養殖技術に関する情報が多く蓄えられ、研究も盛んになるので、より質の良いうなぎを育てられる傾向にあります。また、焼き方も重要なポイント。職人による手焼きなのか、工場の機械で焼いているのか、焼き方によって仕上がりも変わってきます。同じ養殖うなぎと言っても、大きさや厚みは微妙に異なるため、やはり手焼きのほうが、そのうなぎに合わせたベストな焼き加減になっていておいしいですよ」(ながさきさん)

 それでは、これらを踏まえたうえで、ながさきさんがおすすめする「うなぎ」の返礼品を3つ紹介しよう!

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【おすすめ返礼品No.1】
「三河一色産 手焼き白焼うなぎ6尾(冷凍)」(愛知県西尾市)

「愛知県西尾市」の「三河一色産 こだわりの手焼き白焼うなぎ6尾(冷凍)」「西尾市」に3万円を寄付するともらえる「三河一色産 こだわりの手焼き白焼うなぎ6尾(冷凍)」。

 ながさきさんがおすすめするうなぎの返礼品の1つ目は愛知県西尾市」に3万円を寄付するともらえる「三河一色産 こだわりの手焼き白焼うなぎ6尾(冷凍)だ。この返礼品に申し込むと、「うなぎの白焼6尾」に加えて、タレとこだわりの天日塩のセットがもらえる。

 ながさきさんによると、「一色うなぎ」のブランドで有名な「一色地区」を有する「西尾市」は、自治体別のうなぎ生産量が日本トップクラスなのだとか。

 「『西尾市』の一色地区は、うなぎ養殖の歴史が100年以上もあり、うなぎをおいしく育てるためのノウハウが豊富な地域です。また、矢作川水系の清流を専用水道で引き込んで養殖しているため、天然うなぎに近い環境で育てられているのもポイント。東海地方のうなぎと言えば『浜名湖うなぎ』が有名ですが、『一色うなぎ』もブランドうなぎとして人気です」(ながさきさん)

 この返礼品のうなぎは、熟練の職人が小骨を取り除いているうえに、すべて手焼きで1尾ずつ焼き上げているのも特徴。うなぎと言うと、タレを付けて焼いた「蒲焼」のイメージが強いが、味付けをしない「白焼」の場合は、どのように食べるのがおすすめなのだろうか。

 「白焼の場合は、わさび醤油で食べることが多いですが、シンプルに塩で食べるのもおすすめです。というのも、極端に言ってしまうと、蒲焼の場合は少々質の悪いうなぎを使っていても、ある程度はタレで味をカバーできてしまうんですよ。一方、白焼の場合は、うなぎをそのまま焼いただけなので、素材の良さが命。つまり、白焼に使われているうなぎは、より上質なものである場合が多いため、シンプルに塩のみで、素材そのものの味を楽しむ食べ方もおすすめというわけです」(ながさきさん)

 また、この返礼品にはタレも付いており、白焼をフライパンなどで加熱してタレを絡めれば、蒲焼として楽しめるのも嬉しいところ。うなぎは6尾も入っているので、まずは塩だけ付けて食べてみて、残った分を蒲焼にして食べるのもいいだろう。

 うなぎ本来のおいしさを白焼で味わいたいという人は、ぜひ、「愛知県西尾市」に寄付してみよう。

愛知県西尾市
人口 17万1872人(2017年5月1日時点)
「愛知県西尾市」のふるさと納税
面積 161.22キロ平方メートル
主な特産品 うなぎ、アサリ、抹茶
自治体の紹介 愛知県の南部に位置する市。東には三ヶ根山などの山々、西には矢作川、南には三河湾を擁する、自然豊かな町。また、抹茶の生産量は日本有数で、「ふるさと納税」の返礼品にも抹茶アイスや抹茶ケーキなど、抹茶を用いた商品を多数取り揃えている。
「ふるさと納税」の寄付の申し込みページはこちら

【おすすめ返礼品No.2】
「備長炭手焼き うなぎの蒲焼・白焼セット」(鹿児島県鹿屋市)

「鹿屋市」の「備長炭手焼き【九州産】うなぎの蒲焼・白焼セット」「鹿屋市」に1万円を寄付するともらえる「備長炭手焼き【九州産】うなぎの蒲焼・白焼セット」。

 ながさきさんがおすすめするうなぎの返礼品の2つ目は「鹿児島県鹿屋市」に1万円を寄付するともらえる「備長炭手焼き【九州産】うなぎの蒲焼・白焼セット(冷凍)」だ。この返礼品に申し込むと、九州産うなぎの「蒲焼」と「白焼」を各1尾に加えて、特製のタレをもらえる。

 ながさきさんによると、都道府県別の養殖うなぎ生産量がナンバーワンの鹿児島県で、最初にうなぎの養殖を始めたのが「鹿屋市」にある「串良町」。歴史が長く、うなぎの扱いに長けていると言えるそうだ。

 「『鹿屋市』がある九州の南の地域は気候が温暖なので、うなぎの養殖に適しています。さらに、大隅半島のシラス台地から湧き出る水は、清らかでありながらミネラルが豊富。この『栄養豊富な澄んだ水』という自然条件は希少で、おいしいうなぎの養殖に一役買っているんですよ」(ながさきさん)

 この返礼品は、うなぎの蒲焼と白焼がセットになっているので、食べ比べできるのも魅力。また、ながさきさんによると「こちらのうなぎは、1000度まで達する備長炭を使って、職人が短時間で焼きあげています。これにより、余分な脂は落としつつ、うまみを閉じ込めることができることができるんですよ」とのこと。

 ちなみに「鹿児島県」では、河川の環境整備や採捕制限などを行い、うなぎの保全にも注力している。おいしい養殖うなぎを食べつつ、そんな鹿児島県にある「鹿屋市」を応援してみてはいかがだろうか。

■鹿児島県鹿屋市
人口 10万2347人(2018年5月1日時点)
「鹿児島県鹿屋市」のふるさと納税
面積 448.3平方キロメートル
主な特産品 うなぎ、カンパチ、黒毛和牛
自治体の紹介 鹿児島県の東南部、大隅半島の中央部に位置する市。年間の平均気温が17度という温暖な気候を活かして、養殖うなぎのほか、さつまいもや黒豚の生産も盛ん。また、黒毛和牛も有名で、「第11回全国和牛能力共進会」では鹿屋市の生産者が農林水産大臣賞を受賞したほど。「ふるさと納税」の返礼品にも黒毛和牛が多数用意されているので、おいしい牛肉が欲しい人も必見の自治体。
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【おすすめ返礼品No.3】
「浜名湖うなぎの刺身」(静岡県浜松市)

「浜松市」の「浜名湖うなぎの刺身」「浜松市」に1万円を寄付するともらえる「浜名湖うなぎの刺身」。

 ながさきさんがおすすめするうなぎの返礼品の3つ目は静岡県浜松市」に1万円寄付するともらえる「浜名湖うなぎの刺身(冷凍)だ。この返礼品に申し込むと「うなぎ刺身30g」と「皮5g」に加えて、味つけ用のポン酢や紅葉おろし、しゃぶしゃぶ用の昆布のセットがもらえる。

 蒲焼や白焼はお馴染みの調理法だが、「うなぎの刺身」は初耳という人も多いのではないだろうか。ながさきさんがイチオシする理由も、この希少性にある。

 「うなぎの蒲焼や白焼の返礼品は数あれど、刺身を提供しているのは『浜松市』くらいではないでしょうか。実は私自身、まだ食べたことがないんですが、とても珍しく気になっている一品です。食感はふぐのようにコリコリと弾力があり、味はうなぎならではの甘味のある脂を感じられて、とてもおいしいらしいですよ!」

 魚に精通するながさきさんですら食べたことがないという「うなぎの刺身」だが、それもそのはず。この「うなぎの刺身」は、「浜松市」にある魚料理専門店「魚魚一(とといち)」が、数年前に商品化したばかりの新名物。もちろん、この返礼品も「魚魚一」が提供する一品だ。

 「『浜名湖』は、全国有数の天然うなぎの産地ですが、古くから養殖も盛んです。『浜名湖』の近辺で養殖されているうなぎは、浜名湖に湧き出る地下水を使っているため、天然うなぎと遜色ない味わいのうえに、泥臭さもないのが特徴。また、生のうなぎの血液には毒があるので、刺身にするには高度な技術が必要になってきます。それができるのは、やはり歴史ある土地柄ならではと言えますね」(ながさきさん)

 ちなみに「魚魚一」のWebサイトによると、うなぎの刺身をサッとお湯にくぐらせて、しゃぶしゃぶにするのもおすすめとのこと。「ふるさと納税」をキッカケに、「浜松市」の新名物「うなぎの刺身」を味わってみてはどうだろうか。

静岡県浜松市
人口 80万4968人(2018年3月末時点)
「静岡県浜松市」のふるさと納税
面積 1558キロ平方メートル
主な特産品 うなぎ、とらふぐ、みかん
自治体の紹介 静岡県県の西部に位置しており、面積は「岐阜県高山市」に次いで、全国で2番目に広い市。海水と淡水が混じった汽水湖である「浜名湖」では、海苔や牡蠣などを養殖している。中でも養殖うなぎは有名で、「ふるさと納税」でも、うなぎの返礼品だけで120種類以上も取り揃えている。
「ふるさと納税」の寄付の申し込みページはこちら

 今回は、おさかなコーディネーター・ながさき一生さんに、「ふるさと納税」でもらえる「うなぎ」の返礼品の中から、おすすめの返礼品を3品教えてもらった。今年の土用の丑の日には「ふるさと納税」で各地のご自慢のうなぎに舌鼓を打ってみてはいかがだろうか。
■寄付を申し込める「ふるさと納税サイト」を比較した記事はコチラ!
ふるさと納税の8大関連サイトを徹底比較!最も便利なサイトはどこ?取扱い自治体数や特典は?ザイがおすすめするサイトはここだ!

(取材・文/麻宮しま)

ながさき一生(ながさき・いっき)[おさかなコーディネーター]
1984年、新潟県糸魚川市にある漁村「筒石」で生まれ、漁師の家庭で家業を手伝いながら18年間を送る。2007年に東京海洋大学を卒業後、築地市場の卸売会社で働いた後、同大学院に入学。魚のブランドの研究で修士取得。2010年から、大手IT企業で働きITビジネスの知見を得つつ、一般消費者の視点も養う。2006年からは、水産庁公認「浜の応援団」である「さかなの会」を主宰し、食べる魚に関するイベントを多数開催。参加者は延べ1000人を超える。著書に『五種盛りより三種盛りを頼め~外食で美味くて安全な魚を食べる方法』がある。