ふるさと納税おすすめ特産品情報
2018年7月9日 ザイ・オンライン編集部

「ふるさと納税」で牡蠣やアワビなどの「貝」が
もらえる、おすすめの返礼品を紹介! 魚のプロが
バーベキューにも最適な、おいしい「貝」を3つ厳選!

「ふるさと納税」で「貝」がもらえる、おすすめの返礼品&自治体を魚のプロが紹介! 数が多すぎて、何を選べばいいのか迷ってしまう「ふるさと納税の返礼品」。ザイ・オンラインでは、数多くの返礼品のなかから、魚のプロが教える「本当においしいおすすめの魚介類」を紹介している。第5回目となる今回のテーマは「貝」。全国の魚介類に精通し、おさかなコーディネータとして活躍するながさき一生さんに、「おすすめの貝の返礼品」を教えてもらった。

 現在、“おさかなコーディネータ”として活躍中の「ながさき一生」さんは、漁師の家庭で生まれ育ち、東京海洋大学の大学院で「魚のブランド」の研究で修士を取得するなど、筋金入りの“魚のプロフェッショナル”。そんなながさきさんに、「ふるさと納税」でもらえるおすすめの返礼品を聞く本連載。第5回目の今回は、焼いても蒸してもおいしい「貝」がテーマ。全国の自治体が用意している「貝」の返礼品の中から、おすすめの3品を選んでもらった。

【ながさき一生さんがおすすめする返礼品の関連記事はコチラ!】
■第1回目 おすすめの魚介類
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■第2回目 鯛(タイ)
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■第3回目 干物
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■第4回目 うなぎ
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■第5回目 貝
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■第6回目 ウニ
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■第7回目 珍しい魚
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■第8回目 エビ
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 牡蠣、サザエ、アワビ……など、ひと口に「貝」と言ってもたくさんの種類があるが、一般的には、どのような場所で採れた貝がおいしいのだろうか。

 「貝は、呼吸や捕食を通して、水の中に含まれる不純物や毒素なども吸収してしまいます。そのため、餌となるプランクトンや海藻が豊富、かつ水のきれいな場所というのが、貝の成育環境としては適しているんです。もちろん、貝によっておすすめの産地は異なりますが、基本的には、水がきれいな海域の離島でじっくり育った貝海流などにより適度な栄養と水質が保たれている地域の貝三陸地方などの栄養豊富なリアス式海岸を擁する地域の貝はおいしいと言えますよ」(ながさきさん)

 実際に、今回紹介する「貝」の返礼品3つも、「水がきれいな海域にある離島」「海流により適度な栄養と水質が保たれている地域」「三陸地方」 で採れたものとなっている。それではさっそく、ながさきさんがおすすめする、おいしい「貝」の返礼品を3つ紹介しよう!

【ふるさと納税の基礎知識はコチラ!】
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【おすすめ返礼品No.1】
「いわがき春香5個セット」(島根県海士町)

「島根県海士町」の「いわがき春香5個セット」「海士町」に1万5000円を寄付するともらえる「いわがき春香5個セット」。

 ながさきさんがおすすめする貝の返礼品の1つ目は、島根県海士町(あまちょう)」に1万5000円を寄付するともらえる「いわがき春香5個セット(冷凍)だ。この返礼品に申し込むと、「いわがき春香」のSサイズ×3個とMサイズ×2個に加えて、カクテルソースがもらえる。

 「島根県海士町」の「いわがき春香」は、築地市場でも最高クラスの評価をされるほど有名なブランド牡蠣。岩牡蠣には珍しい養殖のため、天然ものとは違って味やサイズにバラつきが少なく、味の良さとともに年間を通して安定した供給が見込める点も高く評価されているポイントだ。

 隠岐諸島の「中ノ島」にある「海士町」は、とりわけ生活排水などによる汚染が少ないきれいな海域にある。「海士町」は、この地の利も活かして、全国でいち早く岩牡蠣の養殖を始めた町。そんな「海士町」で育てられた「いわがき春香」の特徴をながさきさんに教えてもらった。

 「『いわがき春香』の特徴は、3年もかけてじっくり育てていること。しかも、稚貝が成長してからの吊るし方など、独自に工夫を重ねた工程も多く、基準がしっかりしていて品質にもこだわっています。恵まれた条件で丁寧に育てられた『いわがき春香』は臭みが少なく、岩牡蠣ならではの濃厚な旨味がギュッと詰まっていますよ」(ながさきさん)

 さらに、この「いわがき春香」は、魚介の組織や細胞を極力壊さない最先端の冷凍技術「CAS(Cells Alive System)凍結」を利用しているのも特徴。「CAS凍結」で冷凍された魚介などは、解凍時にドリップがほとんど出ず、風味や旨味も損なうことなく、採れたてと同等のおいしさを味わえるのだとか。つまり、家庭でも、採れたばかりのものと遜色ないほどおいしい岩牡蠣を味わえるというわけだ。

 次に、ながさきさんにおすすめの食べ方を聞いてみた。

 「牡蠣自体が濃厚でクリーミーな味わいなので、まずは何もつけずに、そのまま生で食べてみることをおすすめします。送られてくる『いわがき春香』は、あらかじめ上の殻を取り除いてあるので、誰でも手軽に食べられますよ。何もつけずに食べたあとは、定番のポン酢や添付のカクテルソースなどをつけて味わってみてもいいですね」(ながさきさん)

 築地市場でも最高クラスの評価をされるほど品質が高く、最先端の冷凍技術で旨味が閉じ込められた「いわがき春香」を味わってみたい人は、ぜひ、「島根県海士町」に寄付してみよう。

島根県海士町
人口 2353人(2015年時点)
「島根県海士町」のふるさと納税
面積 33.46キロ平方メートル
主な特産品 貝、イカ、隠岐牛
自治体の紹介 島根県の沖合に浮かぶ隠岐諸島のひとつ「中ノ島」にある市。対馬暖流による豊かな海のほか、環境省による名水百選に選ばれた湧き水「天川の水」などを有する自然豊かな町。また、「ふるさと納税」の返礼品数は少ないものの、特産品の牡蠣や白イカ、隠岐牛など、海士町の風土を活かした返礼品を取り揃えている。
「ふるさと納税」の寄付の申し込みページはこちら

【おすすめ返礼品No.2】
「対馬貝鮮蒸し缶セット」(長崎県対馬市)

「長崎県対馬市」の「対馬貝鮮蒸し缶セット」「対馬市」に1万円を寄付するともらえる「対馬貝鮮蒸し缶セット」。

 ながさきさんがおすすめする貝の返礼品の2つ目は、長崎県対馬市」に1万円寄付するともらえる「対馬貝鮮蒸し缶セット(冷蔵)だ。この返礼品に申し込むと、「サザエ」「ヒオウギ貝」「牡蠣」をそれぞれ600gに加えて、「ニナ貝(ミナ貝)」を200gもらえる。

 「牡蠣もサザエも一度に食べたい」というわがままを叶えてくれるのが、この「対馬貝鮮蒸し缶セット」だ。さまざまな貝が缶に入った状態で届くので、そのまま火にかけるだけでバラエティに富んだ貝をおいしく楽しめる。

 「ポピュラーな牡蠣やサザエに加えて、小ぶりながらも味の良いニナ貝、色鮮やかなヒオウギ貝など、ラインナップのチョイスがうまいですね。日頃、自分ではなかなか買わない貝を試したいという人にもおすすめですよ。また、缶ごと加熱すれば蒸し焼きにできるので、バーベキューにはもってこい。もちろん、缶から出して焼くこともできますし、雨の際は室内のコンロでもそのまま加熱できます。さまざまな貝がたっぷり入っていますし、ヒオウギ貝はカラフルなので写真映えもいいこと間違いなしです!」(ながさきさん)

 なお、このセットに含まれる牡蠣は、3~6月は生牡蠣、7~9月は岩牡蠣で、いずれも予定量がなくなり次第、ボイルされた牡蠣に変更される。ながさきさんによると、この返礼品に申し込むなら、岩牡蠣がもらえる7~9月が狙い目とのこと。

 「九州の北方、玄界灘に浮かぶ『対馬』は、海が澄んでいるうえに、東西を流れる暖流『対馬海流』によって適度に栄養が運ばれてくる環境になっており、臭みのないおいしい貝が育ちます。特に、海士町産と同様に、対馬市産の岩牡蠣も絶品なので、申し込むなら岩牡蠣がもらえる今が特におすすめです」(ながさきさん)

 「対馬貝鮮蒸し缶セット」は、わずか1万円の寄付でさまざまな貝を味わえるのが大きな魅力だが、おいしい岩牡蠣をゲットできるのは、シーズン初期の7月がチャンス。「対馬貝鮮蒸し缶セット」に申し込むなら、この時期を逃さないようにしたいところだ。

長崎県対馬市
人口 3万1114人(2018年5月末時点)
「長崎県対馬市」のふるさと納税
面積 696.48平方キロメートル
主な特産品 魚介類、しいたけ、そば
自治体の紹介 長崎県の北部に位置し、日本の中でもっとも朝鮮半島に近い島にある市。島としては面積が広いが、その約9割は山林が占めている。「ふるさと納税」の返礼品には、アワビやウニ、サザエ、ノドグロなど、豊富な海産物を取り揃えている。
「ふるさと納税」の寄付の申し込みページはこちら

【おすすめ返礼品No.3】
「三陸産 産地直送”活”蝦夷アワビ10個(養殖)」(岩手県大船渡市)

「岩手県大船渡市」の「三陸産 産地直送”活”蝦夷アワビ10個」「大船渡市」に3万円を寄付するともらえる「三陸産 産地直送“活”蝦夷アワビ10個」。

 ながさきさんがおすすめする貝の返礼品の3つ目は、「岩手県大船渡市」に3万円を寄付するともらえる「三陸産 産地直送“活”蝦夷アワビ10個(冷蔵)」だ。この返礼品に申し込むと、三陸で養殖された「蝦夷アワビ」を10個もらえる。

 「アワビのおいしさを左右するのが“身の締まり”。寒さの厳しい地で育つほど身が締まり、特に三陸地方のものがおすすめです。中でも、大船渡産のアワビなら間違いありません!」(ながさきさん)

 ながさきさんがこう断言するほど、「大船渡市」は良質なアワビの産地として有名。日本では意外に知られていないが、「大船渡市三陸町」の吉浜(よしはま)で採れる「吉浜(きっぴん)アワビ」は、干しアワビとして中国や香港の高級中華料理店でも珍重されるなど、最高級ブランドとして評価されている。

 ながさきさんによると、「大船渡市」で高品質なアワビが採れる理由は、栄養が溜まりやすいリアス式海岸が、アワビの餌になる海藻の生育に適しているからだそうだ。そして、同じ環境の中でアワビの養殖も行われているのだとか。

 「大船渡産の天然アワビは冬が旬と言われており、冬季には『ふるさと納税』の返礼品としても例年ラインナップされます。しかし、養殖アワビも天然に近い環境で育てられるため、味は引けを取りません。なので、夏に申し込むなら、養殖アワビがおすすめですよ。この返礼品の養殖アワビは、産地直送ならではの『活』の状態で届くのも嬉しいですね。鮮度抜群なので、まずは刺身で食べてみるのがおすすめ。また、10個もあるので、残りのアワビは、鍋に少量の水を足して蒸し焼きにして食べてもいいですね」(ながさきさん)

 ながさきさんの言うように、アワビを10個もらえるので、刺身にしたり、蒸し焼きにしたり、ステーキにしたり……と、さまざまな料理にして食べられるのも嬉しいポイント。高級食材のアワビを思う存分味わいたい人は、ぜひ、「ふるさと納税」で「岩手県大船渡市」に寄付してみよう。

■岩手県大船渡市
人口 3万6501人(2018年5月末時点)
「岩手県大船渡市」のふるさと納税
面積 322.51キロ平方メートル
主な特産品 アワビ、ウニ、ワカメ
自治体の紹介 岩手県の太平洋沿岸の南部に位置する市。沖合にある「北西太平洋海域(三陸漁場)」は、世界三大漁場とも言われている。実際に「ふるさと納税」の返礼品を見てみと、アワビやウニを始めとして、さまざまな魚介類がラインナップされている。
「ふるさと納税」の寄付の申し込みページはこちら

 今回は、おさかなコーディネータ・ながさき一生さんに、「ふるさと納税」でもらえる「貝」の中から、おすすめの返礼品を3つ教えてもらった。ぜひ、「ふるさと納税」を活用して、滋味豊かな夏の貝を楽しんでいただきたい。
■寄付を申し込める「ふるさと納税サイト」を比較した記事はコチラ!
ふるさと納税の8大関連サイトを徹底比較!最も便利なサイトはどこ?取扱い自治体数や特典は?ザイがおすすめするサイトはここだ!

(取材・文/麻宮しま)

ながさき一生(ながさき・いっき)[おさかなコーディネータ]
1984年、新潟県糸魚川市にある漁村「筒石」で生まれ、漁師の家庭で家業を手伝いながら18年間を送る。2007年に東京海洋大学を卒業後、築地市場の卸売会社で働いた後、同大学院に入学。魚のブランドの研究で修士取得。2010年から、大手IT企業で働きITビジネスの知見を得つつ、一般消費者の視点も養う。2006年からは、水産庁公認「浜の応援団」である「さかなの会」を主宰し、食べる魚に関するイベントを多数開催。参加者は延べ1000人を超える。著書に『五種盛りより三種盛りを頼め~外食で美味くて安全な魚を食べる方法』がある。