IPO株の銘柄分析&予想
2020年8月19日 ザイ・オンライン編集部

「グラフィコ」のIPO情報総まとめ!
スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、
他のヘルスケア・化粧品企業との比較や予想まで解説!

[2020年10月1日 情報更新]

会社名 グラフィコ
市場・コード/業種 JASDAQスタンダード・4930/化学
上場日 9月24日
申込期間(BB期間) 9月4日~9月10日
おすすめ証券会社 SBI証券大和証券SMBC日興証券岩井コスモ証券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 9560円(+133.74%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

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グラフィコが9月24日にIPO(新規上場)!

「グラフィコ」の公式サイトより

 グラフィコは、2020年8月19日、東京証券取引所に上場承認され、2020年9月24日にIPO(新規上場)することが決定した。2015年12月25日にIPO予定だったが、同年12月16日に上場延期を決定(旧記事はこちら)。今回改めて上場を決定した形となる。

 グラフィコは1996年11月7日に設立された。健康食品、化粧品、日用雑貨、医薬品を中心に展開しており、女性の潜在ニーズを引き出し、新発想の商品を世の中に定着させることで、累計販売数100万個超えの商品を複数展開している。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

グラフィコのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 9月2日
ブックビルディング(抽選申込)期間 9月4日~9月10日
公開価格決定 9月11日
購入申込期間 9月15日~9月18日
払込日 9月23日
上場日 9月24日

グラフィコのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2020年9月14日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SBI証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
87.0
公式サイトはこちら!
大和証券
[最短翌日に取引可能]
5.2
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券
[最短3日で取引可能]
2.6
公式サイトはこちら!
岩井コスモ証券
[最短3日後に取引可能]
1.7
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
いちよし証券 1.7%  
藍澤證券 0.9  
東洋証券 0.9%  

グラフィコのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 3850
仮条件
[予想PER(※2)
3850~4090円
19.8倍~21.0倍]
公募価格 4090円
初値 9560円
初値騰落率 +133.74%
予想トレーディングレンジ(※3) 3500円~7000円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2020年9月2日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 21.5倍
ティーライフ<3172> 15.1倍(連)
トランザクショ<7818> 21.0倍(連)
粧美堂<7819> 28.4倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は妥当と判断できる。

グラフィコの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 88万株(予定)
公開株式数 公募8万株  売出20万株
(オーバーアロットメントによる売出4万2000株)
想定公開規模(※1) 12.4億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

グラフィコは雑貨・健康食品・化粧品等のファブレス

 健康食品・化粧品・日用雑貨・医薬品等の企画製造販売を行う。累計出荷数100万個超えの商品は現時点で8種。ハウスホールド区分の「オキシクリーン」、ヘルスケア区分の「なかったコトに!」及びビューティケア区分の「フットメジ」の2020年6月期における全売上高に占める割合は、それぞれ58.7%、13.9%、16.5%と、全体の89.2%を占めている。

 公開規模はさほど軽量というわけでないが、荷もたれ感が意識されるほどでもないだろう。株価バリュエーションは類似企業とおおむね同水準。ヘルスケア商品やビューティケア商品で新型コロナウイルスの影響が見られるものの、ハウスホールド商品は好調に推移しているという。

 公開規模については12億円強となる見込み。ただ、9/24はトヨクモ<4058>まぐまぐ<4059>が同時上場し、それらに初値買いが向かいやすいか。

◆「グラフィコ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
大和証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
公式サイトはこちら!
岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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グラフィコの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2017/6 2,030
(―)
130
(―)
93
(―)
2018/6 2,807
(38.3%)
150
15.6%
23
-75.3%
2019/6 3,377
(20.3%)
205
36.5%
144
524.5%
2020/6 3,499
(3.6%)
222
7.9%
148
2.7%
2021/6予 3,650
(4.3%)
263
18.5%
171
15.5%
2020/3 3Q 2,506
(―)
264
(―)
174
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:194.32円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

グラフィコの業績コメント

 2021年6月期の業績は、売上高が前期比4.3%増の36.5億円、経常利益が同18.5%増の2.6億円と増収増益の見通しとなっている。

 同社が属する健康食品、化粧品、日用雑貨及び医薬品業界においては、新型コロナウイルス感染症の影響により足元では日用品、衛生用品など一部で需要が増加しているものの、外出自粛要請による化粧品市場の落ち込みやインバウンド需要の大幅な減少など、厳しい経営環境が続いている。

 このような状況のもと、同社は、「本当に求められている商品」とは何かを、常に消費者の立場で考え、独自性のある商品力で高付加価値、そして人々を楽しく幸せにできる商品づくりに取り組んでいる。前期の取り組みとしては、好調に推移している「オキシクリーン」を中心とした主力ブランドにおいて、多様化する消費者ニーズに合わせた高品質・高付加価値商品の開発、主力商品の横展開によるリピート率の向上や市場シェアの拡大に努めている。

 また、広告・PR活動の積極的な展開による認知度向上への取り組みや、更なる品質向上・安全性確保のための品質管理体制の強化を進めると同時に、業務の生産性向上による収益性改善に向けた取り組みを推進している。

グラフィコの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都品川区大崎一丁目6番1号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長CEO 長谷川 純代(昭和42年5月18日生)
設立 平成8年11月7日
資本金 1000万円(令和2年8月19日現在)
従業員数 52人(令和2年7月31日現在)
事業内容 健康食品・化粧品・日用雑貨・医薬品等の企画製造販売
■売上高構成比率(2019/6期 実績)
品目 金額 比率
ヘルスケア 905 百万円 26.8%
ビューティケア 721 百万円 21.4%
ハウスホールド 1,611 百万円 47.7%
医薬品 112 百万円 3.3%
その他 25 百万円 0.8%
合計 3,377 百万円 100.0%
■大株主上位7位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 長谷川 純代 55万900株 68.86%
2 嶋津 貴和 22万株 27.50%
3 村松 太郎 2万株 2.50%
4 グラフィコ従業員持株会 3600株 0.45%
5 甲 正彦 3000株 0.38
6 遠藤 幸子 1300株 0.16%
7 水谷 直人 600株 0.08%
7 秦 俊二 600株 0.08%
合計   80万株 100.00%
■その他情報
手取金の使途 (1)業容拡大に伴う仕入資金等の運転資金、(2)WEB、テレビ等の広域プロモーションの広告宣伝費用、(3)新商品開発に伴う費用、(4)新規採用に係る採用費及び人件費として充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 -年-月-日
割当先
発行価格
◆「グラフィコ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
大和証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
公式サイトはこちら!
岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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グラフィコの銘柄紹介

 同社は「モノ創りで、笑顔を繋ぐ。」を経営ビジョンとして、心身ともに健康的で美しくありたいと願う女性たちや、変容する働き方やライフスタイルのなかで頑張る人々を応援し、笑顔で幸せな生活を楽しんでもらうための商品を創出するメーカーである。商品企画開発から、マーケティング、プロモーション、セールスまでを一貫して行い、それぞれにベストな生産方法や工場を選出して製造する機動的なファブレススタイル(製造設備を自社で保有せず、外部へ製造委託する業務形態)を取っている。

 健康食品、化粧品、日用雑貨、医薬品を中心に展開しており、女性の潜在ニーズを引き出し、新発想の商品を世の中に定着させることで、累計販売数100万個超えの商品を複数展開している。商品をひと目で理解できるパッケージ、ネーミング、店頭販促物、PR活動により生活者の共感や悩みの解決を提案しており、自社オリジナル商品のみならず、海外メーカーからオキシクリーンの日本オリジナル商品の販売を含む独占販売権を取得し、正規輸入販売元として日本国内にてマーケティングを行い販売している。

 主要な販売チャネルはドラッグストア、GMS(総合スーパー)、ホームセンター、バラエティストアであり、自社にて通信販売も行っている。海外においては各国の代理店を通じて販売を行っている。
同社は健康食品、化粧品、日用雑貨、医薬品の企画及び販売を主たる事業とする単一セグメントであるが、商品カテゴリーを健康食品を中心とする「ヘルスケア」、化粧品を中心とする「ビューティケア」、日用雑貨の「ハウスホールド」、医療用医薬品と一般用医薬品の「医薬品」、「その他」に区分している。

 同社は、製造、物流を外部へ委託するファブレス企業であり、商品の企画、開発、マーケティング、プロモーション、セールスに経営資源を集中している。「生活者が必要としている」「使用実感が高い」「ポジティブな気持ちになる」商品を企画開発しており、常に使う人の立場で考え、シーズ(原材料や技術等に基づく製品アイデアや消費者自身が気が付いていないニーズ)を探り、ニーズを把握し、「(1)調査→(2)企画→(3)開発→(4)宣伝→(5)販売」の5アクションで独自性のある商品を企画及び販売しており、複数のヒット商品を生み出している。

 同社における累計出荷数100万個超の商品は以下のとおり。

・満腹30倍キャンディシリーズ※2005年3月発売
・なかったコトに!サプリメントシリーズ※2009年5月発売
・優月美人よもぎ温座パット(個包装換算)※2008年10月発売
・オキシクリーン(粉タイプ)※2008年10月発売
・オキシクリーンマックフォースシリーズ※2009年8月
・フットメジ足用角質クリアハーブ石けんシリーズ※2010年5月発売
・フットメジ足用ピーリングスプレー※2014年3月
・スキンピースファミリーUVシリーズ※2016年3月

グラフィコの投資のポイント

 2015年に一度上場を延期した経緯があり、今回はおよそ5年ぶりの再チャレンジとなる。上場市場もマザーズからジャスダックへ変更。公開規模はさほど軽量というわけでないが、荷もたれ感が意識されるほどでもないだろう。株価バリュエーションは類似企業とおおむね同水準。新型コロナウイルスの影響に関しては、インバウンド(訪日客)需要の減少でヘルスケア商品やビューティケア商品への影響が見られるものの、ハウスホールド商品は好調に推移しているという。

 昨年来、公開規模10億円以上15億円未満のジャスダック上場案件は3社あり、公開価格に対する初値騰落率は平均+44.7%。ただ、今回は3社同時上場のため、初値買い分散の影響を受けやすいだろう。

 同社は、心身ともに健康的で美しくありたいと願う女性や、変容する働き方やライフスタイルのなかで頑張る人々を応援し、笑顔で幸せな生活を楽しんでもらうための商品を創出するファブレス(外部へ製造委託する業務形態)メーカー。

 商品カテゴリーは健康食品を中心とする「ヘルスケア」(2019年6月期実績で売上高の26.8%)、化粧品を中心とする「ビューティケア」(同21.4%)、日用雑貨の「ハウスホールド」(同47.7%)、医療用医薬品と一般用医薬品の「医薬品」(同3.3%)、「その他」に区分される。累計出荷数100万個超えの商品は現時点で8種。

 主力商品であるハウスホールド区分の「オキシクリーン」、ヘルスケア区分の「なかったコトに!」及びビューティケア区分の「フットメジ」の2020年6月期における全売上高に占める割合は、それぞれ58.7%、13.9%、16.5%と、全体の89.2%を占めている。2019年6月期実績で16.9%があらた<2733>向け、12.7%が中央物産(株)向け、10.0%がピップ(株)向け。

 業績面について、2021年6月期は売上高が前期比4.3%増の36.5億円、経常利益が同18.5%増の2.6億円と増収増益の見通しとなっている。カテゴリー別売上高は、ヘルスケアが同12.8%減の4.7億円、ビューティケアが同16.6%減の8.0億円、ハウスホールドが同3.2%増の21.2億円、医薬品が同20.7%増の1.8億円など。化粧品・健康食品需要は下期以降から徐々に回復に向かうと仮定している。

 想定仮条件水準の今期予想PERは19~20倍程度で、雑貨のファブレスメーカーであるトランザクション<7818>並み。他の類似企業と比較しても妥当な水準と言えるだろう。

 公開規模については12億円強となる見込み。長谷川純代社長CEO(最高経営責任者)が発行済株式の7割弱を保有。ベンチャーキャピタル株主はおらず、需給面は比較的良好だろう。ただ、9/24はトヨクモ<4058>まぐまぐ<4059>が同時上場する。直近の個人投資家の物色動向を見ると、法人向けクラウドサービスのトヨクモなどの方が初値買いが向かいやすいと考えられる。

◆「グラフィコ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
大和証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
公式サイトはこちら!
岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
 ⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら!

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