家計再生コンサルティング
【第11回】 2012年9月13日 横山光昭

保険は不動産に次ぐ高額な買い物。
その医療保険は本当に必要?

自動車を持ったら必ず自賠責保険に加入しなければならないように、社会人になったら医療保険や死亡保障の保険に加入することが、半ば義務のように感じている人も多いようです。そして、保障内容もよくわからないまま保険に入り、ずっと放置している人も大勢います。今回は、そんな"持ち腐れ"になっている保険について考えていきましょう。

保険は不動産に次ぐ、人生の中でも大きな買い物

 家計診断を数こなしていてわかるのは、年収の多寡にかかわらず、多くの人が保険に加入しているという事実です。

 保険というのは、非常に複雑でわかりにくい商品です。次から次へと新しい商品が販売されますし、しくみがややこしく、契約者にとってトクなのかソンなのかが判然としない商品もたくさんあります。ファイナンシャルプランナーの私でも、商品性の理解にやや時間がかかるものだってあるのです。

 基本的に不明点が自分の中に少しでも残っているときは、保険に加入するべきではありません

 というのも、保険はちょっとした不動産に匹敵するくらい、人生の中でも一、二を争う高額な買い物です。月払いで支払うケースが多いので、ちょっと気がつきにくいかもしれませんが、たとえば毎月2万円の保険料を30年間支払っていたら、トータルで720万円も支払うことになります。そんなにも大金を支払って、保障を"買う"のに、よく内容がわからないままに加入するというのはありえないことです。

保険は不動産に次ぐ、人生の中でも大きな買い物巨額の買い物をしてるという自覚を持とう!【イラスト/斎藤ひろこ】

 これが不動産だったら、細部までよくよく吟味し、自分の中で納得してからお金を払いますよね。保険だとそれをせず、ポンとお金を出してしまう人が実に多い。それは、"保険が複雑でわかりにくい商品だから"という理由のほかに、やはり"保険は必要不可欠のものだから入って当然だ"という固定概念があるからなのでしょう。