IPO株の銘柄分析&予想
2020年11月12日 ザイ・オンライン編集部

「プレイド」のIPO情報総まとめ!
スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、
他のクラウド型プラットフォーム提供企業との比較や予想まで解説!

[2020年12月18日 情報更新]

会社名 プレイド
市場・コード/業種 東証マザーズ・4165/情報・通信業
上場日 12月17日
申込期間(BB期間) 12月1日~12月4日
おすすめ証券会社 野村證券SBI証券マネックス証券楽天証券岩井コスモ証券大和証券東海東京証券丸三証券岡三オンライン証券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 3190円(+99.38%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

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プレイドが12月17日にIPO(新規上場)!

「プレイド」の公式サイトより

 プレイドは、2020年11月12日、東京証券取引所に上場承認され、2020年12月17日にIPO(新規上場)することが決定した。プレイドは2011年10月3日に設立された。CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の開発を行い事業者に対して提供している。

 「KARTE」は、事業者が運営するウェブサイトやスマートフォンアプリに組み込むことにより、事業者が「KARTE」上でそれらのウェブサイトやスマートフォンアプリを訪れるユーザーのウェブサイトやスマートフォンアプリでの行動のデータを収集・解析し、ユーザー単位でデータを整理・可視化する。それらに基づいてウェブサイトやスマートフォンアプリ、メールやLINE、チャットでのコミュニケーションをユーザー又はユーザーのセグメントそれぞれにパーソナライズするための、クラウド方式で提供されるSaaS(Software as a Service)だ。 

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

プレイドのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 11月30日
ブックビルディング(抽選申込)期間 12月1日~12月4日
公開価格決定 12月7日
購入申込期間 12月8日~12月11日
払込日 12月16日
上場日 12月17日

プレイドのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2020年12月8日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
野村證券 1.2
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SBI証券
[最短翌日に取引可能]
0.5
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マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
0.5
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楽天証券
[最短翌日に取引可能]
0.4
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岩井コスモ証券
[最短3日後に取引可能]
0.1%
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大和証券
[最短翌日に取引可能]
0.1%
公式サイトはこちら!
東海東京証券 0.1%
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丸三証券 0.03
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岡三オンライン証券
[最短2日後に取引可能]
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DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
みずほ証券(主幹事証券) 18.3  
BofA証券(主幹事証券) 0.4  
クレディ・スイス証券 0.4%  
岡三証券 0.1  
極東証券 0.03%  
※海外募集・売出し分 77.8%  

プレイドのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1400
仮条件
[予想PER(※2)
1400~1600円
倍~倍]
公募価格 1600円
初値 3190円
初値騰落率 +99.38%
予想トレーディングレンジ(※3) 1300円~2500円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2020年11月26日ザラバの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 183.3倍
ブレインP<3655> 144.4倍(連)
シャノン<3976> 364.1倍(連)
MacbeeP<7095> 41.5倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は赤字予想のため割安度を判断できない。

プレイドの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 3693万900株(予定)
公開株式数 公募152万2000株  売出1281万7000株
(オーバーアロットメントによる売出71万6000株)
想定公開規模(※1) 210.8億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

プレイドはCXプラットフォーム「KARTE」提供

 クラウド型CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の提供を行う。ウェブサイト向けに「KARTE (for Web)」、スマートフォンアプリ向けに「KARTE for App」。各種EC事業者を中心に幅広い事業者が利用し、(株)リクルートやイオン<8267>などの大手企業も。サブスクリプション売上高比率は96.3%、導入ウェブサイト数等は710件、導入企業数は474社。

 公開価格をやや上回る初値形成となりそうだ。公開規模がマザーズ上場案件としてはかなり大きく、ファンドによる売出株の多さも警戒されやすい。ただ、度々メディアに取り上げられるなど高成長テック系ベンチャーとして注目度は比較的高い。時流に乗るビジネスを展開し、個人投資家の期待も高まりそうだ。

 公開規模については200億円前後となる見込み。公開株の6割は海外募集・売出分となる予定。また、12/17はほかに4社が新規上場する。

◆「プレイド」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
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大和証券[最短翌日に取引可能]
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東海東京証券
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丸三証券
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岡三オンライン証券[最短2日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
 ⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら!

プレイドの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損失
(伸び率)
純損失
(伸び率)
2017/9 811
(―)
▲ 48
(―)
▲ 49
(―)
2018/9 1,595
(96.6%)
▲ 228
▲ 230
2019/9 2,937
(84.1%)
▲ 678
▲ 840
2020/9 4,007
(36.4%)
▲ 1,205
▲ 1,207
2021/9予 5,211
(30.0%)
▲ 235
▲ 238
2020/6 3Q 2,892
(―)
▲ 1,114
(―)
▲ 1,116
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

プレイドの業績コメント

 2021年9月期の業績は、売上高が前期比30.0%増の52.1億円、経常損失が2.3億円(前期は12.0億円)と増収・赤字縮小の見通しとなっている。

 同社のSaaS事業が属するデジタル・マーケティング・サービス市場は引き続き成長を続けている。その一方で、マーケティングの業界においては、各企業で様々なマーケティングツールを導入することにより、結果として「顧客体験の分断」を生み出し、消費者として「どういった体験がうれしいか」という顧客目線に立って体験を考えることが困難になるという課題に直面していると捉えている。この課題は、顧客の存在をデータや数字の塊としてしか認識できない企業環境によって加速しているのが現状である。

 同社は「データによって人の価値を最大化する」をミッションに、デジタル時代の顧客体験において、実店舗における「良質な接客」のような世界観を実現することを目指している。同社の提供する「KARTE」においては、定量面・定性面を含めて多面的に「一人ひとりの顧客がわかる」機能を大幅に拡張してきており、デジタル・マーケティング・サービス領域だけでなく、カスタマーサポート領域、営業領域など、様々な部署を顧客目線へと導くことのできるプロダクトとして進化を続けており、同社サービスの利用対象ユーザーについても拡大している。

プレイドの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都中央区銀座六丁目10番1号
代表者名(生年月日) 代表取締役 CEO 倉橋 健太(昭和58年3月14日生)
設立 平成23年10月3日
資本金 9億6132万円(令和2年11月12日現在)
従業員数 190人(令和2年9月30日現在)
事業内容 クラウド型CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の提供
■売上高構成比率(2019/9期 実績)
品目 金額 比率
SaaS事業 2,937 百万円 100.0%
合計 2,937 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 倉橋 健太 1171万5000 33.08%
2 柴山 直樹 781万6000株 22.07%
3 JAPAN VENTURES I L.P. 628万株 17.74%
4 フェムトグロースキャピタル投資事業有限責任組合 478万9900株 13.53%
5 Google International LLC 142万900株 4.01
6 フェムトグロースファンド2.0投資事業有限責任組合 109万8200株 3.10%
7 三井物産株式会社 49万8000株 1.41%
7 MSIVC2018V投資事業有限責任組合 49万8000株 1.41%
9 T.Rowe Price Japan Fund 35万300株 0.99%
10 SMBCベンチャーキャピタル4号投資事業有限責任組合 16万5000株 0.47%
合計   3463万1300株 97.80%
■その他情報
手取金の使途 運転資金として、(1)同社のシステムの機能強化及び安定的な稼働のためのインフラ費用、(2)事業成長のための採用費及び人員増による人件費等に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2019年11月7日
割当先 Google International LLC
発行価格 1,142円
◆「プレイド」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
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大和証券[最短翌日に取引可能]
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東海東京証券
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丸三証券
公式サイトはこちら!
岡三オンライン証券[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
 ⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら!

プレイドの銘柄紹介

 同社はCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の開発を行い事業者に対して提供している。「KARTE」は、事業者が運営するウェブサイトやスマートフォンアプリに組み込むことにより、事業者が「KARTE」上でそれらのウェブサイトやスマートフォンアプリを訪れるユーザーのウェブサイトやスマートフォンアプリでの行動のデータを収集・解析し、ユーザー単位でデータを整理・可視化し、それらに基づいてウェブサイトやスマートフォンアプリ、メールやLINE、チャットでのコミュニケーションをユーザーまたはユーザーのセグメントそれぞれにパーソナライズするための、クラウド方式で提供されるSaaS(Software as a Service、ネットワーク経由でソフトウェアを利用する形態のサービス)である。

(1)KARTE (for Web)

 「KARTE (for Web)」は、ウェブサイト向けに提供している「KARTE」である。主な特徴は以下のとおり。

ア. 顧客一人ひとりを可視化

 ウェブサイト等に来訪する顧客の行動データを顧客ごとに蓄積する。一人ひとりのウェブサイト等における顧客行動を把握することにより、事業者が顧客の状態やニーズを直感的に理解し、より良い体験を得られるような様々な施策を実行・検証することが可能になる。

イ. リアルタイム解析基盤

 過去のデータではなく、「会員登録の途中で迷っている」「特定の商品で長時間悩んでいる」など、ウェブサイトに来訪する顧客の「今」を解析することが可能であり、顧客の購入意向の高まりなどを見逃すことなく、適切にコミュニケーションすることができる。

ウ. ワンストップで施策実行

 顧客分析やメール配信、ウェブチャットやSMS(注)など様々なマーケティングツールがあるが、「KARTE」は「顧客分析」と「施策制作・配信・自動化」を同サービス上でまとめて実行することができる。ツールやデータを社内で分散・分断させることなく、一元化することが可能である。(注)SMS:Short Message Service(ショートメッセージサービス)の略語である。一般的に、携帯電話番号だけで手軽にメッセージが送られるサービスのこと。

(2)KARTE for App

 「KARTE (for Web)」とほぼ同じ機能をスマートフォンアプリ上で実現するサービスであり、iOS、Androidのスマートフォンアプリ向けのSDK(注)である。

 「KARTE for App」を導入することで、事業者はスマートフォンアプリを利用する顧客の行動をリアルタイムに解析し、「アプリインストール直後のユーザー」や「ロイヤルカスタマー(注)」など、個々の顧客を柔軟な条件を元にグループ化してプッシュ通知やアプリ内メッセージを配信できるようになる。
(注)SDK:Software Development Kit(ソフトウェア開発キット)の略語である。特定のソフトウェアを開発するために必要となるプログラムやツール等をひとまとめにしたパッケージのこと。
(注)ロイヤルカスタマー:ある商品またはサービスに対しての忠誠心が高い顧客。

(3)その他のオプション

 「KARTE (for Web)」及び「KARTE for App」に付随して利用するオプションである。主なオプションは、「KARTE Datahub」である。「KARTE Datahub」は様々なデータを用いて事業者が顧客理解をさらに深め、より良い体験を顧客に提供することの実現を目指している。

プレイドの投資のポイント

 公開規模がマザーズ上場案件としてはかなり大きい。2019年以降、公開規模100億円以上のIPOは12社あり、公開価格に対する初値騰落率は平均+9.3%。うち7社は公開価格を下回る初値を付けている。ファンドによる売出株の多さも警戒されやすい。さらに12/17は5社同時上場となるため、需給環境は厳しいものになるだろう。

 ただ、度々メディアに取り上げられるなど高成長テック系ベンチャーとして注目度は比較的高い。SaaSサービスという時流に乗るビジネスを展開し、個人投資家の期待も高まりそうだ。業績面では営業損益段階で黒字転換が視野に入っているが、一方で先行投資により最終損益は赤字が続き、この点評価が分かれる可能性はある。

 同社は、CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の開発を行い、クラウド方式(SaaSモデル)で事業者へ提供している。ウェブサイト向けに提供する「KARTE (for Web)」、スマートフォンアプリ上で「KARTE (for Web)」を実現する「KARTE for App」に加え、オプションとして「KARTE Datahub」等がある。

 9月末時点の利用企業を業界別に見ると、各種EC事業者が35.2%を占めるが、金融、人材サービス、不動産、メディア・ポータルウェブサイトなどの運営事業者にまで導入が広がっている。(株)リクルート、イオン<8267>などの大手企業も利用。サブスクリプション売上高比率は96.3%、導入ウェブサイト数等は710件、導入企業数は474社。「KARTE」に集積されるデータを生かした次の展開も視野に入れる。

 業績面について、2021年9月期は売上高が前期比30.0%増の52.1億円、経常損失が2.3億円(前期は12.0億円)と増収・赤字縮小の見通しとなっている。営業損益段階では0.2億円の黒字(同10.7億円の赤字)に転換。期末の契約ウェブサイト及びスマホアプリ数は前期末比11.8%増の794件、平均契約単価(月額)は同14.1%増の58.7万円、月次サブスクリプション売上高は同27.5%増の4.6億円を見込む。

 売上高総利益率は70.9%で、前期並みとみられる。マーケティング投資などで最終赤字が続くが、想定仮条件水準の株価売上高倍率(PSR)は10倍前後となり、高成長SaaS企業として十分許容できる水準だろう。なお、類似の「ウェブ接客ツール」はMacbee Planet<7095>などが手掛けている。

 公開規模については200億円前後となる見込み。ファンド保有株の多くは売出しで放出され、残る227万2000株(上場時発行済株数の6.2%)については上場日後180日間または360日間のロックアップがかかっている。既存株主の売り圧力は見た目ほど強くないだろう。なお、公開株の6割は海外募集・売出分となる予定。また、12/17はリベルタ<4935>ビートレンド<4020>オーケーエム<6229>かっこ<4166>が同時上場する。

◆「プレイド」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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岩井コスモ証券[最短3日後に取引可能]
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大和証券[最短翌日に取引可能]
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東海東京証券
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丸三証券
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岡三オンライン証券[最短2日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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